
広報の古賀です。
ここ関東、主に遠州灘サーフを中心にショアから狙える冬のビッグターゲットとして定着してきた感のある
【オオニベ】
1mを優に超えるサイズがショアから狙えるとあって、遠征してくるアングラーも多く集まるほど人気の魚種となっています。
元々宮崎県で盛んだった釣りですが、温暖化や潮流の変化の影響もあってか年々遠州灘(静岡~愛知)サーフでの釣果が増えています。
毎年オオニベシーズン(11月~2月頃)になるとタックルハウスにも関連ルアーのお問い合わせが増えてきます。特にミノーの引き合いが多いです。
今回はユーザー様から頂いた釣果写真と合わせて、おススメミノーを5アイテムご紹介します。
まず、ルアーをご紹介する前にタックルに関して。
特に遠州灘では、オオニベを狙って釣れるようになったのはここ数年の話であり、当初は魚のサイズからPE3号や4号のヘビータックルを使う方もいたようですが、ここ最近ではPE1.5号前後の比較的ライトな仕様で落ち着いているようです。
タックルとルアーの選定で重要視する部分としては、
・【飛距離】一概に言えませんが、遠浅のサーフではやはり重要。
・【強度】狙うサイズが大きいので重要ですが、根ズレの心配が少ない分、過剰に強い必要は無い。
・【重量】タックルもルアーもですが、長時間集中力を切らさずに投げ続けられるバランス。
ざっくり言うと「強めのシーバスタックル」~「青物タックル」の中間クラスで、多くの方がオオニベを狙っているようです。
また、ルアーの選定に関しては、オオニベのエサが何なのかも重要だと思います。
地域差はありますがイシモチ(グチ)、コノシロ、アジ、サッパなど様々。中にはエイという報告も。
基本的にはエサのサイズは大きめですので、ルアーも快適に投げ続けられる最大サイズを選ぶといいと思います。
1 K-TEN SECOND GENERATION K2F142 T2 標準フック STX58#2

長年の実績から、遠州灘ではシーバス、ヒラスズキ、ヒラメ、青物、すべてK2F142があれば大丈夫と言っていただいたりもするのですが、少し潜航レンジが深いT2はオオニベでも好評です。
142mm/26.5 というスペックは長時間投げ続けても苦にならず、引き抵抗も軽やかでストレスフル。
T2では底を叩き過ぎるような浅場では→T1モデル、さらに浅場には→WL(ワイドリップ)モデル、という同型でレンジ、引き抵抗の違う3タイプがあります。
後に紹介するK-TEN系全般がそうなのですが、元々シーバスルアーとしては過剰と言えるほどの「レーザーカット貫通ワイヤー内蔵の頑丈さ」「大型フック適正」を備えています。
そして、ボディサイズに対して比較的軽量で繊細な泳ぎでありながら「K-TENシステムによる安定した飛距離」が大型魚を狙った様々なシチュエーションで重宝されています。
製品ページ
https://www.tacklehouse.co.jp/product/k2f.html
2 K-TEN SECOND GENERATION K2F162 T3 標準フック ST56#1/0 (シーバスモデルはST56#1)

先にご紹介したK2Fシリーズの最大サイズ162㎜/45g
飛距離、アピール力、引き抵抗、が抜群に丁度良く、使っていて心地良いビッグミノー。
大型ベイトを捕食するシーバス狙いから、本格的なロックショアでのヒラマサまで幅広いジャンルのアングラーから支持されているこのミノーはオオニベ狙いでの実績も折り紙付き。
ノーマルモデルとSEABASSモデルがありますが、違いはフックとリングサイズ、カラーの違いです。
オオニベ狙いではSEABASSモデルでも十分の強度です。
製品ページ
https://www.tacklehouse.co.jp/product/k2f.html
3 K-TEN BLUEOCEAN BKF175 標準フック ST66#2/0

遠州灘のオオニベ黎明期から多くの釣果実績や好意的な意見を頂いているBKF175。
175㎜/46gというスペックは強めのシーバスタックルでも扱いやすく、リップはもちろんボディ全体で水を捉えて軽快に泳ぎます。
アピール力を重視したい場面でおススメです。
※標準フック ST66#2/0(少し過剰気味ですのでST56かST46の#2/0でもいいと思います。)
少し重たくなりますが、BKF175のリニューアルモデルとなるBKF175R2(58g)もおススメです。
製品ページ
https://www.tacklehouse.co.jp/product/bk.html
4 Tuned K-TEN TKW140 標準フック ST56#2

K2F142とほぼ同等のサイズ感、見た目ですが、一味違ったコンセプトのTKW140。
「遠投性能はK2F142から、リップに頼らず泳ぐボディはBKFから」つまり、先におススメした2機種の性能を良いとこどりしたようなミノーです。
遠浅サーフのボトム付近を通しやすいスイムレンジも好評。リップに頼らない泳ぎ=フィールドのレンジに合わせてリップカットチューンも可能。
また、頭部と背中に備えた2つのウェイトシステム「R-Unit」の作用で、スローリトリーブでも艶めかしく泳ぎます。確証はありませんが、この2つの「R-Unit」の作動音がラトルとして機能し、オオニベに効いているのでは?との意見も寄せられています。
製品ページ
https://www.tacklehouse.co.jp/product/tkw.html
5 K-TEN BLUEOCEAN BKF150 & BKS150 (国内オフィシャルWEBショップ限定販売) 標準フック ST56#1

海外のお客様からのニーズに応える形で誕生した、輸出専用モデルBK150。
あらゆる大型魚、怪魚を想定した堅牢性は、このサイズ感のミノーではタックルハウス製品においても随一。
サイズ感、スペックはK2F162と近いですが、アクションは全くの別もの。
軽い引き心地でローリング主体のK2F162に対して、こちらはブリブリとしっかりと動いてアピールする「古き良きルアー」を体現するブルーオーシャンアクション。
まだオオニベの釣果報告は無いのですが、今後の期待を込めて取り上げました。
製品ページ
https://www.tacklehouse-fanshop.jp/products/detail/102
他にもオオニベ狙いの要件を満たしたアイテムはK-TEN系を中心に色々とありますが、今回はこの5アイテムを取り上げてみました。寒い冬の夜を熱くするロマン溢れるビッグゲーム。興味のある方は是非、今回ご紹介したアイテムをもって挑戦してみてはいかがでしょうか。