OTHER…造語、ウォブンロール

ほうっておけば、いずれ忘れ去られる話なので、ここに記しておきます。
今は、ルアーの動きを現す言葉として定着した、ウォブンロールについてです。これ、初めて命名したのは、旧アングリング誌(昔は最先端を標榜する専門誌だった)の当時の記者、M・S氏でした。
ウッド製K-TEN、MKF135の初取材でのことです。城ヶ島の磯(ここは私にとって思い出の場所、磯は年月を経ても変わらない)から、近くのホテル(後、閉館)に戻り、私が広い湯船にひとり浸かっていると、
M氏が、5個ほどルアーを持って、入ってきました。
しばらく湯船の中で、これからのソルトルアーは、どうなってゆくのかなど、MKFを浮かべながら、とりとめのない話をしていました。その中で、ルアーの泳ぎについて聞かれたので、目指すところをラパラやレッドフィン等先輩ルアー達の例をあげて答えました。ウォブリングにもローリングにも良いところがあるから、良いと思う比率で融合した、と。
そうしたら、湯煙の中で、M氏がボソッと、ウォッブリングロール…ウォブリンロール……ウォブンロール、これでいきましょう、と言いました。私も語呂が良いので賛成したのです。(いつから使われたかは記憶が曖昧)
その後、彼は、5個のK-TENを繋いで遊んでいました。MKFは連結しても、泳ぐんです。(^-^)

Posted by nino