壊れたガイド

昨日はタックルハウスで会議。
スケジュールの確認をすると、今年も多忙になるのは必至のようです。
発表はまだ先ですが、K2の新作やニューブランドを用意しているので楽しみにしていて下さい。

そして今日はやることがたくさんあるのに何故か朝から釣り道具の整理なんか始めてしまい、今も終わっていません。何しろ分量が…。

中には何年、何十年と使っていないロッドがあり、チェックしてみるとガイドの金属部分がサビで割れているものが何セットか見つかりました。買ったときの値段をすぐ思い出せるような高額品も。泣。

私の取り扱いが悪かったとするのが順当なのですが、こうなった経緯を考えると別の反省点が見えてきます。
同時にこれをやっておけば大丈夫という確認もできたので記しておきたいと思います。

ガイドの状態が悪くなってしまったもの(写真上、解りやすいので磯竿を例にしました。)は、普通に洗った後、部屋の奥に保管してありました。もっと徹底して洗浄していれば良かったのですが、さすがは塩化ナトリュウム、僅かの隙を逃さず長い間に部屋の湿気を吸い悪さをしたみたいです。

一方、同年代に入手したロッドでも全く痛んでいないものもたくさんありました。こちらは使用頻度が高かったことと、もうひとつガイドに簡単にある処理をしていました。使用後の洗浄の仕方は同じはずなのに問題無し。

ある処理とは未使用あるいはよく洗って乾燥させた後、油性ペイントマーカー(百円ぐらいの銀とか金の)を、SICリングの縁に沿って金属枠と接している部分に塗ることです。(写真下。)

仲間にも勧めていた方法で、定期的に処理するだけでいいかげんな洗浄でもサビや腐食の発生を抑えられます。この用途に限り、アロンやエポキシ(塗膜がヤセたり変質して剥がれてくる)、それにワックスより優れているようです。ただしこれをやると新品のロッドが汚く見えてしまうのが欠点でした。

だからでしょう。美品のまま保ちたくて高額のロッドの何本かにこの処理をしていなかったのです。気持ちと裏腹な結果を招いたわけです。
今思えば保管場所ももう少し風通しのよいところにすべきでした。

この数年で普及著しいチタン合金製のガイドならばほとんど心配ないのですが、それ以外の材質のガイドは、手軽で安価な‐油性‐ペイントマーカー処理はお勧めです。実験済みデス。

Posted by nino