理系のライン切れ

本日から仕事始めの方が多かったと思います。正月中、我が家を訪れてくれた仲間も連休疲れのせいか、なかなかエンジン全開とはいかないようです。
社長さんから、フリーター、リストラ組まで、相変わらず釣り仲間は、社会に文句を言いつつも明るいし、それぞれの立場も釣りに関しては逆転していたりするので平和なものです。
それに初釣りにトライしていたユーザーさんからのメールには、早くもデカデカとした羨ましいスズキのことが…。
初物ゲット、おめでとうございます。
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新年始めの記事は、宴会中に話題になったことからラインのことを少々。

ラインシステムについて語るには、もう私は相応しくないでしょう。36まで2,0だった眼は、今や老眼。遠くしか見えません。
だから現場では複雑なシステムを組むより、80パーセント強度ぐらいしかなくても確実で慣れた方法を採用しています。結束は、漁師結びアルファです。

また、ちょっと弱めのノットに切り替えてからは、完璧なシステムを組んでPEラインの途中から切れるということが無くなり、切れて欲しい部分から切れるので良い面もあるのです。海の中に長いラインを残したくはないですから。
老眼万歳です。(んっ、まだアルコールが切れていないかも)…
こんな私にでも、ユーザーさんからラインの事について質問されるのですが、その中に、原因がよく判らないのだけど、システムのちょっと上辺りで、いつも切れる、というのがありました。
話をよく聞いてみると、その話しぶりでもう判りました。
毎回一定のところで切れるのは、頭脳が理系の方に多い現象です。文系の方だと、色々な所で切れるものです。
何故か?
理系構造の頭の方だと、自分がこうと決めたタラシの長さを、いつも厳格に守ろうとする傾向があるのです。だから毎回、ロッドの各ガイドリングにラインが触れる位置、投げるときに必ず擦れる指に掛かる位置が、信じられないぐらい一定です。 これでは、ラインのトラブル箇所や、擦れ箇所が集中してしまいます。
特に毛羽立つPEは、これに弱いです。冬で乾燥ぎみの指先なら尚更です。

以前のK2Fアンケートのときもタラシの長さを聞きましたが、アバウトな方、正確にいつも◇センチと答える方とまちまちでした。
だから、自分が理系と自覚している方、あるいは釣りの時だけでも理系の方は、意識してたまにタラシの長さを変えないと、ラインが一様に消耗していきません。

また、磯なら根擦れと判りやすいですが、サーフだと砂質によって微細な砂粒がPEに絡んで弱いヤスリ状になることがあります。
砂粒の粒子径が大きく、鋭くなく、ラインに優しいサーフと、海水に浮遊した刺々しく小さな砂粒が悪さをする、ラインに過酷なサーフがあります。
これらを注意すれば、原因不明で高切れすることは多少なり減ると思います。

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写真は、正月中送って頂いたもの。上は千葉のKさん、三日にヒット。K2Fが丸飲みとは!年末から絶好調。
下は東京のTさん、数匹の内の一匹。理系。最も使い込んだK2F。おめでとうございます。 

Posted by nino