リップレスミノーの経緯〔BKLM140・115〕
84年5月の釣り雑誌にリップレスミノーの記事があります。プロトは、かなり以前から作られていました。元々、重心移動が無い時代に、先行するラパラ、ロングA、レッドフィンに対抗するべく作ったルンゼというリップレスミノーが始まりでした。リッ ...
泳ぐ、泳がない。〔TKF130〕
店頭にシャロー専用ミノーが急に増えた頃、シーバスの場合、良く動くルアーより、あまり動かないルアーのほうが実は釣れるんじゃないか、という説が広がりました。旧BKLMユーザーやデッドスローの得意なルアーマンには、半ば当然の事だったと思い ...
嬉しいのはトップだから?〔BKRP140・115リップルポッパー〕
たまに釣友やユーザーの皆様から、釣果報告のメールを戴くことがあります。作り手の幸せというか、この仕事をやってきて本当に良かったと思えるときです。
特にリップルポッパーで釣れたという話には、文面に特徴があり、他のルアーのもの ...
K-TENブルーオーシャンに込めたもの
世界初の全自動重心移動システム内蔵のプラスチックプラグとして、発売されてから二十年以上が過ぎました。
当時、和製の海用のルアーがまだ少なく、私も外国製のルアーを使用していました。夢としては、それらを越えたいと思いつつも、敬 ...
M Sound 〜「ルアーの発する音」に対する一つの答え
音については、色と並んで過去最も多く質問がありました。今は魚に関する文献を捜せば、それなりの解答を得られるかも知れない。一釣り人より大学の先生のほうが説得力がありますから。
ただ、実践派のルアーマンはそれだけでは納得できないで ...
M Quietに込めた思い
Mサウンドと兄弟になります。ルアー自体が余計なアクションや音の発生を抑えてあることから、その名がありますが、もうひとつ使用するに相応しい状況の例えでもあります。
静かな河川の流れや、小魚の気配がある静まりかえった海。たまに ...
偶然の賜物〔TKLM9/11・12/18〕
88年頃から98年頃までウッド製のリップレスを作ってきましたが、何十とある行程のうち穴開けだけはほとんど私がやっていました。(ラストの1年ぐらいは高精度で加工できる所で)量産品ながら、ハンドメイドであり、ひとつずつ微妙に違いがありま ...