猛暑の東京を抜け出して、源流イワナと戯れてきました。
澄んだ空気と冷たく透き通った水に浸かって心身ともにリフレッシュ出来ました。
今回訪れたのは、信州を流れる川の上流、源流域。
複雑な流れに絡む大小の岩周りを探りながら釣り上がっていきます。
白泡の下や落ち込みなどを探る際は、今年発売したバフェットドラス drive deepを使用。
通常のヘビーシンキングミノーでも、ある程度沈めて巻いてくることはことは可能ですが、複雑な流れが入り混じるエリアではどうしても浮き上がりが気になります。(ボトムを引いているつもりでも、そうでないことが多い)
中層から表層辺りまでルアーを追ってくれる高活性な魚ばかりなら問題ありませんが、大型ほど用心深く、流れの下に広がるボトムの緩流帯や物陰に身をひそめて目の前を通ったルアーにしか口を使ってくれないように思います。
このようなポイントを通常のヘビーシンキングミノーで狙うには、自重で沈めた後、ルアーが浮き上がらないようにその場でヒラ打たせるような点の釣りしか出来ず、あまり効率的ではありません。
上級者の中には重めのスプーンを使用して、ロッドワークとリーリングでボトムを上手く転がしてくるいわゆる”転がし釣り”で攻略する場合もありますが、そう簡単ではありません。
ドラス drive deepの場合、着水後フリーフォールで一気に沈め、アップクロスからでも水を捉えしっかりアクションし、ボトムに広がる緩流帯から外れることなく、大型や低活性の個体のフィーディングゾーンに容易に効率良くアピールできます。
また、泳層コントロールも容易で、障害物に差し掛かった際はロッドを立てて操作することによって根掛かりを回避することも出来ます。
このような使い方を可能にするドラス drive deep。
開発の際、重点を置いたのは「潜航能力」よりも、「レンジキープ力」でした。
その理由としては、潜航能力に重点を置いたよくあるディープミノー場合、想定したエリアで使用するには、激しい引き重りと、それに伴う操作性の悪さがネックになること。
下へ下へと潜っていく性質から根掛かりを回避しにくく、ポイントを潰してしまう事も多かったからです。
レンジキープ力に重点を置いた副産物として、ロッドを立てればシャローも引いてくることができ、インパクトのあるワイドリップからは想像できないほど多彩なエリアで活躍してくれます。
(開発者お勧めの裏技は、底を擦らないようにロッドを立てた状態でのスローリトリーブ。ユラユラと泳ぎながら、時折スプーンのようにヒラ打つ絶妙な動きが低活性の個体に効くそうです)
渓流シーズンも残りわずか、今まで攻めきれていなかったあのポイントにドラス drive deepを通してみてください。
思い出に残る一尾との出会いがきっと待っています。