質問…ラインを変えると等
宮城のYさんからのご質問です。
即答出来るところはメールで直にお答えしましたが、中に普遍的な質問が含まれていたので、ここでお答えすることにしました。
長文の質問内容を勝手に要約させて頂くと…。
【サーフウェーディングがメインで10数年の経験がある。かつて釣果実績が良好だった方法とルアーでやっているのだが、最近釣果に恵まれなくなってきた。釣り方やルアーを変え試したところ、そこそこ釣れるようになったが小型が多い。 昔のようにスローに引いて゛ぐおん゛とかのアタリで口にガッチリ針掛かり、そんな釣りがしたいのだがどうも巧くいかない。リールやラインを変えたせいなのか?それとも何かが変わったせいなのか?アドバイスを…】ということです。
ではお答えします。
長い年月に渡って同一の釣り場に通っていると、何処でも誰でも年によって好不調の波を否応なく浴びることになります。
サーフの地形変化、天候の不順、餌となる小魚の絶対数、海流の蛇行、魚の小型化等、我々には歯が立たない原因によることが多いです。
しかし、我々自身の変化によって釣果が左右されることもあります。
例えば以前良く釣れた時のリトリーブスピードを再現しているつもりでも、リールやラインを変えただけで思った以上に狂ってしまうことがあります。(当然良いほうに狂う場合もあります)
近距離ではそれほど影響はありませんが、サーフのように風があり遠距離の釣りになるほどその差は顕著になります。
リトリーブスピードは、ラインを細くすると50メートル先では速くなり、太くすれば遅くなります。理由はスプールから放出したラインの巻き径が変わるためです。極端に言えばスプールに巻いた全量のラインが一度に出切る太いラインなら、手で巻く速度を変えなくても50メートル先では、スピードが半減しています。
したがって、細いライン、大きいリールほどスピードの変化は少ないということになります。
それとサーフでは太いラインの使用は風や海流、波による糸フケが出やすくなりますから、着水直後から数メートルのルアーの挙動は想像したものとは違うかもしれません。
ここに使用するルアーの性質を重ねてみると…Yさんが多用されていたBKF115では、最近のシャロー専用のルアーと異なり、ある程度の潜行能力がありますから、ラインを細くしたら意識的に着水後のリトリーブを遅くしないと以前と同じようなルアーの挙動にはならないはずです。
ラインやリーダーを変えると、数十センチ単位の泳層変化は簡単に起こります。
潜行能力のあるフローティングルアーは、その辺が強みであり、弱みでもあるのです。
これらを意識して、良型が釣れたときを再現できると良いのですが…。
その他の細かいアドバイスは、プライベートのメールのほうに添付しておきます。
ディスカッション
コメント一覧
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いうたったさん、例えばルアーが泳ぐギリギリの速度を覚えようとして、手前でルアーを見ながら巻き方を調整すると、50メートル先ではそうなっていないことが、よくあります。
また、ラインの太細で横風の強い磯スズキのポイント等では、ルアーが通るコースすら異なることがあります。
この現象を大きいと見るか、小さいと見るかは、本人の釣り方次第だと思います。
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ラインの太さって、そんなに影響あるんですね。
自分はビビリなんで、結構太いの使います。
リーリングスピードかえてみます。
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宮城のYです。
この度は、拙い質問疑問に、ここまで丁寧にお答え頂き恐縮です。
アドバイス頂いた内容をよく考え、
次回からの釣行に生かせればと思います。
狙って釣って、その口にK-ten!
気持ちイイだろうな~(^^)(妄想中)