TKP135 TT 引き波

TKP135TTは9月中旬からの発売に向けて鋭意製作中です。正式な発売日の告知の前に、このルアーが持つ変わった性質をもう一つ紹介します。

 ルアーのサイズからしてターゲットはヒラスズキ、スズキ、青物等の大型魚になります。 それぞれの釣りの現場で各人各様の釣り方を見ていると、このジャンルのルアーでまだやり残している事はないのか、気付かせてくれます。

そして高速で使う方、多様なアクションで誘う方、様々な使い方の中で特にヒラスズキ、スズキ相手のときにはスローを中心とした使い方が多いのです。
このとき、アクションとか光の反射といった要素の他に、他のルアーと明確な差が出せる要素はないのか、考えたわけです。

注目したのは引き波の出方でした。
TKP135は立ち浮きしますので、ゆっくり引くと少し頭を出して30度~50度ぐらいの角度で進みます。同じ棒状のルアーなら引き波なんて皆同じになりそうですが、ある工夫をすると、ガラリと変わるのです。

以前Mクワイエットというルアーの実験で引き波の出方で魚の反応が変わることを実感していました。Mクワイエットは引き波の大きさ自体を最小にしたものですが、今作はポッパーなのでどうしても大きな引き波になります。
そこで具体的にはルアーが引かれたとき、吃水線(浮かんだ時、水面とルアーが触れる線)となるところの背中側(後方)を平たくしたのです。こうすると、通常の断面が楕円状のルアーに比べて、弾丸の形のように後部がカットされた断面となるこのルアーは、水流が平らな背の部分で剥離しずらくなり乱流となります。そこに僅かですか振動波が発生するのです。

カップの端で水面を切る際に生じる普通の引き波の他に、引き波の中心である背中から細かく出る波は、水中に小さなスクリューでもあるかのようです。
単なる棒状のルアーが放つ引き波よりも生命感が増すので採用しました。スローリトリーブ時にきっとお役に立てると思います。

追記、今回のルアーではゴーフィッシュの武田氏にもセッティング等、色々と手伝っていただきました。初回限定カラーの中にあのド派手な武ちゃんカラーがあるのでお楽しみに。

ポッパーのカップについて(提案)

 9月発売予定のTKP135TTの頭部は、ダウンヘッドという形状を採用しています。これで初動時の水掴みとダイビング後の姿勢制御が良好になりました。
 カップの形状はカップ音やアブクの出具合はもちろん視認性にも拘ったので、カップの深さ方向の断面は単純な半球面ではありません。

 
 そして、次に書くことはある機能を発揮するカラーを施したカップのことです。(写真参考試作品。ベースを赤黄にしてあるのは視認性確認のため)
 これはほとんど直立の浮き姿勢のルアーを作るまで温めていた企画で、現物のテストをしてその効果を確信しました。

 
 カップ径25ミリぐらいの直立浮き型ルアーを比重ギリにして、カップ中心を眼のように黒っぽく塗るのです。そうしてリトリーブを止めると、猛禽類の眼と、サメの目の動きを参考にしたカップが上空に向き、ギョロッと威嚇します。
 そうすると何が起きるのか?
 鳥山、ナブラ等絶好の機会に、ルアーが鳥に襲われそうになっても、任意に追い払うことができるのです。カップの眼と眼を合わす鳥が一瞬、硬直するので笑えます。
 鳥が乱舞する中にトップ系ルアーを投入するのは、勇気がいるものです。本命がヒットする前に鳥が掛かってしまうからです。そのため、重いルアーにしたり、ナブラから投入点をズラシたりして、落ち着いて釣りができませんでした。それがある程度解消できると思います。
 
 ただしテストでは良好な結果でしたが、全ての条件で試したわけではありません。鳥の種類、天候、陽の角度、慣れの問題、ナブラ、鳥山の規模、鳥の興奮具合、眼を見せるタイミング等で効果は変わるものと思われます。その点、理解した上で使用してください。(発売時はバードリフレクションカラーとかバードフリーズカラーとかの呼称になるはずです。レギュラーカラーのマリングリーンに着色する予定です。)
 釣りへの悪影響はほとんど無く、トップで積極的にナブラを攻めることができ、何より、鳥を傷付けることが少なくなります。
 
 9月まで待てない、テストしてみたい方がおられましたら、条件の合う手持ちのポッパーにサインペンででも着色してみてください。鳥の眼がものすごく良いことを実感できると思います。

TKP135 TT 予定

お約束していた新作ルアーの名はTKP135TTになりました。私としてはジャンピングポッパー以来26年ぶりになる水受けカップを持った純ポッパーとなります。
浮き姿勢は立ち型として、ヒラスズキ、青物を見据えてセッティングしました。9月中には発売できる予定です。

いくつかの新しい工夫を施してあるので、まだ全容をお知らせできないのですが、ご期待には応えられたと自負しています。

今回はその主要な機能について説明させてください。
まず脳内シミュレーションをしていただきたいのです。いきなり魚の身になって、あるいはルアーになったつもりで、というのは無理があるので、ここは人間のままで想像してみてください。w

だいたい6キログラム~10キログラムの大きな鉄の玉をお盆の上に乗せて落ちないように持って真っ直ぐ歩いてみます。重くて辛いですが、何とか歩くことはできると思います。
ところが10キロもある鉄の玉が、お盆の上で勝手に動き回ったらどうなるでしょう?
真っ直ぐ歩くことすら困難になりバランスを取るために全身を使って耐えることになります。後ろからであれば、酩酊状態のようにも見えるでしょう。
この時、物取りとか略奪者がいれば、等速でスタスタ歩いている人より、容易いカモと映るはずです。つまり襲われやすい動きであるわけです。(シュミレーション終わり)

人間以外の多様な生物でも同様なことが起こります。こうした動きをすると、それが小魚であれば捕食者にとって格好の餌食でしょう。昔からルアーアクションは弱っている小魚や油断している小魚を演出すればよいと言われていますが、具体的に何をすればいいのかとなると難しいでしょう。

ルアー側でできることは?TKP135TTはこれを意識して作りました。
既存のRユニットもその要素はありますが回転運動ゆえ、コントロールが効き過ぎて大人しめです。今回欲しいのは錘が360度の全方向で往復運動するユニットなので、新たなシステムを考えることになりました。

名付けてRMシステム。
ほとんど音を発することなく、勝手にスムーズに鉄球が往復運動するユニットを作り、それとKーTENシステムとを合体させました。普通の形状の磁石ではこうならないので、磁石の形自体を変えて、磁力の強さや方向を集中させることによって実現しました。また可能性がひとつ拡がったと思います。
長くなるので今回はこれぐらいにして、次回記事ではポッパーとしての他の機能をお知らせしたいと思います。
楽しいルアーなので期待していてください。

6回目でついに念願のヒラスズキ

森様より、歓喜の報告です。記念に掲載させていただきます。
以下、原文です。


アカメを釣りたくて高知県に通ったことで多くの方と出会いました。
皆さん色んな釣りをしており、色んな話を聞くなかで磯のヒラスズキに凄く興味が出ました。
去年の年末から和歌山県へ行く回数が増えました。
最初は紀伊半島ならサラシに投げれば釣れるだろうと考えましたが、アタリはありませんでした。
周りは釣れているのに僕だけ坊主の時もあって悔しかったです。

そんな悔しい気持ちがあり毎年GWは高知県へ行ってましたが、今年は何が何でも和歌山の磯ヒラが釣りたくて南紀にしました。
今回で6回目、片道400キロあるんでだいぶ走行距離が増えました。
今回は僕にアドバイスをしていだだける先輩達と釣りをしました。
ある地磯でTKLMがいいところ通せているなあと思った瞬間、水面からルアーが消えヒラスズキが食いました。
マスタープラッガはよく曲がりましたが、バッドは強いなというのはよくわかりました。
最初サイズがわかりませんでしたが、ヒラスズキがエラ洗いをした瞬間に一人では無理だと思い先輩を呼びました。
先輩達のおかげでランディングできました。目の前にずっと釣りたかったヒラスズキがいる。しかもデカイ!太い。デカすぎてスズキじゃなく他の魚に見えました。測ったら86センチ、6.5キロでした。初めての磯ヒラがランカーという出来過ぎな結果になりました。
釣り上げてから震えが止まらず先輩達がフックを外すという状態になりました。
写真撮影した後、元気に泳いで行きました。

一人では絶対ヒラスズキを釣ることはできなかったと思います。本当に多くの方からアドバイスをいただきました。ありがとうございました、感謝しかありません。
今回のヒラスズキを釣ったTKLMは記念に飾ることにしました。
TKLMとマスタープラッガーの最強コンビで今後も楽しい磯ヒラゲームをしていきたいです。
釣行日 5月上旬
エリア 和歌山県南紀
タックル
ロッド マスタープラッガー13T
リール バイオマスターSW5000XG
ライン ドンペペ2号リーダー ナイロン35ポンド
ルアー TKLM12/18SHレッドヘッド
岐阜県高山市 森貴宏
以上


森様、おめでとうございます。TKLMがお役に立てて良かったです。
身体が震えるほどの興奮は滅多に無いことで、文字から歓びが直に伝わってきました。
ありがとうございました。

宇宙論 膨張加速だって

今年は新作二本を予定しています。いつも、設計を始める前にはヘプタモンドパズル等をして頭の回転具合を確かめてから取り掛かるのですが、どうも調子が悪い。
そこでこの数年抱えていたモヤっとした問題を片付けることにしました。(釣りとは関係無いです。)


宇宙モデルで遊ぶ

以前、この宇宙が生まれてから138億年とかいう数字の短さ、何かの負債額のような俗っぽさに違和感があると書いたことがあります。ごく最近までそれは続いていました。
地球ができたのは46億年前だといいます。これは身近な事だから数値はまだ納得できます。しかし、全宇宙が現在の状態になるまで僅か3倍の時間(46×3=138.偶然ピッタリというのも?)で済むとか、誰も疑わないのが不思議です。物量と領域は地球の1に対してこのページのほとんどを0で埋めるぐらいの気の遠くなる差があるのに、たったの3倍であの大規模構造まで行き着くらしい。
太陽系の成立すら諸説あってまだ結論が出ないのに・・・

この宇宙は限りなく凝縮した一点で超爆発が起こり、そこから全ての物質が生成されたという所謂ビッグバンモデルは未だに主流の理論です。学力テストで正しいモデルは?と質問があればこれを書かないと○は貰えません。
宇宙が今尚膨張しているからには時間を遡ればある一点に行き着くはず。それが138億年前の爆発の論拠になりました。星々が地球から遠ざかっているというハッブルの観測結果にも整合するので強固なモデルになったようです。

膨張はやがて物質間の重力が作用して、いづれ止まり、そこから収縮に転じて最後はまた一点に押し潰されるという説もありました。そのまま膨張し続けるという説もあります。

ただ宇宙モデルというのは、実際の観測や計算結果と符合しないと認められませんから、理論に矛盾が生じると新たにパッチ(補助理論)を当てないとならなくなります。
そしてこのパッチが凄いことになっています。インフレーション、真空エネルギー、マルチバース等々、ビッグバン理論の援護のため本体より賑やかなアイデアが次々と現れました。
近年(たぶん2011年ノーベル賞)宇宙は膨張しているどころか加速膨張しているとの観測が成されて、ますます混沌としてきました。
新たな発見は新たな謎を産みます。何で加速できるの?という問い掛けに答えるには、全宇宙にあるべき物質密度は何割も足りず、穴埋めにダークマターなる未知の物質を想定し、また138億年前から膨張し続けるエネルギーも桁違いに足りず、ダークエネルギーというこれまた未知の力の存在を仮定してまで、強引に現象(自然)と一致させようとしています。

これ、理論として破綻しかけているのでは?というのが率直な感想です。爆発による宇宙膨張モデルに拘りすぎるとこの先も苦しい展開が続きそうです。それに加速膨張にダークエネルギーなぞ持ち出したら終いに空間は光速を超えて広がり、全物質が引き裂かれてしまうのでは。

そこで、せめて生きている間はもっと美しい世界に居たいので、自分で考えることにしました。w ここから先は私の宇宙観になります。有りもしない都合のよいエネルギーと物質は排除して 現時点で証明されている観測と実験結果から、分かっているのは
○見える宇宙が成立するためにあるべき物質量が全銀河をかき集めても1割に満たず、9割以上は未知なもの。
○見える宇宙は膨張している。しかも加速中。
○見える宇宙の大規模構造はバブル状。 銀河は膜状に集まろうとし、内側に空虚な空間を形成するのは宇宙において常態であること。
○見える宇宙空間には大局での歪みが無い。
○全天から宇宙背景放射がある。遠い昔にあった爆発の名残りにしては温度に若干ムラがあるものの極めて均一。 光速を超えた膨張からは光が届かないため、減速したから届いているとか。
○銀河系の回転速度は内側と外側でほぼ同じ。ダークマターを想定するか、新たな重力理論がないと説明できない。
○真空の中からでも素粒子が生まれる。
○質量によって空間が変形(ゆがみ)することで重力が生じる。弱い力だが遠くまで届き、極大の影響を及ぼす。
もちろんもっと色々とありますが、当面これらだけでもあるイメージが沸いてきます。

まずダークエネルギーとか不明のものを持ち出さなくても加速膨張は有り得ます。見える宇宙の外側に大質量の重力源があればよいのです。それは不完全でも球体の外皮膜のような星々の集合で、見えている宇宙はその中にあるとします。大規模構造の外側にさらに大きい大規模構造がある感じです。 ほぼ9割の物質は見えない外側にあるとしたほうが、無理やり自分たちの見える範囲に押し込めるより、自然。
つまり得体の知れないエネルギーで膨張加速しているのではなく、反対に外皮の大質量に引っ張られているとするわけです。重力源に近くなるほど引っ張る力は強くなっていきますから、こちらから見ると加速膨張しているように見えます。 時間差で外皮に集合していく物質は、地球から見れば適度な熱を発生するかもしれない。ちょうど宇宙背景放射の微かな熱程に。
ビッグバンの高熱の名残りであるとされる宇宙背景放射の観測を続ければ熱は下がり続けるはずですが、もしも上がるようなら素晴らしい。
これなら空間が光速を超えて拡張しなくても良いし、物質が光速を越えられないことを無視しなくて済むので重力源である膜の形成にも都合がいい。

また、宇宙外郭にありそうな巨大な重力源としてもうひとつ。相応の空間のゆがみがあれば物質すらいらないのかもしれません。始まりは光より速く空間が膨張したというビッグバンが、拡がる境界周辺の空間を凄まじくゆがませているとするわけです。ゆがみ、すなわち重力なので、そのスケールからすると加速膨張させるエネルギー源としては申し分ないでしょう。ビッグバンではいったん膨張が減速してからあるとき加速に転じていることからエネルギー源の切り替えがあったように見えます。爆発で押されることが終息した後は引っ張られるというわけです。

そしてダークマターを空間のゆがみで代用できれば、銀河系の外と内の回転速度問題もありふれた捻じれということに。物質があるからゆがむというのは一現象で、先にゆがんでいる場合もあって物質が集まるとしたほうが多様な謎に答え易いような気がします。重力のみが次元を超えられると聞いたとき、ではゆがみも?と思いました。

さらにもうひとつの可能性として、宇宙自体が自転していれば、足りない力を補えるかもしれません。回転と渦は宇宙において繰り返されている現象です。大小、原子も銀河系も回転を伴うのに、それらを包むものだけが回転してない、と言い切れるのかしら。
そして膨張が加速しているのなら、過去の 星々はもっとゆっくり動いていたと考えるのが自然でしょう。ということは宇宙が生まれてからの年齢は138億年より伸びることになります。それもかなり。スピンしているスローバース・・・
これは美しいモデルだと思います。少なくとも以前の違和感はなくなりました。スッキリ、これで新しいルアーの設計に取り掛かることができそうです。

追記 現在、加速膨張の度合いを全天で観測しているとのこと。数年から遅くとも十年ぐらいで結果がでるそうなので宇宙論の新たな展開があるはずです。楽しみ。

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再度追記。 上を書いてから3年と少し経ち、2020年5月にアメリカの大学から「宇宙自体が自転している(いた)根拠が見つかった。」という論文が発表されたようです。遅れてでも宇宙の自転の可能性に着目していた研究者がいてくれたことが嬉しい。まずテーマを想定してから精緻な観測をしないとわからない事なので遠くから拍手を送りたいです。それにこれが正しいとなると、次は・・・と期待しちゃいますw

冬、河川、トップのアカメ

浜田様より「思い出の一匹」に投稿いただきました。
釣れた状況を知ると、多くの方の励みになる一匹になるのでは。
ありがとうございました。
以下、ほぼ原文のままです。


・・・略・・・

『冬、河川、トップ、アカメ』という忘れられない思い出が出来たので報告します。当日はヒラスズキ狙いでの釣行、ここ数ヶ月せっせと通い込んでいるのもあって、この日もこのタイミングでココという自信がある中、表層系のミノーで流れの強弱とブレイクが絡むエリアを入念にチェック…
が、期待をよそに反応がなく、半ば諦め半分で最後はやっぱりトップだと手にとったK2RP122を張らず緩めずのテンションで流れに乗せ漂わせること1投目にドカン!
大きなヒラスズキだと思い懸命に寄せてくると、アカメ!笑
今期は既に数尾のアカメをキャッチしていたが、その中でも特に嬉しい1本となりました。
ご一緒させて頂いた、大先輩の方々、今期は大変お世話になりましたm(__)m

名前、浜田力
地域、高知県
釣果ポイント、高知河川
釣行日、12月上旬
タックル、
ルアー リップルポッパー K-TEN K2RP122
ロッド ufm cps 96ex ti
リール DAIWA セルテート3012
ハンドル studiocomposite RC-SS 60mm

K2F162 T3 にシーバスバージョン追加

シリーズ最新アイテムのK2F162 T3にシーバスバージョンを追加します。
青物や大物に特化したK2F162ですが、ユーザー様からのご要望でフック、リングを1段階下げ、シーバス定番カラーにして発売します。(中身は同じです。)
総重量が軽くなる分、浮き姿勢はノーマルのお尻下げから、ほぼ水平浮きになります。また、より低速から泳ぎ、動きも大きくなります。
全6色
K2F162T3 for SEABASS
162mm/43g
FLOATING ST56#1 RING#6
12月中旬頃出荷開始予定です。
よろしくお願いします。


比較用にノーマルの淡水における浮き姿勢も。 純海水ではここまではお尻を下げません。

プロモーショントレイル日程

プロモーショントレイルのお知らせです。
時間内は店内か希に喫煙所にいますので、気楽にお声を掛けてください。
「プロモーショントレイル2016 東京」
場所:アングラーズショップmaniac’s(マニアックス)
〒123-0861 東京都足立区加賀1-19-6
TEL:03-6807-1191
日時:2016年11月27日(日)14時~19時
「プロモーショントレイル2016 高知」
場所:フィッシングハヤシ
〒780-8011 高知県高知市梅の辻5-1
TEL:088-831-8888
日時:
2016年12月3日(土) 15:00~20:00
2016年12月4日(日) 14:00~18:00
お会いできることを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

K2F162 T3 発売予定

K2Fシリーズ久々のnewアイテム、K2F162 T3
(45グラム、フック1/0)の発売日がほぼ決まったので、お知らせします。
問題無く制作が進めば、今月20日前後には全国のK2F取扱店様に発送できそうです。

 このルアーのコンセプトは明確です。何十年もルアーシーンを見聞きしてくると、何が進歩し、何がむしろ停滞しているのか見えてくるものがあります。
確かに道具の進歩で巨魚は掛かれば取れる可能性は向上していますが、そこに至るまでのハードルが年々上がり過ぎています。
巨魚に夢を馳せる方が多くなるほどに、そのちょい下のサイズ、つまり大多数の魚をヒットに持ち込めるチャンスが減っているように見えます。
162はそれを幾分でも和らげようと作りました。それは
ルアーがポイントに届くのであれば、上ずった魚群には軽さが武器に、ということ。

眼前に待望のナブラが沸いたとき、あるいは小魚が海面に追われているのを見て大物の気配を察したとき、期待を込めてルアーを投入!
この先が問題です。ヒットに持ち込めれば良いのですが、ルアーの着水後、リトリーブを始めるとにわかに海面が静まり返ったことを経験された方も多いと思います。せっかく万全の準備をし、遠くから駆けつけた磯場や船上でやっと大型青物に近づけたというのに。

何が起きたのでしょう? 余程エサを追うことに狂っている魚群でない限り、不自然な着水音とアクションやラインが海中に入る事で一気に警戒されてしまったのです。
こうしてせっかくの稀なチャンスを自ら潰していることがあります。 また単独釣行と多人数でする釣りではプレッシャーが違うものです。

これを改善する方法は、一見大物狙いのセオリーから外れるようですが、ルアーは軽く、ラインは細くして、対象と間合いを取ってポイントに投入することになります。
しかし、狙う魚の上限に合わせたルアーを選ぶとなると、必要な飛距離や強度、アッピール力を求めるので、どうしても飛びそうな重さを持ち、強そうなルアーを選びがちです。アクションもそれに準じて繊細とは言い難いものになります。 流行りのタックルというのもあります。

毎日のようにポイントに日参できる環境にあるルアーマンなら、今日一日一度のチャンスを失っても明日がありますが、サンデーアングラーならそうもいかないと思います。 ルアーマンがお互い助け合うには何ができるか、です。

K2F162の目的は、対大物に必要な要件を満たしながらも、できるだけ軽く、多様で繊細なアクション能力を得ることです。これがポイントに無用なプレッシャーを与えずに少しでもチャンスタイムを延長することに継がるのです。
たった45グラムのルアーですが、このためにボディの各部位の厚さ、パーツ類の寸法を徹底的に見直し、適正化しました。


カラーリングの予定は
B101 イワシ
B102 イワシ/レッドべりー
B103 コノシロ
B104 マリングリーン
B105 ピンク
B106 カタクチイワシ
B107 トビウオ
B108 ソウダガツオ
B109 ツナ
B110 クリアHG
MN1 SOKUSEN
になります。よろしくお願いします。
フックとリングは推奨のものがついていますが、スズキ狙いなどではワンランク下げたものが使えます。
なお、ルアーパッケージ内の説明書はシオリとして使えるデザインにしました。できれば長く使ってやってください。