TKGS135のガウス加速器について(発売予定続報)

TKGS135のガウス加速器に関してのご質問にお答えしてから、今後の予定をお知らせします。

ガウス加速器を設けてその分お魚がいっぱい釣れるの?という率直なご質問をいただきました。私も率直にお答えすると、プラス数%は確実に向上すると判断して採用しました。

一つの値はわずかでもプラスというところが肝心で、ルアーは多くの要素の積み上げで出来ており、例えばラトルサウンドはプラスに働くこともあればマイナスになることもあります。同様に重さ軽さ、強さ弱さ、太さ細さ、派手さ地味さetc、どれを取り上げてもプラスマイナスがあります。リップレスゆえに釣れることもありますが、普通のミノーに負けるときもあります。Rユニットは設計が厄介なだけでマイナスは少ないと思います。プラス側が圧倒的に勝っているのはまともに作った重心移動システムぐらいでしょう。総合的にプラスを目指しているわけです。

このように小さなプラスでもそれを積み上げることを意識して作ってきたのですが、その中でもガウス加速器プラス磁着キャッチルアーは期待できる向上分からすると設計リスク(3Dプリンターではできても本型にするとダメとか、材料の微小な偏差に左右されるとか)のほうが高すぎて過去採用を諦めてきたものです。それがやっと可能になりました。

 

youtube 等で調べると分かりますが、ガウス加速器自体は過去から多くの事例があるものの現象の面白さやパワーアップのことまででストップしており、あとはアクセス数稼ぎの自称永久機関(熱力学的にありえない)があるぐらいです。実用品に応用できた例が無かったのです。あっさり特許が通ったのもそのためと思っています。

 

次に発売日も迫ってきたので、ここまで読んでいただいた方に早目に記念限定カラーのご紹介をします。中身の見えるクリアカラーをというリクエストにお応えして、2種、ワインレッドヘッドとレッドテールを作ります。(写真)よろしければK-TEN系お取扱店様に事前予約をしていただければ幸いです。

追記 お店への発送ができた時点でまたお知らせします。今月中旬以降の予定です。

 

Posted by nino