ポッパーのカップについて(提案)
9月発売予定のTKP135TTの頭部は、ダウンヘッドという形状を採用しています。これで初動時の水掴みとダイビング後の姿勢制御が良好になりました。
カップの形状はカップ音やアブクの出具合はもちろん視認性にも拘ったので、カップの深さ方向の断面は単純な半球面ではありません。
そして、次に書くことはある機能を発揮するカラーを施したカップのことです。(写真参考試作品。ベースを赤黄にしてあるのは視認性確認のため)
これはほとんど直立の浮き姿勢のルアーを作るまで温めていた企画で、現物のテストをしてその効果を確信しました。
カップ径25ミリぐらいの直立浮き型ルアーを比重ギリにして、カップ中心を眼のように黒っぽく塗るのです。そうしてリトリーブを止めると、猛禽類の眼と、サメの目の動きを参考にしたカップが上空に向き、ギョロッと威嚇します。
そうすると何が起きるのか?
鳥山、ナブラ等絶好の機会に、ルアーが鳥に襲われそうになっても、任意に追い払うことができるのです。カップの眼と眼を合わす鳥が一瞬、硬直するので笑えます。
鳥が乱舞する中にトップ系ルアーを投入するのは、勇気がいるものです。本命がヒットする前に鳥が掛かってしまうからです。そのため、重いルアーにしたり、ナブラから投入点をズラシたりして、落ち着いて釣りができませんでした。それがある程度解消できると思います。
ただしテストでは良好な結果でしたが、全ての条件で試したわけではありません。鳥の種類、天候、陽の角度、慣れの問題、ナブラ、鳥山の規模、鳥の興奮具合、眼を見せるタイミング等で効果は変わるものと思われます。その点、理解した上で使用してください。(発売時はバードリフレクションカラーとかバードフリーズカラーとかの呼称になるはずです。レギュラーカラーのマリングリーンに着色する予定です。)
釣りへの悪影響はほとんど無く、トップで積極的にナブラを攻めることができ、何より、鳥を傷付けることが少なくなります。
9月まで待てない、テストしてみたい方がおられましたら、条件の合う手持ちのポッパーにサインペンででも着色してみてください。鳥の眼がものすごく良いことを実感できると思います。
ディスカッション
コメント一覧
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hamabeさん、お答えします。
ウッド製のスライディングポッパーは、カタログ落ちしてから十年以上経ちますが、小さい割に重く、平たいポッパーという、今でも珍しいジャンルのルアーです。
水面との角度があれば、通常ポッパーのように任意にアッピールさせることができますし、スズキ狙いならば、体高のある小魚を模した動きをさせることもできます。
基本的にはペンシルベイトのような使い方の合間にポッパーとしての機能でアッピールという感じになります。または、浅い場所の底を意識して、じっくりスローで狙うことにも対応しています。
よろしくお願いします。
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ポッパー楽しみです。
以前スライディングポッパーを手に入れて、勿体無くて使えず今年から使ってみようと思ってるのですが、基本的な使い方を知りたいのですが。
スローシンキングって事で、ポッパーの様に使うのか?どうなのかって思ってコメントしました。
フィールドは伊良湖界隈です。
古いルアーの話ですいません。
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Bee Tsuyuguchiさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
海鳥を相手にしてるだけでも、けっこう楽しめることを知りましたw
ぜひ使ってみてください。
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二宮さんの着眼点には毎回頭が下がります!
新作ポッパー楽しみにしています!