【Field report】高知県沖 キハダマグロ。2023/10

フィールドレポート更新しました。高知県のテスター上杉様より。

釣行データ

釣行日: 2023年10月
釣行エリア: 高知県沖
情報提供者: 上杉一臣様(テスター)
釣果:キハダマグロ 43㎏
使用タックル
Lure:CONTACT BRITT <コンタクト・ブリット>CBP170  

コメント

「肌を焼かれるような日中の日射しも和らぎ、出港を待つ早朝の港は少し肌寒く感じる。
土佐のキハダキャスティングもそろそろ終盤となってきた。
今季を振り返るにはまだ少し早い気もするが、私的には非常にチャンスが少ない厳しいシーズンだと感じている。
天候に恵まれないことはいつものことだが、それに追い打ちをかけるかのように私のメインフィールドとなる中部エリアは魚の気配が薄い。
そんな状況下でも常にチャンスを伺い、キハダとの出会いに備えていた。
10月初旬。ついにキハダの群れと遭遇。スピードを上げた船が向かう先には海面を慌ただしく飛び交う海鳥の大群。その下では豪快な水飛沫があがっている。
全体的にデカイ魚の群れだと確信し、一番強いタックルを手に取り大型のヒットに備えた。
ルアーはもちろんブリットペンシル。
フィードポッパーの選択も捨てがたいが、いつも此処ぞという時にキハダと繋げてくれたブリットに夢を託す。
必死に翔ける海鳥の動きは速く、ベイトはイワシのように1箇所に集めることが難いソーダガツオではないかと推測し、キハダの進行方向へとキャストする。
誘い出しのアプローチに激しくキハダが襲い掛かって来た!
バイトの瞬間、大きな魚体が海面を割り飛び出す光景はいつ見ても興奮する。
荒々しいキハダのパワーを全身で受け止め、ラインの先から感じる息吹に集中する。
それはまるで、キハダと対話をしているかのような感覚を覚える。
嬉しくもあり、怖くもある不思議な時間。
海中に現れた最高にカッコいいシルエットと光輝く美しい魚体にはいつも心が震える。
船長のモリ打ちが決まり、仲間がギャフを掛けてくれる。
デッキへと引き上げられた瞬間は何とも言えない嬉しさがある。
キハダ釣りにはロマンがある。
やっぱり、私はキハダ釣りが好きでたまらない。
一匹の魚との出会いには、沢山の人の想いが込められている。
私は体が続く限り、想いをのせたルアーをキハダいう夢に目掛けて投げ続けたいと思う。」

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