TKW140 カラーチャート

お客様からのお問い合わせで、TKW140のカラーリングを見たいということなので、予定カラーと品番を掲載します。
【初回出荷限定カラー】

MN1.MNブラック

MN2.ブロンド
【レギュラーカラー】

101.パール・レッドヘッド

102.SH・レッドヘッド

103.パール・チャート

104.SH・チャート/オレンジベリー

105.SH・ピンク

106.SH・ゴールドレッド

107.SH・イエロー/グリーン

108.パール・レインボー

109.HG・レインボー

110.SH・セグロカタクチ

111.SH・イワシ

112.SH・イワシ/レッドベリー

113.S・コノシロ

114.HGアユ

115.クリアHG・ピンクヘッド

思い出の一匹・・・念願のアカメ

 金坂様より「思い出の一匹」に投稿いただきました。
文面はほとんどそのままですが、ポイント等一部は伏字になります。ご容赦ください。
 投稿ありがとうございました。
以下、本文。
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去る2015年8月1日に、四万十川で一生涯思い出に残る一匹をBKF115で釣り上げることができましたので、恥ずかしながらご連絡させていただきます。
魚種:アカメ(全長80cm,重量未計測)
ルアー:BKF115(カラー:TICTコラボのSight G レインボー,フックST46-#2)
ライン:PE2号、リーダー:ナイロン60LB
釣獲箇所:四万十川右岸 ☆☆☆☆☆
ヒット時間:AM5:00位(写真撮影が5:09でしたので)

アカメに惹かれて四万十川に通うこと7年、初めてアカメを見てから10年、ようやく自分の手で出会うことができました。
学生時代に四万十川を初めて訪れ、河口部の漁港内で運よく、透き通った水の中を泳ぐ二匹のアカメを目にして以来、その雄大な姿に惚れ、そして憧れ、就職後、毎年一度だけですが、夏に四万十川に通っておりました。
一緒に釣りに行く友人(今回の同行者)の友人が高知市出身で、親御さんが漁師をされているとのことで、☆☆☆に行けばたくさんのアカメが居るということは散々聞かされていたのですが、私の変な拘りで、ひたすら四万十川だけでアカメを狙い続けてきました。
当日は、3泊4日の最終日、前々日の夜と前日の朝は別の場所で宵の入りと終わりに立ちこんでやっていましたが、同行の友人がキビレをキャッチしただけでした。
前日の夕方もやろうとしていたのですが、連日の猛暑のせいか日が落ちた19時時点で気温が30℃あり蒸し蒸し、無風と、水の中で釣りをしていても体調を崩す恐れがあったためホテルに撤退、最後の朝マヅメにかけることとしました。
幸いにも、朝は26℃まで気温が下がり、山から冷えた風が心地よく吹いてくれました。
傾き始めた満月が輝く中、川と潮の流れ、ベイトの騒ぎ方などを友人とあーだこーだ言いながら、アカメがいそうな場所をランガンしましたが、これといって反応もなく、海までたどり着いてしまいました。
空も白み始め、時間的にも残り少なく(日が出たら終了、暑すぎるので)、疲労もたまっていたため、河口から少し戻った☆☆のところにふらふらとおりたちました。
ここは、四万十川本流から☆☆☆☆☆。浅瀬側の護岸では、猛暑で川へ涼を求めたミミズ達をキビレが水しぶきをあげて食べていました。
始めは、浅瀬から深みへのブレイクラインを友人に譲り、私は☆☆☆の深みを攻めていましたがお互いに反応なし。
ちょっとブレイクラインを通してみたくなったので、友人に頼んで投げさせてもらいました。
数投後、回収直前でBKF115の背中がはっきりと見える距離、友人のすぐ足元(浅瀬側)から横っ飛びに銀色の影が現れました。
直後、ドラグが鳴り響き、深みに向かって一気に引き出されるライン、大型のキビレかと思いましたが、首を振ることがなく、一気に突っ込んでは止まり、また一気に突っ込む・・・
ようやく浮き上がってきたのは、ずっと追い求めていたアカメ。
しかし、すぐに深みにダッシュしていきました。
鰓洗いされたくなかったため、あえて深みに潜らせるようにやり取りしながら、少しづつ護岸の斜面に誘導、最後は友人に竿を持ってもらい、抱きかかえるようにランディングしました。
初めてこの手にしたアカメ、感慨とかカッコよさとかよりも、まずその美しく透き通った赤い目に見入っていました。
大きさは80cmちょっとと自慢できるものではありませんが、大きさよりもアカメの美しさに惚れて続けてきた釣りなので、初めての一匹、しかもとても美しい一匹であるため、一生忘れることがない最高の思い出となりました。
後はとにかく元気に帰ってもらえるように、震えながらも素早くスマホで写真を撮影し、水の中に戻しました。
鰓に水を通しているときもぐいぐいと体をくねらせており、ほんの数秒で元気に泳ぎ去っていきました。
メジャーを当てた唯一の写真がピンボケで80cmがかろうじて読めるだけだったことにリリースした後に気づきましたが、元気に帰ってくれたので良し。
最後に、ランディングポイントに落ちていた数枚の鱗を記念として持ち帰りました。
そのあとは、悔しがる友人が1時間ほど粘っていましたが、怪しい波紋やベイトのざわめきはあったもののノーバイトで終わりました。
もともと、親に連れられて中学まではバス、渓流と川釣りをやっておりましたが、受験を機に釣りと疎遠になり、アカメを釣ろうと思っても海のルアー経験はありませんでした。
坊主続きのまま、少しづつ情報を仕入れ、装備を整え、K-TEN Labや千葉の海に様々なことを教えてもらいながらようやくこの日を迎えることができました。
何より、偶然近所の釣具店の一番下の棚で埃を被っていたK2F142(爆)に出会わなければ、タックルハウスのこともK-TEN Labのことも知らないままだったと思います。
一目見たとき、このルアーで釣りをしたいと思いました(その後、値段を見てヒョエ~となりましたがw)
以来、第一投ではほとんどK2F142を投げています。
今回は、たまたま☆☆☆が幅50mと狭かったためBKFを選択していました。
次は、波が怖くて釣りに行けないヒラスズキを四万十川で狙おうかな・・・
最後に、素晴らしいルアーを作ってくださったことと、最高の思い出をくれた四万十川とアカメに心から感謝いたします。
2015.08.02 金坂

K2R112限定カラー BOURBON(バーボン)発売

 K2R112 夏の限定カラーBOURBON(バーボン)を発売しました。
ご注文いただいたK2R112取扱店様には本日までにお送りできました。

 新作開発中の多忙な中でも何気に使用頻度の高いルアーで、それは魚の出方が楽しいから。そこで、どうせ釣れるなら少し遊んでみようというカラーを作ってみました。写真ではわかりづらいですが、文字通りお酒のバーボンカラーにBOURBONのロゴを着けてあります。
 以前、同じ趣旨で葉巻カラーを出したとき、数日後には葉巻を咥えているスズキの写真が送られてきて、釣ったご本人の満面の笑みが忘れられません。今回も期待したいです。
 たしかストレートバーボンを名乗るには2年以上の熟成が必要とか。K2R112も味わいのあるルアーになりたいものです。
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 奈良様から早速ご報告いただきました。↓ ありがとうございました。

日時:8/16~17の夜
ポイント:青森県十三湖
天気:晴れ
風:東風5m程度
ヒットルアー:K2R122バーボン
60cmちょいくらいでしたが、K2R122バーボンでやっと釣り上げることが出来ました。このカラーで釣りたいと思い使い続けて、ようやくキャッチ!水面炸裂のバイトは何度経験しても興奮します!!!
実は前日に、バーボンカラーでかけたのですが、痛恨のバラシ…
さらにはライントラブルによって、バーボンカラーをロスト。探しても見つからず(泣)
仕方なく、予備用に買っておいた、もう一本のバーボンカラーで翌日リベンジに行き、何とかリベンジ成功することが出来ました!
また、前日の釣行から、いろいろ思う所がありバス用ベイトタックルでの挑戦。初ベイトタックルでのシーバスともなり、ダブルでうれしいキャッチとなりました。
今は大学の長い長い夏休みなので、釣り三昧の夏休みにしたいと思っています。
ーー略ーー
 
 

秋のTKW140 予告

早秋に発売予定のチューンドK-TENシリーズでは十年ぶりとなる新作、TKW140のお知らせです。
Wの略は、Rユニットを二つ設置することと、タングステンの元素記号からです。チューンドシリーズのコンセプトはオンリーワン。ようやく新しいアクションを完成させました。

フローティングといっても30グラム近い重量級でありながら軽快な操作性を持つのは、目標が超々スローでも釣れることだったからです。
水受け面やリップは極力小さいままで、僅かな水流や小波といった外力の助け借りて二つのRユニットが絶妙(同調しないで必ずズレるようになっている)に作動します。それは徹底した自然観察から得た、ある動きを実現させるため。

結果、スローリトリーブ時に期待した動きをさせるための能力が、そのままトゥイッチング時に要するコツのようなものを不要にしました。

秋の大型シーバスや青物等に、超々スローや軽快なトゥイッチングをお楽しみください。

なおこのルアーは、K2FやBKFをご愛用いただいている方には、面白い実験ができるようになっています。双方の良いところを融合したので、比較するとRユニットの働きがハッキリわかります。

質問、相談、レポート等について


 現在、ご質問やご要望等はこのページのメニュー左下のメールアドレスから常時受け付けています。
しかし、このアドレスは、私の自宅直通のためか不在も含めて幾つかの条件下で送受信に不具合があるようです。
 アドレスは一般的に数字とアルファベット混合が勧められていますが、自宅のは今更変更もしにくい古い4文字アドレスのままなのです。そのために後付けで加えたセキュリティが厳しすぎるのかもしれません。
 また、直リンクさせると凄まじい数の迷惑メールが届くので、お手数ですがアドレスのコピペをお願いしています。
 
 いただいたメールには数日かかるときもありますが、必ずお返事しているので、もしも一週間経っても届かないときは、申し訳ありませんが、弊社までTEL 0427-93ー3029 連絡ください。よろしくお願いします。

南房総シーバスチャレンジ

写真(上)は「南房総シーバスチャレンジ」という、主にヒラスズキを狙う催しを二十年近く主催してきたサーフショップオーナーの岡田さん。歳も私と同じ。海から得られる手の平から感じる何かと、足の裏から感じる何かを信じてこられたことに共感します。
お馴染みのカラーリングを施された鮮やかなボードは、ルアーマンでもある徳島のシェイパーの手によるもの。こんなボードが波間に見えたら、ちょっと幸せになります。

参加させて頂いた恒例の納会では、今シーズン釣れたり逃げたりしたヒラスズキの話等で相変わらずの盛り上がりでした。
年々、気心の知れた人が増えていくのはこの上ない楽しみで、中には三十年を越えた仲間もいます。

こうしたローカルの大会が全国で催され、それが長く続くことを心底願います。
長く、というのが重要で、自然に仲間たちの青年→中年→老年の流れを目にし、何かを感じることになります。こればかりは実際経験しないと味わえないのです。
また、当然ローカルの釣り事情に精通することになるし、先輩諸氏からの伝承も、それに応えた若者からのフィードバックも貴重なものになるでしょう。

どれだけ時が経っても・・・

望さんから、「思い出の一匹」に投稿いただきました。
文面そのままで掲載させていただきます。
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Facebookで思い出の一匹随時募集中を拝見しました。
k-tenルアーで出会った思い出の一匹はたくさんあり、迷いましたが…
その中で、どれだけ時が経っても思い出す度に胸がわくわくしてしまう思い出の一匹を紹介します。
シーバスフィッシングを始めたばかりの当時、釣具屋で目にしたはなんとも不思議な形でどんな動きをするのか、全く想像もつきませんでした。
ですが、すでに愛用して釣果を出していたTKLM9/11存在があったので、タックルハウスのルアーは「とにかく釣れるんだ!」と思い購入を決めました。
購入後、TKRP9/12のルアーの動きをチェックして活躍する時を期待してルアーBOXにしのばせていました。
それからしばらくして、小規模河川にて頻繁におこるボイルに遭遇しました。「これはもらった!!」胸の高鳴りは一気に上がりルアーを投げました。
ところが、目の前で起こる頻繁なボイルとは裏腹にいくらルアーを投げてもシーバスはヒットしません…
「何かがあってないんやろな…」
その何かは上手く説明できませんが、頭の中で次に結ぶルアーを考えていると…
直感で今まさにこの状況にマッチするじゃないか?と感じたルアーがまさにでした!
すかさずルアーボックスから取り出し、アップに投げて流れに乗せてスローリトリーブすると、綺麗な引き波を立てて私の方に泳いでくるリップルポッパー。
そして手前でUターンにさしかかった直後…「バコンッ!!」と水柱が立ちました!!
驚きと興奮を抑え、丁寧にやり取りして釣り上げる事ができました。
トップウォータールアーで初めて手にしたシーバス。
サイズは大きくなくても、これまでに釣りあげた大きなシーバスよりも、思い出に残る最高の一匹として私の中でいつまでも輝いています。
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望さん、臨場感溢れる文章をありがとうございます。
初めてのトップウォーターでの釣果と思い出の傍らにK-TENがあるのは、とても光栄です。二宮

謹賀新年

 おかげさまで無事新年を迎えることができました。ありがとうございます。
 新しい年にかける祈念は人様々だと思いますが、今年が皆様にとって掛け替えのない一年になりますように・・・
追記
 年内に新作を二本発表する予定です。また試作品と海に繰り出すことが多くなりそうです。

質問 TKLM90 3種の使い分けについて

 TKLM90にはメインとなるフローティングタイプ(11g)に加えてサスペンドタイプ(12.5g)とシンキングタイプ(ワークス14g)があります。
 いただいた質問にはそれらの使い方を簡単に教えてとあったので、できるだけ簡潔に書いてみます。と言っても泳層何センチ云々とはなりませんが・・・  
 
 厳密には3種の泳層は異なりますが、元々その差は小さめなので投げた直後に同条件で巻き始めれば、どのタイプも殆どフローティングと変わらず水面直下から40センチ程度をロッド角度やスピードで調整できます。
  またリトリーブする距離とスピードによりますが、サスペンドで1mぐらい、シンキングで3mぐらいまでは実用的に狙うことができます。浮力が少ないので普通に引くだけだと距離が長くなるほど潜行していきます。根掛かりに注意してください。
 スピードを緩めたときのみ3種は浮くか、沈むか、そこに止まろうとするのか明確に分かれます。それを念頭に流れや風、ライン太さも考慮してリトリーブすればシャロー域のほとんどの状況をカヴァーできると思います。
 
 このルアーに設定が3種あるのはご自身のフィールドや魚の活性、釣り方とのより良い相性があるはずなので、それを探すためです。
 
 
 ルアーは対称魚にアタックされるように適切な位置に届くことが大切です。飛距離、泳層はもちろん、アッピール力の強弱も魚との位置関係を変化させます。 強ければ近いのと同じことになります。
 近すぎるところに重いものがバシャンと落ちれば逃げてしまうし、離れすぎていれば気付かれもしない。あるいは余計なアクションで驚かせてしまうこともあり、要はある総合的な<間合い>にルアーがあるときにのみ釣れているということです。
 対象魚にご自身のイメージした近づき方をするものが一番です。
 
 フローティングより重いシンキングは同程度の力を加えているのなら重い分、動きは鈍くなります。これは強みでも弱みでもあります。鈍いと言っても風に対抗できるようになるし、通常のシンペンタイプと比べればよく動くほうです。それにルアーを動かしすぎの方なら鈍いものに切り替えただけで反応がアップすることがあり、その反対もあるのです。
 サスペンドは水絡みは自然ですし、吸い込みは良く、ポイントをじっくり攻めることができます。
 
 内湾の河口、静かなサーフ、干潟等で殆どフローティングタイプで事足りるときでも、微妙な違いが意外にも効くことが多々あります。3種それぞれの性質を知り、ご自身との相性の良いタイプを選んで頂きたく思います。