南関東エリア、近畿エリア営業担当、WEB広報担当のスタッフ古賀です。
今回は地域限定アイテムをご紹介します。
シーバスのマイクロベイト偏食パターン攻略の為のスペシャルカスタム
「ローリングベイト55極小ブレードチューン」
【※2020年3月追記
地域限定テスト販売を行っておりましたが、大好評につき2020年より全国発売となりました。
年に一度の季節限定生産品ですので、見つけた際はお早めにお買い求めください。】
こちらのアイテムは東京湾、大阪湾隣接の大都市圏に向けた少量限定生産のテスト販売アイテムとなります。
また、その他の地域でも、今年に入って行われた問屋様の展示会にお越しいただいて直接ご注文頂いた一部の小売店様へも納品予定です。
今シーズンのテスト販売の反応次第で、来期は販売地域を拡大させて頂くかもしれません。
今回販売地域外となった小売店様、ユーザー様、申し訳ありませんがご了承ください。
マイクロベイトパターンとは?
晩冬から初夏頃までのシーバスシーズナルパターンで、ここ数年バチパターンと並行して大きな注目を集めているマイクロベイトパターン。
ハク(ボラ稚魚)や稚アユ、アミ等も含めたマイクロベイトを偏食するシーバスを攻略する釣りです。
なぜローリングベイト55なのか
このマイクロベイトパターン時の傾向として、ローリング主体の控え目なアクションのルアーでの釣果実績が高く、ウォブリング主体の激しいアクションのルアーを嫌う傾向が強いと言われています。
ルアーの大きさは、なるべくなら”ベイトサイズ”に近付けて不必要な違和感を与えたくはない。
そんなマイクロベイトパターン時に、アクション、サイズ的にもマッチし、シーバスタックルでも扱い易いウェイトのRB55は、3年前の発売以来年々人気を博しています。
マイクロベイトパターンでは、ルアーのカラーに対しても非常にセレクティブと言われており、
クリア系のカラーやシルバーベースのナチュラル系、実際のベイトに似せたリアル系カラーが好まれる傾向が強いようです。(その時の水質にもよる)
今回のカスタムモデルは、実績の高いクリア系、リアル系のカラーを厳選して選びました。
極小ブレードの意味は?
ローリングベイト55はそのままの仕様でも十分完成されたルアーで、実績も十分です。
ですが、「控え目なアクション、小粒なボディサイズ、どちらかというと地味なカラー」
これらのマイクロベイトパターン時にシーバスが好むと言われている要素を詰め込むと、常夜灯や流れ込み等の周囲に密集するマイクロベイトに付いたシーバスを狙う際、
どうしても「ベイトに紛れ過ぎてしまう」「ルアーを見つけてもらい辛いのではないか」そういった懸念もありました。
その点を解消すべくカスタムしたモデルが今回の「ローリングベイト55極小ブレードチューン」です。
このブレードの狙いは、所謂スピンテール等のような強いアピール力を備える為のもではなく、
ローリングベイト本来の繊細なアクションを邪魔することなく、適度なアピール力をプラスする為の極小ブレードです。
想定しているスローからミディアムリトリーブでは時折”キラッ”と煌めきをプラスする程度で、常に激しく回転して遠くからターゲットを引き付けるような仕様ではありません。
密集するマイクロベイトの群れの中でも「繊細なアクションとナチュラルカラーで違和感なく誘い、ブレードの煌めきで自然と口を使わせる。」
そんなコンセプトの特別仕様です。
また、今のような厳寒期や産卵明け(アフター)のナーバスな個体にも効果的と思います。
スペック的にメバル等のライトゲームにも最適ですが、マイクロベイトパターンのシーバスに対しての有効性を更に多くの方々に体感して頂きたいです。
この様なセイゴクラスが連発してしまうような場合は、ブレードを取り外した方が良いかもしれません。
ブレード以外のボディ、フック等はオリジナルモデルと共通の仕様です。
泳ぎ出しや、超スローでの泳ぎの安定性はブレードの付いてないノーマルモデルが優れています。
状況に応じて使い分けて頂きたいです。
ご注文頂いている小売店様へは順次出荷を開始しております。
来週後半頃には全ての小売店様へ納品できる予定です。
また、生産数に対して受注数が大幅にオーバーしてしまった為、全数納品できない見込みとなっております。申し訳ございませんがご了承ください。
最後にK-TENデザイナーの二宮の言葉を借りるような事を書きますが、この手のルアーは場合によってサイズ問わず必要以上に魚が釣れ過ぎてしまう側面もあります。
ある程度数釣りを楽しんだ後は「違うルアーでいかに釣るか?」「もっと面白い方法で釣るには?」に切り替える事が、長くルアーフィッシングを楽しむ秘訣かもしれません。