広報の古賀です。
今月の新製品【 ショアーズリップル SRP52】ですが、現在ご注文を頂いている全国の釣具店様へ向けて出荷作業中です。
もう間も無く店頭でお目にかかれると思います。
先日は発売直前のSRP52での実釣動画取材の為、和歌山県南紀エリアの中瀬テスターの元にお邪魔していました。
ほぼ通年メッキを狙える南紀に住む中瀬さんには、初期プロトの段階から対メッキに関するフィードバックを頂いていました。
要望をできる限り製品に反映させたつもりでしたので、今回製品版での実釣を現地で取材させて頂きました。
昨今の釣具には弊社製品を含めて【〇〇専用】といった特化型のアプローチが少なくないのですが、SRP52は特定の特化した対象魚は設けずに、アクション面でもスペック面でも、これ一つで一年中様々な魚種に対応することを目指して開発を進めてきました。
SRP52の原型にあたるリップルポッパーのK-TENブランドの根底にある考え方「何事にも囚われない自由さ」に近いものをこのルアーでも継承したかったからです。
スペック面はある程度の落とし所を見つけるのは容易でしたが、アクション面では難しい部分もありました。
メバルやチヌ、セイゴフッコ、エリアトラウト等はスロー〜中速でのアクションが重要ですが、メッキや小型青物にはハイスピード域での挙動が重要になってきます。
この小さなボディで両極のアクションを両立させるのは中々難しく、中瀬さんからのフィードバックも渋い事が多かったです。
正直なところ、対応できるターゲットの豊富さから、どちらかといえばスロー〜中速域のアクションを優先して開発を進めざるを得ない状況でした。
ただ、開発の終盤に差し掛かりボディシェイプの細かな修正の末に上がってきた最終仕様を使ってもらった中瀬さんの感想は、概ね良好なものでした。
今回の撮影は、メッキの居場所が固まる前の難しいタイミングでしたが、足で群れを探し回り、コンスタントに釣果をあげる事ができていました。
ショアーズリップルがメッキ狙いに向いていると思う点を中瀬さんに聞かせてもらいましたが、簡単にまとめると以下のような点↓
・マグネット式重心移動システムによる抜群の飛距離。
・簡単な操作(早巻きとステイの繰り返し)だけでメッキが好反応を示す水面スキップ&イレギュラーアクション。
・ロッド操作がいらないので身体が楽。疲れない。
主に以上の点から、まず一投目に投げるサーチルアーとしてオススメとの事でした。
余談ですが、使いたくなる、撮りたくなる、ルアーの見た目も大きいようです。
ネガティブな面も正直に書くと、水面が波立っている時などに特にですが、不必要にルアーが暴れ過ぎてフロントフックがリーダーを拾ってしまう事が少なからずあります。
ある程度は慣れてくればコントロール出来る部分ですが、このルアーの唯一の弱点と呼べる部分かもしれません。
アクション中は、ルアーの挙動をしっかりと目視で確認しながら、ロッド確度や巻き速度を調整して使いこなして頂きたいです。
ただ、このマイナス面を考慮しても、「メッキ狙いに十分オススメできる。何より良く釣れます。」とも語って頂きました。
この模様は後日動画でもご紹介したいと思っています。
ショアーズリップルは、もう間も無く店頭でご覧頂けます。
ショアーズリップル製品ページはこちらhttps://www.tacklehouse.co.jp/product/srp.html