音田順一郎

44歳という若さで音田順一郎君が逝って一年が経ちました。
タックルハウスの広報として尽力した年月は二十有余年。社の歴史と共にあった仲間でした。社内の彼の部屋は現在も当時のままです。

 

ようやく気持ちも落ち着いてきたので、今は彼と一緒に行った先々の出来事を思い返しているところです。忘れないように、できるだけ正確に。

 

 

 

 

仕事柄、イベント関連で同行することが多く、プライベートでも共通の趣味であるスノボがあり、思い出の分量は途方に暮れるほどあります。場所だけでも季節を変えて数多の国内はもとより、海外もカナダのバンクーバー、ウイスラー、セブンスヘブン。ニュージーランドは北島、南島、スリーキングス。インドはコーチン、ラクシャディープ。メキシコはカボサンルーカス等。いずれも日程は長くヘヴィな旅でした。

それぞれにあった出来事、語らいを永久に心に留めるにはこの先何年もかかるでしょう。ゆっくり刻んでいくつもりです。

 

 

顔写真をネット上に載せるか否か思案しましたが、やはり載せることにしました。彼の姿を見たいという方を知っているのに今は連絡方法が無く、名前検索で見てくれることを願ってです。すでに体調を崩しかけてからのものですが、彼の雰囲気がよく出ていると思います。

 

またルアーやフライリール、ガンダムのコレクターであった彼と一度だけ予約してまでコンサートに行ったことがありました。誘われた時、私は年齢的な照れもあり躊躇したのですが、落ち着いたコンサートだから大丈夫、FIND THE WAYを生で聴きたいというのです。

何故この曲なのか、分かる方もいるでしょう。後日、この時のコンサートのDVDを手に入れ、私の自宅でふたりで聞き直したのです。いい席だったので、微かに自分たちも映っているような気がしました。

順、安らかに。今宵は誰かが何処かで必ず君を忍ぶ会をやっているよ。きっと其処にはキリンのラガービールがあるはずだ。


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高知のNさんからjunitiro onda追悼カラーで釣ったアカメの写真が届きました。常に彼を思い描いてルアーを投げていたはず。ありがとうございました。

Posted by nino