再び堤防へ、フック決定
仲間やテスターさん達の協力もあり、K2Fの熟成は終盤に差し掛かりました。彼等には、少ないプロトを使い回しして貰い、色々と不便な思いをさせてしまいました。気兼ねなく投げられるまでもう少しです。
これまでのフィールドは、ほとんど磯場中心で、たまに汽水の河川、外洋が難しいとき内湾を選びました。これからは漸くシーズンインしたシイラや青物も試さなくては。
昨日は久しぶりに堤防でチェックです。透明度の高い広い港がなかなか見付からず、午後3時からテスト開始。堤防からしか出来ないことをやります。
それは、50メートル先のルアーの挙動をジックリ見ることです。普段、目の前でルアーの動きを見ますが、着水直後から10メートルのルアーを見続ける機会はあまりないものです。大切なのはむしろ此方です。
ナイロンほどではないにしろ、PEでもルアーを手元で見るイメージとは、かなり異なります。(ジグの場合は全く別物)だから、一人が堤防に沿うように投げ、引かれるルアーをもう一人が歩いたり、走ったりして、追い掛けてチェックします。投げる方に名手を選ばないと怖い思いをします。できれば、潜って下からも見たいところです。(昔はけっこうやった。磯でもサラシでも。美ら海水族館ぐらいの設備が使えれば最高なんですけど。)
港の縁には車止めの突起があるので、何度も繰り返すと、たまに蹴躓いて落ち掛けたりします。
そこで、K2Fですが、概ね想定通りでしたが、フックサイズを変えると迷いが生じてしまいました。今週中までにサイズを決めて、発注しておかないと予定通りにいきません。
カルティバST46の1番か、太軸のST56の2番を候補に挙げているのですが一長一短がある。標準をどちらにするのか。(たまには私の悩みにお付き合い下さい(^o^)
仲間の意見も割れています。BKFだと、これくらいの差はものともせずに許容するのですが、どうもK2Fは様々な点で影響が出る。
例えば、飛距離について。ルアーにはフックの重量で飛びが増すタイプもあれば、逆になるタイプもあります。K2Fはちょっと変わっています。
逆風下だと、重く大きいST46の1番のほうが飛ぶときがありますが、バラツキがでる。ロッドによっては、投げるときのフックのブレが、本体に移ってしまうからです。平均飛距離にすると、小柄なST56の2番のほうがかなり上になる。(注、ルアーによって、この結果が逆になることもある)
フッキング率については、さすがに大柄なST46の1番が有利そう。2番のほうは小型のヒラに弾かれた記憶が重なります。でもランカーはこっちに実績がある。
では、フッキングに至るまではどうか?レスポンスやトゥイッチの対応力ではST56の2番になる。また、浮き上がり速度も速く、根をかわし易い。反面、波に揉まれた時は、浮力が少なくなるST46の1番が有利なときがあるし、強引なファイトをするにはこれくらいの強さは欲しい。2番だと太軸とはいっても微妙なところか。
でも、重量級フックは、塗装に厳しいし…。魚の反応の良かったほうは……。
で、あれやこれや考えた結果、標準仕様に装着するのは、ST56の2番。スプリットリングは5番にしました。今決めました。これから担当にTELします。 ST46の1番は必要に応じて、ルアーマンの好みということに。
もちろん、これらフックの重量内であれば、様々なフックが、フローティングルアーとして使用できます。シンキングになっても構わない場合や、オフショア等は、今後、色々なフックを使って報告しましょう。目安にして下さい。
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