募集…あなたの思い出の一匹‐4
ハンドルネーム、サイさんからいただきました。
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9月、橋げたの上流から立ち込み、まとまった雨の2日後の橋の影の境を、静まり始めた流れの中で釣っていました。
長い間隔でぼちぼちと釣れていたけれど、使うミノーはだんだん細く小さくなり、それすらあたりが遠くなってきた頃に、ざわめくイナッコの波紋を見ながら気分を変える事にして、MのQUIETを使いました。
ちょろ、すー、と動かすルアーの軌跡が先頭で、それにイナッコの波紋が三角に寄り添うのに見とれていると、ルアー以外の全ての波紋がさっと消え、ちらりと、とても小さな水しぶきが起こって、釣れたのは91cmの鱸でした。
今写真を見ると激しく喜んでいて、きっといろんな事がぎっしり詰まって起こっていたはずです。ところが、水温の高い初秋だから、まだ軽いとはいえとても力強かったはずのやり取りも今はあまり覚えていなくて、それよりも滑らかな暗い川面に起こった、あの不思議と小さな水しぶきの光景が焼きついています。
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情景が、目に浮かびます。魚も大きいけど、それ以上の何かがあったみたいですね。周りの小魚を援軍として使うメソッドもユニーク。それにしても、ずいぶん使い込んだクワイエットだなぁー。ありがとうございました。
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