今秋、K2Fシリーズに最大サイズの162ミリが誕生します。
サイズに相応しい能力を発揮すべく鋭意開発中です。
名称はK2F162、T3になる予定ですが、”ある理由”から今まで有りそうで無かったルアーとなります。詳しい内容は発売日近くになりましたら説明させてください。
現在、142で青物等の大型魚を狙っている方には多方面で余裕が生まれます。また、キャスティングによる大型魚狙いで弊社ルアーに関わらず様々なルアーをお試しの方々にも朗報となるでしょう。
タックルハウスデザイナー二宮正樹がお送りします
K2F142、T2にヘッドアイ内径を2.7ミリ(ノーマル内径2ミリ)に拡げたファクトリーモデルを追加します。
青物等、大物狙いに使用するとき、ハイパースプリットリングの6番、7番を使いたいとのご要望にお応えしました。
巨魚を相手にすると、できるだけ丈夫な接続具を付けたくなりますが、その周辺はファイト中に捻じれやテコの作用が加わるところなので、一部分だけ強化しても総合的には弱くなる場合があります。
このルアーが持つ一体成型レーザーカットワイヤーの安心さと、繊細なアクションを生かすためにも、できればハイパーリングの6番までをお勧めします。
リップ形状はT2、定番カラーのみの発売になります。
初回生産カラー
108 SH・セグロカタクチ
109 S・イワシ
110 SH・イワシ/レッドベリー
111 S・コノシロ
113 S・マリングリーン
以上の5色です。
よろしくご愛用ください。
お待たせしました。新製品TKLM80は、この数日内にご注文を頂いた弊社製品取扱店様に順次出荷を開始します。
TKLM80は小型軽量ルアーらしくない爽快な投入感があり、またテクニックを駆使出来る操作性とチューニングによる可能性に富み、加えて魚を取り込む際の安心感といった、ルアーにとっての根本を重視して作りました。
長くご愛用頂きたく思います。
以下、新発売初回限定カラーとノーマルカラーのご案内になります。
【初回出荷限定カラー3色】
MN-1.MNブラック
【TKLM80.90.120共通カラーチャート】
101.パール・レッドヘッド
102.SH・レッドヘッド
103.パール・チャート
104.SH・チャート/オレンジベリー
105.SH・ピンク
106.SH・ゴールドレッド
107.SH・イエロー/グリーン
108.パール・レインボー
109.HG・レインボー
110.SH・セグロカタクチ
111.SH・イワシ
112.SH・イワシ/レッドベリー
113.S・コノシロ
114.HGアユ
115.クリアHG・ピンクヘッド
TKLM80には塗装密着のために物理的な表面処理をしてあります。
TKLM”8/9.5″に装着のリング「h#2.5」は特注品で現在市販されていないため、直接販売(15個入り)となります。既存の前後サイズのリングでも代用できますが、ご希望の方はお手数ですが、 82円切手4枚(328円分)を同封の上、
〒194-0035 東京都町田市忠生1-29-1 タックルハウス 「h#2.5リング」係宛
にお送り下さい。早急に写真のリングセットをお届けします。
今月中旬を発売予定とするTKLM80に関して、幾つかのお問合せがありました。それらについてお答えします。
80のご購入を検討されている方の多くは既に90をお持ちでした。1cmという小型化は、性質上ただでさえ呑み込まれやすいTKLMなのでそれを心配する声も頂いています。
呑まれ易い原因の大半は、リップが無くてリトリーブ中のラインテンションが低く、抵抗が少なく水と一緒にルアーが吸い込まれることにあります。それに対処するため、せめて90並みのテンションに近づけてあります。使用した感覚でいうと、暗闇ではどちらを引いているのか判らないこともあるぐらいです。
その場合、困るのがルアー交換時、見た目、シルエットが似ている点です。表面の質感が違うので、二つを並べて比較すれば一目瞭然ですが、実地では別々に使うことからはっきりしないかもしれません。
そこで、暗い中でも一瞬で判別できるようにそれぞれの特徴を示しておきます。
それは反射光の違いになります。(写真)
わずかでも光源があれば、ペイントの眼から尾に向かって伸びるラインを反射で光らせて、その光のラインの形で見分けるわけです。
90が柔らかな一筋の光の曲線を描くのに比べて、80は尾の近くまで光が一直線に伸び、尾の直前で急に曲がります。(曲がっているのは光だけで、尾が曲がっているわけではありません)
それと、尾部のアイの付き出し具合もかなり違います。
これらを参考にすればルアー交換に手間取らないと思います。
もうひとつ、新たな特注サイズのスプリットリングを採用するにあたり、その入手方法ですが、検討した結果、当初は切手で相当分の販売をすることになりました。
お店ではルアーと小物売り場は離れていますし、一つだけを見つけにくいだろうことと、全国で確実に入手できる方法として選びました。詳細については発売日が近づきましたらお知らせしたいと思います。
また、ニューサイズのリングの採用に至ったわけは、ルアーが先鋭化する中、小さいリングのサイズ分けが大雑把と感じたからでした。いずれ専門メーカーさんからの発売も期待してのことです。
以下、通常のリングサイズに代用したときのルアーの水中姿勢を写真にしました。 (市販品は塗装の種類やフックの製品重量差で、微差が出ることが予想されます。その点はご容赦ください。)
元々チューンドの名のとおり、積極的に換えてみるのもあり、という考えで設計しています。こちらも参考にしていただけたら幸いです。
なお、ノーマルに付いているリングは小さくとも固く強いです。怪我のないようスプリットリングプライヤーをお使いください。
初のチューンドK-TENシリーズとして現TKLM90を発表してから15年経ちました。今なお現役ルアーでいられるのは皆様からの熱いご支持のおかげです。
あの年に生まれた方がもう高校を卒業間近だと思うと、年月の重みを感じます。
・・・そして今春、長い経験と知恵を込めてTKLM80の生産を開始します。
ご期待にお応えできるように現在の製作精度をフル活用したギリギリの設計です。
仕様は80ミリ9・5グラム、フックST46の5番、リングH2.5、小粒なルアーながらもレーザーカット貫通ワイヤーです。純淡水で沈み気味のサスペンドで、純海水では低浮力のフローティングになります。泳層は90と同じぐらいのところも引けますが、全体の平均深度は若干深くなります。90と補い合う関係や双方の使用感、また主な使用場所でのライン角度が立ち気味なことを考慮して設定しました。
90と同じ重量の磁着タングステン球を使用しているので飛びも万全です。
それとこのルアーサイズに合う理想的なスプリットリングが無かったため、新たに特注のリングを作りました。一回り大きい通常のリングより実験上強いです。(写真。K2Fに付けて引っ張り合い)
発売予定は2月中旬になります。よろしくお願いします。
なお、このTKLM80で得られる私個人の利益(歩合のようなもの)は全て魚族保護や環境保全のために真面目に活動されている団体に永続的に寄付することが決まっています。
あけましておめでとうございます
昨年は担当したTKW140、BKRP140R3を計画通り発表することができました。これも皆様の熱いご支持と応援の賜物です。まことにありがとうございました。
今年も決意新たに皆様の期待に応えられるルアーを製作していきます。
次記事に早速発表させていただきます。
TKW140の尾下部に小さな出っ張りがあるのは何故? という質問がありましたのでお答えします。
これは無駄とかオマケではなく、必要に迫られて採用したデザイン手法になります。
本体の中に定評のあるK2F142由来の重心移動システムを組み込む際、タングステン球を飛びに理想的な位置にしますと内部の接着面積に不足が出るので、それを補うためにワイヤーを僅かに迂回させています。(エスケープワイヤー)
K2F142に出っ張りが無いのは元々ギリギリの設計で強度に影響がない限り、その部分を少々強引にフラットにしているからです。しかしそれだとプラ樹脂を充填した時、超薄い部分ができ製造上のロスが発生していました。
例えば自動車では、より高性能なターボやインタークーラー関連の装置を取り付けるとノーマルボンネットでは干渉してしまうので、その部分周りだけ膨らみを持たせてある場合があります。また同一車種で排気量の大きいエンジンを積む場合も全体を膨らますのではなく、部分的に膨らませて覆うことで、デザインのシャープさを維持することがあります。オーバーフェンダーとかも同様で車好きには高性能の証しみたいなものです。
TKW140もあの小さな出っ張りをただ覆ってフラットにすると想像以上に尾の辺りが太くなってしまうのです。特にリトリーブを止めたときのシルエットが大事なルアーなので、チューンド、の名に相応しいこの手法を採用したわけです。
まず、高知のUさんより河川でのアカメの便りが届きました。ブロンドカラー。おめでとうございます。
東京のTさんより千葉内湾河川にて、スズキ。他のルアーよりボラの接触が多い、とのこと。タグ付き確認後、再放流。
ご報告、ありがとうございました。
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TKW140のフックについてのお問い合わせが数件ありましたので、いくつか写真と例をあげて説明します。
純正はST56の2番で、約1、4グラムです。換装する場合これを目安にお願いします。
ボリュームある躯体は細身のルアーよりはフック換装による影響は少ないので、ノーマルに不足を感じたり、選んだフィールドでのベストを目指すときにお試しください。
ご存知のように釣り場におけるルアーの挙動は一定ではなく様々な条件で千変万化します。中でも波の中のルアーの潜航深度は一概に何センチというのは難しいものです。
TKW140はリップを削ることで微調整を図ることができますが、フックの換装をしてもある程度可能です。
この場合、軽いフックにすると、泳ぎは大きく、泳層は浅くなります。もう一つ、フックが細くなれば、刺さりは良くなりますが当然伸びるリスクが増えます。
ノーマルの太軸フックは大型魚をある程度引っ張りっこしてランディングすることを想定しているので、小型魚は刺さり辛く、強いアワセが必要となるでしょう。フィールドが障害物の全く無いサーフなどでは刺さりを重視して一段細身にすると有利になる場合があるはずです。
一方、青物等狙ったり潜航深度を下げたいときや魚のサイズで一段ぐらいはノーマルより太軸フックを装着することができますが、少々アクションに影響がでます。極端に重く、強いフックに換装する場合は自己責任でお願いします。
写真は淡水に浮かべています。ご覧のように浮き姿勢への影響は少ないです。ご自身の求めるところの参考にしてください。
フィールドにアジャストしたルアーは最強アイテムに成り得ます。
【参考】K2F142 フック換装
お待たせしました。TKW140は月末9月30日に出荷開始です。オンリーワンをコンセプトとするチューンドK-TENシリーズでは10年ぶりのNEWアイテムになります。
分類ではシャローミノーにあたり、通常の使い方に加えてスロー領域と軽いトゥイッチが得意です。そのために非常に凝った内部機構があらゆるリトリーブスピードで作動します。
また対象魚を自然に誘うために、泳層を積極的且つ確実に調整できるよう小さなリップを設けました。シャロー域の0~70㎝ぐらいの間と、例えば1m~1m70㎝の間とでは、同じ70㎝間とはいえ実釣上では数センチの違いの影響、重要度は浅くなるほどに大きくなるものです。
弊社のルアーを含めて、よくパッケージ等にルアーの泳層が書いてありますが、それは目安であって、実釣ではリトリーブスピードや方法、ライン径や角度、リーダー径、接続具、立ち位置や塩水濃度、フィールド環境によって、同じルアーであっても各人の泳層はバラバラです。
㎝刻みで狙った泳層をトレースできるルアーはほとんど無いのが現状でした。リップ角度に調整機構を持つものはありましたが、それだとルアーの泳ぎが変わってしまいます。 ルアーのアクションの本質を変えずに調整するにはやはりリップを削るのが確実ですが、それには削ってもルアーのアクションを損なわないボディ自体で泳ぐルアーが必要なわけです。
BKF以外のルアーはルアーのリップを削ると、影響が大き過ぎてデリケートですが、TKW140はリップが無くなるまで本質は変わらないので安心して削れます。あなたのフィールドにベストマッチさせたルアーの強みをぜひ体感してみてください。
なお、リップを完全に取り去っても泳ぎますが、激しいジャークとかしますと、ペンシルタイプと同じように水の抵抗が少ないので、リーダーを追い越して絡む場合があります。 使用が簡単なノーマルの性質を把握してから、必要なときに少しづつ削ってください。