K2F142現況……フルムービングメインウエイト
今度のK-TENシステムは、旧BKFの40%増しの重さのタングステン球を使います。既存の方法だと耐久性に難があります。そこで。
◇泳いでいるときは、2球が固定。ただし、それぞれの球は円状の皿の上を横ブレしています。皿のRはそれぞれ異なり、2つの球は別個の周期で動くため、同調と破調を繰り返します。
◇次にリトリーブを止めて、ピックアップの時。水に、くい込むリップだと最後にひと泳ぎして、ハエ根にガッチリなんてことが。
そこで、ルアーに角度が付くと、早々と1個は後方へ。海面から抜けやすく、ロストし難くもなります。素早く、チョイ投げというときにもバランス上、都合が良い。
◇キャスト時、振りかぶると、ナナメの磁石に着いていた残りの1個が開放。あらかじめ、後部にある球と合流します。プラ部分には直接ぶつからないので耐久性がアップ。金属同士のこぎみ良い、ガチッという音を発して準備完了を知らせます。
この際、苦心したのが写真のところ。
今までの方法だと、磁着している1個目の球を開放すると、2個目の球を固定する段(☆)にぶち当たって、投入を繰り返すと、すり減ってしまうし、破損の怖れもある。そこで、磁石をナナメにして、開放方向を常に背側になるように誘導します。つまり、球は行くときと帰るとき、別ルートを通ります。今のところ、作動は90%確実になりました。本型までに100%にするつもりです。
フルムービングの名のとおり、2個の球は、静かにそれぞれの役目を、それぞれの局面で健気に果たします。
Fショー発表時からの改良箇所は、写真(ボカシが入るのはご理解ください)を良く見ると、位置、厚さ、R等、非常に微妙ですが、解ります。
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