K2R112 モニタリングと。
新しいルアーのモニタリングをするのは、作り手の主観やいつもの身近なテスターの意見だけだと見過ごしがあるかもしれないからです。
それを知りたくてモニターさんには詳しい説明をしないでお渡しして、まずは先入観無しに使用していただきました。ルアーの客観的な姿が見えてくるはずです。
始めてみると、TKR130Hをお持ちの方はすぐにその特性を理解されましたが、初めてこのタイプを使う方は実際引いてみるまでトップルアーだと勘違いされていました。形で動きが想像できないルアーは珍しく、面白かったそうです。
このルアーを分類すると、シャローリップレスミノーとも、まともに泳ぐことのできる平行浮きのフローティングペンシルとも言えます。つまり良いとこ取りしています。使用上の注意点としては、リップや潜航する角度を持つ水受け面はヘッドアイより上にしかないので、海況によっては着水直後の水噛みにコツを要することが挙げられます。
また、千葉のIさんのフレーズを少しお借りしてわかりやすく表現すると・・
シンペン並みに飛ばしたい。けれど浮いてくれないと困る。
水面直下を泳いでほしい。けれど飛び出されると困る。
流れには強くあってほしい。けれど安定しすぎるのも困る。
連続トゥイッチしたい。けれど深度が変化したら困る。
ヒットシーンが見たい。けれどトップに出ないので困る。・・・ETC
そんな無茶な要求に同時に応えられるルアーを目指しています。
どんなルアーなら操作して釣る楽しさを倍増できるのか?考えた結果なのです。
任意にナチュラルアッピールできるシャローリップレスミノーの新しい形。K2R112。
水深の浅い所がある、河川、磯、干潟、サーフに。また中型までの青物にも相性がいいです。
ここからしばらくはモニターさんのレポートから、ほんの一部ですが生の声を脚色無しで引用させていただきます。
新潟のWさんは・・シンペン並みに飛びます。引いた感じはあの早い流れでもそれほど重くなく引ける。他のルアーのようなウォブリングにあるバタツキをあまり感じない。4投目にゴンッ!ビックリ嬉しい一本でした。
富山のHさんは・・水深30㎝位のチャラ瀬でもボトムタッチすることなくドリフトできた。
福岡のSさんは・・充分過ぎるほどの飛距離。伸びがある。
千葉のAさんは・・磯での使用が多く、シャローをメインに引くことが多くとても使いやすい。
長崎のMさんは・・少ない釣行にもかかわらず、前回、今回とも魚を連れてきてくれるK2R112のポテンシャルには驚かされている。水面直下や表層を引くことで水面が炸裂するのがたまらない。
北関東のジェロさんは・・ロッドの胴に乗せるとロケットのように飛んでいきます。(魚の写真も)
千葉のIさんは・・水深が浅い河川中流域、特に瀬を狙うのでとても頼もしい。
愛媛のKさんは・・ウェーディングにおいて使いづらいと感じた局面はありませんでした。
長崎のMさんは・・K2シリーズ特有の加速するようなキャスタビリティ。流れのあるポイントをダウンクロスで狙うフィールドではとても使いやすい。ターン後、トゥイッチを入れてやると、なんと1投目からヒット!
熊本のIさんは・・動きを確認しながら引いてくると10mほど先で、ピカッとフラッシュがたかれたようにルアーが輝いた。直後に竿に衝撃が走りシーバスが。強烈なバイトシーンを見せてくれました。
石川のHさんは・・色々試せて深みのあるルアーになりそう。(魚の写真も)
熊本のIさんは・・コツが必要なルアーだと思いますが、扱い辛いわけではなく、乗って楽しいマニュアルミッション車みたいな感じです。
今回はこの辺で・・。皆さんありがとうございました。地域や天候で釣り辛い時もあったと思いますが、非常に参考になりました。今しばらくレポートのほう、よろしくお願いします。
それとお知らせがひとつ。
8月のお盆過ぎに予定している初回の発売記念に限定カラーをご用意しているのですが、これはいつものカラーだけの違いではなく、これだけRユニット球の材質が異なります。 音と重量と球の色が僅かに違うだけで機能的にはオマジナイ程度の変化ですが、モニタリングのおかげで見えてきた先の方向性を予見するものになります。
また透けて見える球が動いているとき下から見ると、小魚がステイしてエラや胸ヒレをせわしなく動かしている様がイメージできるので気に入っています。(写真) カラー名はレッドヘッド:インブラス初回限定カラーです。
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