メガフロート
清水港で海釣り公園として使われていた「メガフロート」が、改造のため寄港していた横浜から、15日朝出港したとありました。
目的は福島原発から出る大量の汚染水を一時的に収容することと聞いています。
しかし、あの低濃度と言い張って確認もできないまま海に垂れ流した汚染水一万トンに間に合ったのならばまだしも、今更これを使おうとするのはリスクが大きすぎます。
必要な改造を施すと言うから注目していたのですが、どうも配管等の内部処理が主で、全体強度はあまり上がっていない模様です。
元々、浮かべて使う用途のもので、内部に水を入れて使うものではないでしょう。内部に液体を入れる専用設計の巨大タンカーでさえ、周期の大きな波を跨ぐと折れてしまうぐらいの応力が掛かるときがあるというのに。
喫水の低さやコスト上のことで採用するとしたら、ついでに幾つかの幸運も用意しないとなりません。
これをすぐ側の沖に浮かべている間、または保管待機している間、まず地震による津波は無い´はず`だし、強い台風も来ない´はず`だし、人為的ミスも無いはずなのでしょう。
これまでの原発事故の後処理がもう少し納得できるものであればよいのですが、徐々に明るみに出てきたことを知ると心配にもなります。
延々と続いている炉への注水ですが、その途方もない分量は、施設内にある全水量と釣り合っていません。未だに地下か海に漏れていることは明白なのに、調査中というばかり。
それらの行為の延長にメガフロートもあるのだと思うと、ウンザリもします。
また汚染具合を知りたい海域があっても調べようもなく、せっかく外国から調査の申し出があっても政府高官が無理難題を突き付けて断っている始末。
どうやら誰かは詳しく量りたくないようです。
それでも千葉の海を眺めていると、釣り人もサーファーも以前に近く戻ってきているし、少なくともスズキの釣れ具合は平年並みといったところです。
この二ヶ月で溜め込んだ知識を忘れることができれば、このまま長閑な海を見ていられるのですが…。
そしてこれから海に起きることに理性をもって対処していこうとする自分が確かにいるのですが、どうも身体のほうは頭に着いてこられない部分があるらしく、ここしばらくはあちこち不調でした。
先日はいきなり右下腹部に走った激痛に、たまらず深夜ながら病院に飛び込みました。一服する余裕もないのは初めてのことです。痛みが続いている間、これ、海の痛みなのじゃないかって何度思ったことか。
で、診断は腎臓結石。身体の中にできた異物が暴れたわけです。これは治療すれば治りますのでご心配なく。
追記、というわけでせっかくいただいた直メールの返事が遅れてしまったのが何件かありました。もう大丈夫です。
返事を書かないということは絶対無いので、もし着かないようならばお手数ですが、もう一度よろしくお願いします。
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