K2F122…2.29ミリ
年初はまず、K2F122の進行具合をご報告します。
予想されるとおり、外見のイメージは142を踏襲しますので、目新しさはありません(笑)。BKFの後継として、あくまで中身で勝負です。
今回は実験等に時間の掛かった尾部についてです。
採用決定したのは下のほう。2ミリほどタングステン球をより後ろにしただけのようですが、事はそう単純ではないのです。
むしろ錘を重くして良いのなら不採用の位置にしたほうが、飛行姿勢が安定するぐらいなのです。しかしそうすると、3番相当のフックしか背負えなくなります。
122は、2番フックを付けて、なおフローティングであることが目標なので、軽い錘でも飛ぶようにするには決定案の位置までズラす必要がありました。
ここで、アイがもしも8カン仕様ならば、チョイと図面をいじれば済むことなのですが、特殊な貫通ワイヤーゆえ、そのまま球の当たる位置を後方にズラすと、肝心の内部空気室を守る、接着部分が薄くなってしまいます。(オレンジ丸のところ)
内壁の接着面積と厚みは、死守しなければならないので、今回も悪影響の無い限り、ワイヤーを外へ逃がす設計(エスケープワイヤー)を採用しました。微妙なカーブになるのでワイヤー成形や嵌め込みに気を使います。 このようにたった2.29ミリ、ズラすことでワイヤー室、ワイヤーそのものも変更を強いられることになります。
結果、フィールドでどのような違いがあるかといえば、ルアー自体の変化は小さくとも、純正で2番フックが使えることで、人間側の行動は大きく変わります。例えば、荒れた日並みの魚とのやり取り中、多少の無理が利くので主導し易いことと、それに弱いフックでヒヤヒヤするよりも安全にもなりました。
図は試作品のものです。実物はもっと複雑な処理をしていますが、それはヒミツということで、ヨロシクお願いします。
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Mさんよりメール頂きました。↓
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今日(10日)はK2F大爆発の日でした。
1枚目の写真…房総◇◇◇◇でのマルスズキ。朝5時~。82センチ、4,7キロ。他にヒラフッコ。
2枚目の写真…◇◇◇で昼の14時にヒット。マル92センチ、6,4キロ。他。
3枚目の写真…92を捕ったK2F142。ST46―1番が伸びてます! M。
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