想定外
寒い日が続いています。
太平洋側の海沿いでは滅多に降雪は無いのですが、先日の早朝には小雪が舞っていました。その中を友人が釣りの帰りに立ち寄ってくれて、しばしの四方山話となりました。
通常なら二の足を踏むような日でも、スズキはしっかりと出てくれたようです。寒空の中、行動した者に福来たる、です。
もっとも、彼は自らハードルを上げて釣りにくい方法で楽しんでいるからバラシてばかり。この日も良いサイズを捕り逃してニガ笑いしていました。
彼からは閲覧可能な海況データの中のひとつがなかなか役立つことを教えて貰い、現在検証中です。さすが学生時代は物理学専攻、納得の意見でした。
話はその後、車や建物の強度について、になります。
建築ならば、有名なあの建造物はいずれ倒れるんじゃないかとか、太古に人類が作った建造物で、末広がり以外の、四角くて高い建物は現存していないことから、今ある大きなビルも消耗品で、500年後に残っているのは相変わらずピラミッド、とか。お互いビル建設現場に関わったことがあり、耐用年数とか本当に想定通りいくのか心配なわけです。
この頃は、想定外、という言葉をよく聞きます。曰く想定外の降水量、同じく想定外の力が掛かった云々。それで壊れた、決壊した、溢れたと。田舎はともかくインフラの整っているはずの大都市圏でも盛んに聞くようになりました。
そんなに想定外があっていいの?という感じ。経済的な事由が最優先されている限り、いつまでも続きそうです。
また当然話はロッドやルアー、ラインの強度に移ります。
ちょうど次作K2Fのワイヤーの取り回しを考えていたときなので、刺激になります。ワイヤーも常に想定外の力に晒されるものですが、ここは想定、しなければなりません。確かにコスト的には厳しい。たかがワイヤー、でも全力で設計しましょう。消耗品にも誇りはあります。
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