K2RP122、インナードットとモニターさんのこと
写真は初回限定のインナードットカラーです。ドット部分は通常のように外側からの塗装ではなく、組み立て前に内側から手書きでの着色になります。
8ミリほど奥の狭いスペースに色を置くので、見た目以上に作業が難しく私が担当することになりました。今日もコツコツと必殺老眼鏡二枚掛けで、ようやく9割がたはみ出さずに色を置けるようになったところです。
というわけでこのドットマークはいつもの弊社ルアーのように一定の形をしていませんし、多数できるものでもありません。その点はご容赦下さい。
それと、モニターさんからの使用報告の中に、マニュアル感が増して、楽しいという一文がありました。これは嬉しかったです。まさにK2RPが目標としたことだったからです。
モニターさんにはあえて私から使い方とかを指定しないで、素のままで使用した時の感想をお聞きしています。作り手の意図が黙っていても伝わるのか確かめたいこともありますが、各地のリップルポッパー使いのルアーマンの腕を信じてもいるのです。
今度のリップルポッパーは飛沫を上げることも引き波も潜航も自由自在です。現行のものが自動的にこなしてしまうところを使い手の意思に沿うようにしました。
また、現行のものはアクションを加えたとき、ルアーの水切れが良すぎてリーダー部分まで走ってしまい、糸絡みがありました。K2RPは、頭部に浅いブレーキカップを設け、腹フックの位置を後方に移動させて、糸絡みを改善してあります。
そして、ここしばらくリップルポッパー系はフローティングといえど、食い込みやすいように浮力を抑えてきたのですが、K2RPは別の方法でフッキングの改善を図りました。 それは、フックの位置に重量物を置かないことで、元々抵抗のあるリーダーに近い頭部を支点にターンできるようにして、吸い込み抵抗を軽減する工夫です。つまり口にルアーの尾部から入りやすくしています。
これによって、フッキング効率を落とさずにもう一度、フローティングらしい浮力を取り戻すことができたわけです。
発売予定は9月の中旬ぐらいです。ではまた。
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