K2F162 T3 発売予定
K2Fシリーズ久々のnewアイテム、K2F162 T3
(45グラム、フック1/0)の発売日がほぼ決まったので、お知らせします。
問題無く制作が進めば、今月20日前後には全国のK2F取扱店様に発送できそうです。
このルアーのコンセプトは明確です。何十年もルアーシーンを見聞きしてくると、何が進歩し、何がむしろ停滞しているのか見えてくるものがあります。
確かに道具の進歩で巨魚は掛かれば取れる可能性は向上していますが、そこに至るまでのハードルが年々上がり過ぎています。
巨魚に夢を馳せる方が多くなるほどに、そのちょい下のサイズ、つまり大多数の魚をヒットに持ち込めるチャンスが減っているように見えます。
162はそれを幾分でも和らげようと作りました。それは
ルアーがポイントに届くのであれば、上ずった魚群には軽さが武器に、ということ。
眼前に待望のナブラが沸いたとき、あるいは小魚が海面に追われているのを見て大物の気配を察したとき、期待を込めてルアーを投入!
この先が問題です。ヒットに持ち込めれば良いのですが、ルアーの着水後、リトリーブを始めるとにわかに海面が静まり返ったことを経験された方も多いと思います。せっかく万全の準備をし、遠くから駆けつけた磯場や船上でやっと大型青物に近づけたというのに。
何が起きたのでしょう? 余程エサを追うことに狂っている魚群でない限り、不自然な着水音とアクションやラインが海中に入る事で一気に警戒されてしまったのです。
こうしてせっかくの稀なチャンスを自ら潰していることがあります。 また単独釣行と多人数でする釣りではプレッシャーが違うものです。
これを改善する方法は、一見大物狙いのセオリーから外れるようですが、ルアーは軽く、ラインは細くして、対象と間合いを取ってポイントに投入することになります。
しかし、狙う魚の上限に合わせたルアーを選ぶとなると、必要な飛距離や強度、アッピール力を求めるので、どうしても飛びそうな重さを持ち、強そうなルアーを選びがちです。アクションもそれに準じて繊細とは言い難いものになります。 流行りのタックルというのもあります。
毎日のようにポイントに日参できる環境にあるルアーマンなら、今日一日一度のチャンスを失っても明日がありますが、サンデーアングラーならそうもいかないと思います。 ルアーマンがお互い助け合うには何ができるか、です。
K2F162の目的は、対大物に必要な要件を満たしながらも、できるだけ軽く、多様で繊細なアクション能力を得ることです。これがポイントに無用なプレッシャーを与えずに少しでもチャンスタイムを延長することに継がるのです。
たった45グラムのルアーですが、このためにボディの各部位の厚さ、パーツ類の寸法を徹底的に見直し、適正化しました。
カラーリングの予定は
B101 イワシ
B102 イワシ/レッドべりー
B103 コノシロ
B104 マリングリーン
B105 ピンク
B106 カタクチイワシ
B107 トビウオ
B108 ソウダガツオ
B109 ツナ
B110 クリアHG
MN1 SOKUSEN
になります。よろしくお願いします。
フックとリングは推奨のものがついていますが、スズキ狙いなどではワンランク下げたものが使えます。
なお、ルアーパッケージ内の説明書はシオリとして使えるデザインにしました。できれば長く使ってやってください。
ディスカッション
コメント一覧
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heboespana様、コメントをありがとうございます。
BKF140は発売してから30年近く経ち、さすがに飛距離とかは最近のルアーに見劣りしますが、このルアーにしか無いものがあります。
今後もよろしく使ってやってください。
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BKF140のまちがえでした。訂正します。
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昨秋、ボートシーバスで同乗者は誰もヒットしなかったのですが、TKW140でキャッチしました。貴重な1尾有難うございました。
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マツナガ様、コメントをありがとうございます。
見事なブリ(鰤)というか、このサイズには漢字のほうが似合いますね。
後で送られてくる投稿を楽しみにしています。
これで弾みがついて、さらなる大物に恵まれますように。
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初めまして。熊本県の松永です。
恐縮ですが釣果報告をさせて頂きます。
K2F142から愛用させて頂いており、今回発売されたK2F163T3での釣果報告をさせて頂きます。また、立石太さんからお世話になっており釣る事が出来ました。
5月上旬ですが熊本県天草にて鰤の105センチ.11.5キロを釣る事が出来ました。写真の方が貼り付けが出来ませんのでfacebookのタックルハウス様の方にメッセージで送られて頂きますので見て頂けると幸いです。K2Fシリーズには貴重な魚を釣らせて頂いております。
最高の魚に出会える事が出来ました。ありがとうございました。
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TKW140愛用者 さん、弊社ルアーのご愛用、ありがとうございます。
ご自身でTKWの最適解を見つけられたご様子、設計にあたって意図していたことなので嬉しいです。
K2F162についてですが、K2F系はリップを削ると、BKF系、TKWと異なり、動きが小さくなります。ノーマルは青物をメインに考えてあり、フックが重く、淡水でギリ浮くぐらいです。
淡水、汽水で使うなら162にはシーバスバージョンがあり、フックも1段落としてあります。こちらならリップを2ミリぐらい削っても、泳層が若干浅くなるだけで悪影響はありません。汽水でお使いになるなら、これをお勧めしたいです。(ノーマルのフックを軽いものに落とせば、同じです。)
K2Fのリップを削る場合は、少しづつ試しながらにしてください。
よろしくお願いします。
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K2F162T3の購入を検討中なのですが、以下の2点質問させてください。
1.リップを削ってもアクションに弊害なく泳層の調整は可能でしょうか?
2.淡水でもフローティングでしょうか?
弊社のTKW140を使用させていただいておりまして、これの重量と
サイズアップ的な位置づけで使用したいと思っています。
TKW140は説明書にある通り、リップは泳層ですとか水噛みの手応え?調整用
とのことですので、私も2ミリ削らせていただいて、アクションはそのままで、
今ほぼ淡水の汽水域で最高深度役40cm程度になっています。
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熊本のIさん、現地でお会いできてよかったです。
被災された方も多いのに、お見舞いどころか返って元気を分けていただいたので、印象深いイベントになりました。
あたたかいルアー、これは今も目指すところなので、とても嬉しいご意見です。ありがとうございます。
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熊本で久々にお話ができてまたお元気そうで良かったです。
久しぶりに本のk-tenを読み返しました。8ページ目の5行目のルアーらしく、あたたかく。というフレーズが大好きです。
なぜかルアーはリアルになればなるほど冷たく感じてしまいます。k-tenシリーズや、ツインクルやオールドルアーなどはあたたかく感じます。今後もあたたかいルアーをお願いします。
T3とは直接的な関係がない話で申し訳ありません。
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アベシゲルさん、お久しぶりです。
着水したルアーと魚とには、その状況下で適切な間合いがあります。今回のルアーは意識してそのベストポイントが点ではなく、できるだけ広くなるように工夫したものです。是非お試しを。
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同じなの効果なのかは分からないのですが、Mを投入するときに気にかけている事柄の1つです(釣果が伴わないので検証出来ていませんが)。
今の道具でも投げられそうな『K2F162 T3』たのしみです。
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JArkさん、コメントありがとうございます。
たとえ石であっても、ナブラに10グラムなら逃げるとは思えませんが、1キログラムなら逃げるはずです。どのあたりをチョイスするかで投入後の反応が目に見えて違います。
是非お試しください。
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確かにナブラに石を投げ込むと同じことですよね。
K2Fは空力で飛ばせるから軽くてもヘビーロッドで安心して投げられますね。
オフショアのシイラ,ヒラマサに使っても面白そうだ。