【コラム】興奮のローリングベイトアジング!by 武田栄

関西エリア広報スタッフを務めて頂いているGoPhish代表の武田栄氏より、今一部エリアで熱いローリングベイトで狙うアジについてコラムを寄せて頂きました。

釣行データ

釣行日: 2022年1月、2月
釣行エリア: 近畿エリア
情報提供者: 武田栄
釣果:アジ
使用タックル
Lure:ROLLING BAIT ローリングベイト48,55



「ロリベアジング!」…ローリングベイトでアジを釣るのが面白い!

プラッギングで狙うアジはこれまでにも一部エリアやボートゲームなどでは当たり前のこととなっているが、ここへきてにわかに各地のショアーエリアでも手軽に楽しめることがわかってきた。
例えば目前に高活性なアジの大群が居ていわゆる「何を投げても釣れてしまう状況」…これは釣りのパターンとは言いにくく、ひとえに「地域差」のみで決まることが多いけれど今回はそういった事ではなく、ある状況下とアプローチにおいては様々なエリアでもプラグに好反応を見せるパターンがあるという話。

アジの接岸があるならほぼ周年と言ってもよいが特にマイクロベイトと呼ばれる稚魚系や小型のベイトフィッシュが多く集まる時期や場所ではこの「プラグに特化したパターン」が確立されつつある。

そしてその代表がご存知ローリングベイト。飛距離とアクション性能=このベストバランスを持つローリングベイトはベイトフィッシュを捕食するアジにもとても有効。今さらながらその機能を説明するまでもないが一見激しくライズを繰り返すアジの群れでもその食性は非常にセンシティブでもあってハマらなければ食ってはくれない。表層付近から中層以下までローリングベイト特有のアクションが実に効果的と確信している。

タックルは万能タイプのSWライトゲームロッド、PE#0.3-0.4、リーダーが5-8lb。いわゆるメバルのプラッギングタックル。小型スナップに装着するのはローリングベイト48/55(一部66)。

釣り方はいたってシンプル。フルキャストし表層を素早くリトリーブ、時折止めを入れて緩急をつけたり表層での反応が薄ければテンションを掛けながらフォールとリトリーブを繰り返す。アジの活性が高ければ表層付近で即バイト、フィール中でもバイトは明確。またその特性としてはほぼフロントフックにバイトが集中することなどからもベイトフィッシュを素早く捕食していることが伺える。

ロリベアジング、まずは「ベイトフィッシュを捕食するアジの群れを見つけること」。潮通しの良い港湾部、サーフや河口部、常夜灯まわりなどのポイントで仮にジグ単のアジングでも表層を早く引いてバイトが続くような場合はベイト着きの可能性も高くその様な状況に出くわせばこのローリングベイトを投げてみて欲しい。この冬既に関東・関西と僕も含め仲間たちの釣果も上々。アベレージは23-25cm、エリアによっては尺上や40cmクラスも報告されていて更に期待度は上がっている。

時合いに入れば次々に衝撃的なバイトを味わうことが出来るロリベアジング。もちろんアジ故にミスバイトやバラシも多発するが僕の推奨するミノーでのカマスゲーム同様、実にエキサイティングな釣りを体感できる。このパターン・メソッドがいかに面白いかと言えば、一度時合いに入ればほぼ最後までローリングベイトで通してしまうという事からもその面白さはおわかりいただけるはずである。

ローリングベイトについて少し触れておきたい。1stリリースからなんと20年を迎えなお第一線級のスペシャルプラグ=「ローリングベイト」。対シーバス攻略に於いて「何故ここまで有効か?」についてはまた改めて僕からもっと思うが今回の小型モデルもこれまでにも様々な場面で大活躍してくれている。ライトゲームでは定番のSRB48はもちろんのことこのロリベアジングでにわかにその使用度が上がったのがRB55。この55サイズは元来マイクロベイト捕食時やアミパターンなどナーバスな状況下でのシーバス攻略というイメージが強かったが、標準設定のフック=ST36TN#12はアジとの相性も良く「専用か?」と疑うほど機能している。また大型アジにはLWモデル(ライトウエイト・スローシンキング設定:不定期生産)もあるRB66も密かに忍ばせておいていただきたい。

今や各種サイズ、ウエイトチューンモデル、リップレス、そしてまもなく発売されるシャッドタイプなど万全を期すタックルハウス ローリングベイト。このアジ攻略も更に進めば「更なる進化を遂げるローリングベイト」開発の鍵にもなるやも知れない。釣りの進化はタックルの進化。技術革新はもちろんのことであるが、最終適には「少しずつ魚に聞きながら」でないと答えは出ない。僕たちは常にこの「小さなきっかけから大きな事実を生むのだ。」プラッギングの可能性、マイクロメタルジグの効果と汎用性などまだまだ進化はこれから!…ローリングベイトアジングもきっと「当たり前」になるだろう!

ローリングベイト48,55製品ページはこちら

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