【Field report】「ブリットペンシル✕土佐湾のキハダゲーム」上杉一臣。2024/6

フィールドレポート更新しました。高知県のテスター上杉様より。

釣行データ

釣行日: 2024年7月
釣行エリア: 高知県沖(土佐湾)
情報提供者: 上杉一臣様(テスター)
釣果:キハダ 46㎏ カツオ
使用タックル
Lure:CONTACT BRITT <コンタクト・ブリット>CBP170 & CBP145

コメント

「ブリットペンシル✕土佐湾のキハダゲーム」

「私がキハダゲームで主力とするルアーが2つある。
それはコンタクトブリットペンシルとコンタクトフィードポッパーだ。

発売以来多くのアングラーからの支持を受け、高い実績と人気を誇るロングセラーのルアーたちである。

今季一回目のキハダゲームで素晴らしい魚との出会いがあった。その魚をヒットさせたのもブリットペンシルのCBP145。カラーはお気に入りのナローリフレクト NR-イワシ。
記憶に残るキハダとの出会いには、いつもと言って良いくらいこのルアーがその口元にあった。
今回、数々のキハダとの出会いを繋いでくれた私のお気に入りであるブリットペンシル(以下ブリット)についてお話したいと思う。

何故、キハダにブリットなのか?

それはチャンスを逃さず、喰わせることが出来るルアーだからである・・・。

土佐湾沖のキハダゲーム開拓期から使い続けてきたブリットは、キハダのみならずロックショアからの青物でも抜群の威力を発揮した。
その当時、あまりに釣れてしまうことから一時期使うのを控えたほどのルアーである(笑)。(結果が見えていたら釣れた時の感動が薄くなる為)

土佐湾沖でキハダを狙い始めた2010年頃は、とにかく情報どころかキャスティングで釣れた話すら皆無。
海上を当てもなく彷徨いながら魚を探す日々で、まさに雲を掴むかのようだった。
この頃にブリットが発売開始になり、このルアーとのキハダ釣りがスタート。沖に出る度、ナブラなんかあるわけないお約束の様な状況下で、ただひたすらに誘い出しの釣りを続けた。

そのころ高知ではダイビングペンシルや誘い出しというフレーズにまだ馴染みが薄く、店頭の品揃えも十分ではなかった。この釣りを知りたい一心で、出来る限りのペンシルを購入しては試してみた。

いろんなルアーがある中で、ブリットは強風などの悪条件でもよく飛び、ダイビングアクションのエラーが非常に少なかった。おまけにタックルハウスオリジナルのRユニット・リボルバーという機構が備わっており、ステイの状態でも常に微弱な振動を放ち誘い続ける。

ブリットは、飛ぶ、動く、止めた状態でも誘う。全く隙がない言わばパーフェクト設計の凄い奴であることに気がつく。

やがて夢にまで見たキハダと念願の遭遇を果たし、ブリットによる誘い出しで徐々に釣果が得られるようになってきた。
ナブラが一切なく、海面も静かで通常なら諦めてしまうような状況下でも、そこにキハダが居さえすればブリットで引っ張り出せる。そんな気を起こさせるくらい、私にとってスタンダードにしてリーサル・ウェポンの様なルアーになった。

ルアーの持つ能力に加え、それを使いこなすアングラーの腕もまた欠かすことが出来ない重要なファクターとなる。
目の前に魚が居ないのは当たり前の日々の中、あらゆる天候や波高でブリットが一番良い動きをする操作方法をとことん稽古した。皮肉にも、ブリットをマスターする為の時間はいくらでもあったのだ。

飛距離が出て、エラーも起こり難い高い操作性は変幻自在のアクションも可能とし、様々なパターンでキハダを誘惑できる。
いざキハダの群れと対峙した時、ルアー性能を100%引き出せないことで一日に有るか無いかの貴重なチャンスを不意にしてしまうかもしれない。
そうならないように、闘いの準備は釣れない日にこそ十分にしておきたい。

お気に入りのルアーのことを良く知り、身体に馴染むまで使い込むことは釣りの楽しみをより一層深くしてくれるし、釣ったという実感もまた大きなものとなる。

私はブリットの独特な引き心地が好きでたまらない。
入力の強弱に応じて、水の圧を纏い、すり抜け、イレギュラーに泳ぐ様は私がキハダなら放ってはおかない。
これ以上言うと頭のおかしな奴だと思われるのでこの辺にしておくとしよう(笑)。

もう一つ、お伝えしたいのはカラーの話。
2011年5月にリリースされたナローリフレクトカラーがキハダに実績が高い。
ナローリフレクトはクリアボディ側面に細いフラッシングテープが施され、ルアーを実際よりも細身に錯覚させる効果を期待したカラーである。

キハダはその巨体に似合わず実に小さなイカや魚を捕食していることがあり、そのせいかボリュームのあるルアーに反応しないことが多々ある。かと言って極端なルアーのサイズダウンはフックも小さくなりキャッチすることに支障がでる。
こんな時、私はごく少数で身を寄せる小さなベイトボールに見立ててナローリフレクトカラーのブリットを操作する。

それが仔イカでも小魚でも構わない。キハダにどう見えているか本当のところは定かではないが、細かなモノの集合体をイメージする。
クリアボディと細身のフラッシングでブリットはその不確かなモノに化けるのだ。
私はこのパターンに反応するキハダが必ず存在すると手応えを感じている。

使用するサイズは145と170。
太軸の2/0、3/0のトリプルが推奨フックになっていて大型キハダとのファイトに対応し、180LBのナイロンショックリーダーまで試したが問題無くアクションする。
メインはやはり3/0フックが使える170になることが多い。
普段のラインセッティングは、PE5〜6号、ショックリーダーは140〜150LBを使用している。

フックに関してはシングルの選択肢もあるが、私はブリットがトリプル使用前提で設計されていることに加え、丸呑み対策でトリプルを使う。
針先が多い分、何処かへ引っ掛かり口内の奥まで到達し難いであろうという理由だが、その分浅掛かりや口に上手く入らず外掛かりするリスクはある。

これは人それぞれ考え方があり、何が一番良いというものではないが、単に私が丸呑みによるリーダー切れを嫌うための選択である。
喉奥に大きなルアーが付いたままだと恐らく生きてはいけないだろう。逃げられるなら願わくばフックアウトしてほしいと思っている。

さて、冒頭にあった今季一匹目の素晴らしいキハダとの出会いの話に戻ろう。
ヒットルアーはCBP145。カラーはNR.イワシ。
実はこのキハダをヒットさせる前に10kgちょっとのメジをCBP170のNR.クリアでキャッチしていて、リーダーの先には170がそのままセットされていた。 

日が昇り紫外線量も増していたことに加え、風が止み海面が穏やかな状態になっていたので、キハダの警戒心も高くなり泳層も下がって来た頃合いだった。

眼が良く警戒心も高い大型ほどルアーに反応し難い状況に差し掛かっていると判断し、シルエットを小さくすることで賢いキハダにほんの少しの判断ミスをしてもらおうと思ったのだ。

結果は吉と出た。そのままの170でもヒットしていたかもしれないが、喰ってきたので正解だったと思うことにしている(笑)。

私の10数年に及ぶ土佐湾のキハダ開拓は、ブリットの存在無くしては語れない。
ルアーと交わす阿吽の呼吸という感覚を覚えてからは、キハダとの距離感も僅かばかり近づいたようにも感じる。

気のせい・・・だろうけど、この勘違いを大切にしたいと思う。

何せ私はブリットから見ても、きっと気の合う相棒なのだから(笑)。」

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