釣果報告 高知県 アカメ。2016/7

まず初めに、今回の釣果報告はアカメです。
アカメの釣果情報に関しては、ルアーメーカーとして慎重に取り扱っており、公開しないものも多いです。
高知県のアカメ釣り文化の継続を願っての事です。
というのもアカメ釣りに関しては、これまで行政との問題以外にも、釣り場周辺の騒音、駐車マナーの問題など様々議論されてきた歴史があり、むやみに釣果の部分だけを取り上げて、煽るような形は避けたい、と考えております。

今回釣果報告を頂いた長野さんは、「アカメと自然を豊かにする会」の代表としてアカメの”保護種指定反対の活動”に尽力してこられた方です。
アカメの保護種指定を外すという目標を達成し、これまで封印していたアカメ釣りを今年から再開し、久々のアカメを釣り上げたとのことです。
長野さん達の活動の一端を知ってもらう機会としても、今回ご紹介させていただきます。

釣行日 2016年7月
釣行エリア 高知県エリア
情報提供者 長野 博光様(テスター)
タックル
ルアー:K-TEN BLUEOCEAN SINKING WORKS BK175SW

K=TEN175

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高知県の長野様より釣果写真とメッセージを頂いておりましたのでご紹介します。

「2003年から封印していたアカメ釣りを今年7月1日から再開しました。
2003年以降釣り全般から遠ざかっていたのですが、今年から釣りを再開したのですが、
スズキとアカメのポイントは重なることが多く、アカメを避けて釣ることは出来ません。
6月にもこれはアカメだというヒットがあり釣り上げることは出来ませんでしたが、
釣り上げてしまうとアカメ釣りは止めたという宣言が嘘になります。
そこで、アカメの保護種指定を外したという大きな目的の一つは達成できたので、
データ募集で知り得た未知のアカメポイントではアカメ釣りはしないことを誓って、
昔からやっていたポイントのみでアカメ釣りを再開することにしました。
前期高齢者に仲間入りをして、昔の馬力はすでにありません。
フィールドに立てる時間も少なくなりました。
年寄りの冷や水と言われない程度に楽しみたいと思っています。

再開後の2日目、7月○日に昔よく釣っていた場所でアカメを釣りました。
57cmと小形でしたが、自分にとっては感動的な出会いでした。
アカメ釣りを封印する2年前2001年11月のこと、二宮さんがこれはどうですと見せてくれたのは試作品のBK175でした。
1本しかないというプロトタイプをいただきその場にいた故音田順一郎さんと土佐レッドアイの3人、
モニターの小田さん全員のサインと二宮さんにサインしてもらい今も宝物として時々ながめています。
その後、プロトタイプや完成したBK175を送ってもらいましたが、
翌年はアカメを釣ることは出来ずアカメ釣り封印となり秘蔵していたのでした。
釣ったルアーは背にWORKSの文字のみが入っています。プロトタイプなのでし
ょうか?

科学博物館の標本に依頼を受けていたサイズでしたので、きれいな魚体のままキープしようとしたのですが、
暴れた拍子にうっかりテトラのあいだに落としてしまって、
傷だらけになり標本はあきらめ各部位の採集になりました。
石の写真は、アカメの肛門付近の腸から出てきたもので、おそらく、
水底で餌と一緒に吸い込んだものと思われます。

BK175は「とにかくタフでどんなアカメがきても大丈夫なルアーを目指した」
という二宮さんの言葉どおり、信頼性の高いルアーだと思います。
昔のようにそれほど頻繁に釣りも出来ませんが、
またこのルアーでアカメとのやりとりを楽しみたいものだと思っています。」

とのことです。
長野様、釣果情報ありがとうございました!

高知県にアカメ釣りに行かれる方は、マナーを守って楽しんでください。
今後も高知県でアカメ釣りが楽しめることを願っております。

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