4WD車【K-TEN BLUEOCEAN】

広報の古賀です。
現在LTDカラーの受注を行っているK-TEN BLUEOCEAN BKF140とBKS140について。
受注締め切りの3月16日が迫ってきました。是非この機会に!
LTD9.パールシェルボラ
LTD10.マットチャートコノシロ
LTD11.ブラックレインボー
LTD12.クリアチャートHG

4WD車【K-TEN BLUEOCEAN】

少し前にトラウト向けのBKSP90の紹介記事にも書きましたが、ブルーオーシャン(BKFやBKS)が4WD車のようだ、という話。
これは海外のお客様から言われた言葉ですが、メーカーの人間でありながら、とてもしっくりくる表現だと感心しました。

例えば、初めてBKF140を使ったとして、最新のルアーと比べて「思ったより飛ばない」「アクションが派手すぎるのでは?」と感じる人も少なくないでしょう。
そう感じるのも無理はありません。BKF140は発売からすでに37年が経っています。世界で初めて重心移動システムを搭載したルアーとはいえ、最新のルアーと比べると見劣りする部分もあるかもしれません。

K-TENシリーズで言えば、飛距離はK2Fには及ばず、泳ぎの滑らかさや繊細さではTKLMやTKWに劣るかもしれません。
では、ブル―オーシャンの持ち味は?
純粋に最近のルアーに少なくなったブリブリとしたウォブリング主体のアクションが重宝されている面もありますが、その他の要因も大きいと感じます。

例え話として、K-TENシリーズを車に例えるなら、最新のK2FやTuned K-TENは、舗装された道路やコースで最高のパフォーマンスを発揮するレーシングカーやカスタムカーです。
一般的なシーバスやヒラスズキ狙いのシチュエーションでは、最新のルアーで十分対応できます。

では、ブルーオーシャンシリーズは?
そこで冒頭の4WD車という話に戻ります。

4WD車は、舗装されたコースや道路では物足りなく感じるかもしれませんが、そのパワーと走破性から、未舗装の山道や急斜面、砂利道、泥道、岩場、雪道といったラフコンディションでは、非常に頼れる相棒となります。

釣りに置き換えると、ブル―オーシャンの力強い泳ぎと高いスイム性能は、荒波・高波・複雑で速い潮流・激流のダウンなどの状況下でも、力強い泳ぎを保ち、魚にアピールし続けます。
さらに、標準フックよりも大きく重たいフックに交換したり、極太のリーダーを使っても、泳ぎの安定感は損なわれません。

そして何より、丈夫です。
分厚いボディは衝撃に強く、多少雑な扱いでも壊れることは少なく、貫通ワイヤーも搭載しているため、強引なやりとりも問題なし、想定外の大物が掛かっても安心です。
限られたタックルだけでやり繰りしなければならない長距離遠征や海外遠征、フィールドコンディションが読めないような状況でも、頼れる存在となるでしょう。

他にも、リップを削っても問題なく泳ぐ、船で引っ張っても耐えられるなど、逸話は尽きませんが、4WD車の話からも遠くなっていくのでこの辺にしておきます。
要するに、最新のルアーを補完する役割として、ブルーオーシャンシリーズが必要とされる場面は、まだまだ多くあるように思います。
シーバス、ヒラスズキの枠を超えて、青物や、国内外の怪魚系アングラーからの支持も高いです。

また、重心移動システムを日本から世界に広めたパイオニア的存在という歴史と、幅広いニーズに応える懐の深さ、そしてルアーらしいシンプルで武骨な見た目、これらにロマンを感じている人も少なくないのではないかと思います。
ラフでタフな冒険に欠かせない4WD車=ブル―オーシャンBKF&BKSの活躍はまだまだ続きそうです。

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