6500C
急に冷え込んで海に出る気にもなれず、久しぶりにタックル整理。ヘタをすると10年以上使用していないリールやロッドがゴロゴロしているので、このまま放っておくと、ラインに触れているアルミスプールが腐食したり、内部のグリスが固まってしまいます。
心配したとおり、幾つかのリールにその兆候が!塩分というのは恐ろしい。使用後充分に洗い、乾燥してから仕舞ったはずなのに、空気中の水分を取り込んで悪さをしています。
間を開けずに使用していれば、傷は付いても腐食したりしないのですが、つい買い揃えた道具の数が多いと、そうはいきません。
以前はリールの分解整備を頻繁に行っていたものですが、最近は視力のこともあり、たまに注油するだけになりました。ほとんどのリールがそれで生き返るのですが、両軸受けの幾つかが使用に耐えない状態です。
整備をしてみると、当然古い年代のもののほうが状態が悪いのですが、ABUだけはどうも違うらしい。(私のは)
6500Cは10年おきぐらいに3台購入していますが、一番古い80年代初期にヒラスズキで酷使していたもののほうが、メッキ、塗装の具合が良いのです。 よく見ると、同じ品番でも仕上げに差がありました。判りやすいのはロッドに取り付ける部分です。比較的新しいものは、成型した金属板に普通にメッキが掛かっているだけなので剥離が目立ってきました。私の使用方法が荒いので納得の状態です。
ところが古いほう(写真左側)は、メッキする前に念入りに金属のエッジ部分を丸めてあり、バフでも掛けたような仕上がりです。そのせいか僅かな剥がれも無いのです。同じ設計図から出来た物でも差があったわけです。
私は昔日初めてABUを買った時の事を思い出しました。当時、まともにドラグが作動するリールはABUを筆頭に僅かしかなく、国産の数倍の値段に驚きながらも、それに見合うだけの性能に感心したことを。
現在、国産のリール性能は飛躍的に向上して、同じ魚相手ならば数倍楽に釣れるようになりました。上位機種になると値段も相応に跳ね上がり、仕事に必要な私でも躊躇うことがありますが、欠かせない相棒になっています。
しかし、こうして昔日のリールを眺めていると、性能はともかく使い込んだという事実そのものが大切だったのだと気付かされます。
使わなくなったからといって、中古として処分すれば、新しいリール購入の足しになるのでしょうが、とてもそんな気持ちにはなれません。
これらのリールは我が身が朽ちるまで私の傍らに居続けるでしょう。
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写真下は当時、ベイトの海用ロッドがほとんど無かったので自作したトリガーアタッチメント。小径ガイドのカカリ竿などに取り付けていました。これでも純チタン製。
ちなみに純チタンというのは柔らかいです。これの他に軽量ギャフを作ったのですが、合金でないと簡単に曲がってしまい痛い目に遭いました。
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コメント一覧
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初めまして。
いつも拝見しております。k-ten愛用者です。
私はベイトで釣をしていて、今、エギングロッドにトリガーをつかないか探していた所この記事を見ました。
こちらのトリガーはどうやってロッドに付けて使用していたのでしょうか。教えて頂けると幸いです。
出来ればメールでご返信いただけると凄く助かります。
お忙しい中突然のお願いで大変失礼だとは承知ですが、よろしくお願い致します。
滝澤幸一