フィールドレポートを更新しました。大阪府のテスター吉田様より。
釣行データ
釣行日: 2022年3月
釣行エリア: 三重県 尾鷲沖 一二三丸
情報提供者: 吉田裕彦様(テスター)
釣果:カツオ、ビンチョウマグロ
使用タックル
Lure:ベゼルジャーク、フィードダイビングウォブラー135
「ビンチョウマグロのキャスティングゲーム!
キハダのキャスティングゲームが本格化する前に、時期的には終盤のようですがどうしても一度トライしてみたかった釣り、それがビンチョウマグロのキャスティングゲームです。
3月の中旬、調査も兼ねて釣行です。
ジギングで人気のビンチョウマグロ、和歌山や三重地方ではトンボシビと呼ばれ、略してトンボ。ジギングで狙うことをトンキャスと略されています。
今年は三重、和歌山エリアは特に魚影が濃いようで今回、三重島勝浦の一二三丸さんにお願いしてトンボのキャスティングに挑戦してきました。
トンボキャスティングはPE2〜3号クラスのオフショアタックルで楽しめるというところも魅力で、使うルアーの幅がグンと広がるのはもちろん、ブリなどを狙うタックルを使えるので敷居も低くなります。しかもトップに出るとなると面白いに決まっていますよね!
今回はキハダも見えているとの事で念の為のキハダのPE6号のキャスティングタックルも用意(最後まで使いませんでしたが)して出船です。
メンバーはTさんとMKBさんと3人です。
移動中に早くも船長がカツオナブラを発見です!そんなときにはベゼルジャーク、圧倒的な飛距離と速巻きで水面をジャンプしながらパニックスラローム、このアクションはマイクロベイトを偏食しているターゲットに実績があります
ナブラ付近にキャストして着水後はすぐに速巻き、数投目でカツオがヒットです、持ってて良かったベゼルジャーク!
すぐに同行のTさんにもヒット!こちらもベゼルジャークの速巻きです、ベゼルジャークは9センチの小粒ながらフックはオーナー社の太軸ST66#2なので少々の大型がヒットしても安心です。
トンボのポイントはまだ先なのでカツオナブラは程々にしてトンボナブラを探しながら船は進みます。
ベイトはトンガリ君ことサギフエですね。そろそろトンボのナブラもチラホラと発生していて気合いが入ります。
とりあえずルアーはブリットペンシル145でスタート、今日はナブラは出てもすぐ沈んでしまう感じです、ナブラ付近でトンボが頭を上げているタイミングを狙ってペンシルで誘い出すイメージで釣りをします。
Tさんは僕とは違うタイプのルアー、フィードポッパー135のダイビングウォブラーでキャスティング開始です。
船長は根気よく鳥を追いかけてくれています、何度目かのチャンスでTさんのフィードポッパーに水飛沫が!しかし出てはいるもののなかなかフッキングしません、そこは百戦錬磨のTさんです、横で見ているとポッパーに泡を噛ませてのポーズでバイトに持ち込みました!ロッドが締め込まれます!
狙い通りのトンボ
僕のキャストしているブリットペンシルにはチェイスがないので僕もポッパーにチェンジします、135より少し大きめフィードポッパー150のダイビングウォブラーでトライです。
最初はいつも青物を狙うように連続したポッピングで誘っていましたが、横っ飛びでバイトしてくるもののルアーには触らなかったり、ルアーの後ろで水飛沫は上がるもののルアーに魚が触らないバイトが続きました。さっきのTさんのヒットもルアーを止めているときだったので、それを参考に泡を噛ませながらスローにポッピング、その後は泡が消えるまで長くポーズをとるやり方に変えます。しばらく続けているとズバッとトンボがバイト!一瞬ロッドに重みが乗りましたがフッキングせず。潮の流れと船の動きでラインが引かれて同じ場所にポッパーを置いておく操作が難しいですね。もう一度バイトがありましたがそれもルアーを触るだけでフッキングせず終わりました(泣)
これはテクニカルで面白いですねぇ。
Tさんも同じ釣り方で何度かバイトがあったようです。
ノーマルのフィードポッパーより水噛みの強いダイビングウォブラーはスローなポッピングでもしっかりと泡を纏い、移動距離の少ないポッピングでもボディをウォブリングさせてアピールしてくれます、ショアからのスピーディーな釣りではほとんど使うことのなかったダイビングウォブラーですが短めのロッドを使うオフショアの釣りでは必要不可欠なポッパーだと再認識した釣行になりました。
今シーズンのトンボキャスティングは1月から2月が良かったようで、ナブラがなくても誘い出しで水面を割るバイトが楽しめたようです、来シーズンは早い時期からトンボキャスティングにチャレンジしたいと思います。」