ハンデ…自選エッセイ集【27】―S

 以前書いた文章を載せます。
 1996年一月に(株)週間釣りニュースさんの発行した媒体に掲載されたものです。
 
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                ◇ハンデ
 良いところがありますよ。と若手に教えられて、久々に夜のスズキ釣りを楽しんだ。
 十数年前に、ほとんど全てのポイントにルアーを投げ込んだつもりになっていたが、そこは初めてだった。
 干潮になると一部浅い所があって、ウェーダーを着用していれば、深みを避けつつ一キロ以上海の先へ出られる。
 前日は80センチクラスが入れ食いだったと聞く。
 
 当日は早々とリップルポッパーで釣ったものの、本命ポイントではライトを照らした小舟が入ってきて、モリでスズキを突き始めてしまった。それぐらい魚影が濃いのだが、たまに突き損なうものだから、スズキが散ってしまった。
 しかし、よくぞこんな場所を見付けたものだ。最初に入った人は、釣れるかどうかの期待だけで、ルートの限られた暗い海の中を一キロ以上も歩いて行ったと思うと頭が下がる。
 また、そうやってヒットした初めてのスズキが、どんなに嬉しかったか想像もできる。たとえ、それが既に知られていた場所だとしても、自分自身で捜したというところがいい。
 
 このところのルアー熱はたいしたもので、有名ポイントは満杯といった状態だが、情報は片寄りがちで、実はまだまだ隠れた、あるいは忘れられたポイントはある。
 ただ、いずれも条件付きで、ド干潮しか入れないとか、引き過ぎたらダメとか、雨後のみとか、風向き次第とか、晩春のの一時期とかの制約が多い。ヒットが集中するところ程、その傾向がある。
 雑誌等に発表される情報は安全面も考慮して、恒常的なポイントが多いから入り易いが、本当にイイ思いをできることは少ない。
 
 更なる興奮を求めるのなら、やはりいつの時代でもポイント開拓に尽きる。
 元々ルアーフィッシングは、道具立てがシンプルで、そういう釣りにこそ相応しい。コマセ、スカリ、クーラー等が不要で、その気になればルアー数本という身軽さだ。
 その反面、何でも自分たちで判断せねばならず、あえてハンデキャップを設けるようなことになる。
 しかし、我々が魚を獲るのに、爆弾や網を使わないのも、イワシを巻かないのも、余裕と誇りからだけではないだろう。 そこには、どうしたらもっと楽しいかという自然な欲求がある。ハンデの設定は自由だ。とすれば情報のカットも立派なひとつの方法である。
 
 もちろんこの情報に満ちた中で自らの行動力のみに頼ることは、実際の釣果を低下させるかもしれないが、一匹一匹の喜びの総計は、教えられて釣ったそれを必ず上回る。
 少数だが、羨ましい釣りをしている人達がいる。 

アンケート受付終了日

 本日予定通り、K2F122βモニタリングアンケートの受付を締め切ります。
 今日辺りで内容の吟味検討を始めないと、夏頃の初回ロットに反映させることができないからです。参加して頂いた皆様、ほんとうにありがとうございました。
 もちろん、今後もK2Fを育てるためにご報告を続行して頂くことは大歓迎です。左下直メールでお願いします。
 
 期待以上に集まったアンケートですが、一般にイメージするアンケートというより、まるでレポート集のようです。テスター以上に濃密で正確なレポートもありました。
 きっと集計するのにも、いや考察するのにも一週間程度掛かりっきりになる必要があるでしょう。
 例えば、AとBの違いについて。表に見えるのは僅か0,2グラムの違い。これは目視で判別できるギリギリの差として設定しました。
 20グラムのルアーで0,2グラムの差というのは、製品間の誤差ぐらいとも言えるのです。事実Rユニット以外の部位にその程度の差を与えても、全く違いが判りません。
 ところがRユニット(回転体)の部分を僅かでも変えると、泳ぎどころか飛距離の優劣まで現れてきます。そして結果も…。
 
 今回はここまでとさせて頂きますが、お陰様でこのルアーの可能性、確認、課題等がよりはっきり見えてきました。先々ラボで発表していきたいと思います。
 
 
 記念に頂いた写真から。
 
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◆こごろぉさんから。
 雨で増水した、上げ止まりの◇◇川で。思い出がいっぱい詰まった場所。
 デッドスローで2、3回リトリーブしたとき、122に84センチがゴン!
 
 今月は同河川で、夜、BKS125で97センチのランカーも!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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◆masaさんから。
 南紀のシャローフラットの磯で。
 
 
 
 
 
 
 
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◆筑後の住人さんから。
 小潮の下げ始めの◇◇で。
 一メートルレンジをスローにリトリーブしながらトゥイッチを入れたところ、ココッというバイトが!
 
 
 
 
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◆Eさんから。
 千葉の某地磯で。
 朝陽を浴びての釣りは爽快。
 
 
 
 
 
 
 
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◆Hさんから。
 熊本で一級ポイントながら、かなりスレている。142から122にチェンジしての会心の一投!83センチ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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◆ネオコンさんから。
 ルアーを122に換えて一投目。85センチ。
 
 
 
 
 
 
 
 
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◆わっちょさんから。
 橋脚下側の明暗部のヨレから出てくれた一発。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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◆K太郎さんから。
 サイズアップしたので。
 低気圧の接近により、波高3M、風速17M!千葉某地磯ワンドにて。
 
 
 
 
 
 
 
 
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◆ふったさんから。
 同じ立ち位置から遠投。
 トレースラインを10度ずつズラして4投目に。
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◆hamさんから。
 米代川桜鱒の、朝マズメ前の、待ち時間に。
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◆STREAMさんから。
 122のリップを削ってシャローチューン。
 中規模河川、下流部で、ややアップクロスにキャストし、ミオ筋からの緩やかなブレイクを、122の振動が伝わるギリギリの速度で抜けた直後に。
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◆Kさんから。
伊豆地磯ヒラ釣行。波2,5m。風2時方向から3~4m。
この一時間ぐらい後、大型のヒットあるも、バラシ。
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 ありがとうございました。

プチ歴史観から

 何かしらひとつでも自分の得意分野を長きに渡って持ち続けることは、様々な恩恵をもたらしてくれます。
 それが仕事上のことであれば熟練と共に報酬も付いてきますし、また釣り等の遊びや趣味からでさえ、興味を保って長年継続していると、知識や経験ばかりでなく、いつの間にかテツガクめいたものまで身に付いてきます。
 ただ遊びのほうは精神薬としても作用してくれる反面、ときに伴侶から、それは単なる毒だと苦言されたりもします。何も持たない者より当然、波風が立ちます。
 
 ひとつのことに長く関わることは、大袈裟に言えば、その分野の生きた歴史の証人になることになり、其処で初めて見えてくる事があります。
 誰もが実際にその目で見ることの出来る歴史はほんの僅か。そのことに関心を持っている間だけです。それも期間には上限があり、長くても半世紀程度です。 だから通常、その分野の始めからの歴史を学ぶには、資料や伝聞に頼ることになります。教科書、専門書、WIKI、雑誌、TV、友人、ネット…。
 問題は、それらの記述や伝承が客観的に正確ならば良いのですが、しばしば勝ったほうから、力のあるほうから、より多数であったほうから、あるいは口数が多かったものからの影響が伺えることです。
 
 私も子供の頃、教科書に書いてある歴史を鵜呑みにしていた時期がありました。しかし大人になるに従って、余りに一方的な記述には疑いを持つようになりました。
 それはたった数十年生きて見てきた小さな範囲の歴史の中にでさえも、そこかしこで都合良く書き換えられていることを目撃してきたからです。こうしたことは、ひとつの分野に精通する程リアルに見えて来るものです。そしてそこから類推することが出来ます。
 もしかしたら超長期に渡る大きな歴史の中にも、これに似た事情があったのではないかと。あるいは、大にあったことは小にも有り得るのではないかと…。
 
 身近な例えから言えば、ルアーの歴史、パクリパクラレの応酬。釣法の由来。刊行物の正誤…。それらから始まって、果ては孤島の領土問題、先の戦争の原因解釈まで。通説そのものが少々ねじ曲がっているかのように感じています。
 また現在、何処かの大国がやっていること、意図的に伏せられていること、それらが先々歴史にどう綴られるかを想像してみると、空を仰ぐばかりです。……
 では知っている者が正せ、ということになりますが、それは極めて難しい。相対する二者の背後には、それぞれに多数の人々を抱えているからです。加えて歴史は常に進行中ですから、関心が無ければ昔何があったのか忘れられてしまうのです。
 
 これも身近なところで言えば、歴史全体としては些少なルアーのパクリ問題ひとつ取ってみても、正統なオリジナルが常に勝つとは限らないわけです。それどころか、多くの事例で負けて消える場合があることを見ています。
 原因は幾つか考えられますが、一例をあげると、労力と資力を温存しやすいパクった側のほうが、相応のものを生産、宣伝し、勢いで一挙に多くの支持者を得た時点で、事は決定してしまうようです。 それをオリジナル側から批判などしようものなら、購買層として双方に被る支持者まで敵に回してしまうことがあります。正しい批判をしたつもりの側が大火傷する場合があるのです。
 特にルアーという製品は、パクリ品であっても使用者本人にとって手に入れやすく、しかも釣れたものは、例え偶然であっても釣れなかったオリジナルより本物になるわけです。誰だってその真実を貶されることは耐え難い。元々事情など知る必要のない支持者に責任はありません。
 また何気なく使用している家電なりでも、いきなり他人に偽物と言われては不愉快にもなるでしょう。
 
 かつて日本でも高度成長と呼ばれた時代にはけっこう現在の中国と似たようなことをやってきたわけです。そこに罪悪感は希薄だったように思います。その間は破竹の勢いでした。それは残念ながらスケールの大小はあっても諸般に通じているように思えます。それに対して文化的、倫理的な成熟は、縛られることが増え、一歩踏み誤れば経済的な衰退と紙一重だということかもしれません。
 
 これ、嘆きではないのです。若い時ならともかく、そういうものだ、と知った上で、なお選択の余地があるからです。
 巧妙なパクリは現在でも進化と言葉を換えれば許されているようなところがあり、それが各業界を活性化していることも事実です。それを否定するだけでは不毛というものでしょう。しかし私はその事を理解は出来ても納得してはいません。
 
 どうやらプチ歴史観からすると、まともにやりすぎても敗北する可能性が増えるということは判りました。しかし確定しているわけではなく、注意深く進めばまだド真ん中に小道が在りそうです。ならば、やっぱり今の自分から見てベストな方法を取ろうと…。必要なら意地でも、根性でも、ヤケクソでも、◇◇でも総動員して目指せば良いと思うのです。
 
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上写真は、中学三年のときに授業で作ったお皿。老人が、世界地図と十字架を模した窓から何かを見てるとこ。書いてある歴史に疑いを持ち始めた頃。

メーラー

 K2F122βアンケートメールの集計も終盤に差し掛かりました。
 これを企画したときから、頂いたメールをよく読み、必ず返信することを誓っていました。大変かも、と覚悟はしていましたが、何とか過誤無く済みそうです。
 
 助けてくれたのが、後買いのメールソフトでした。
 実は、前の142モニタリングの際は、頂いたメールの管理にパソコン付属のメーラーをそのまま使用していたため、少ない数でも一覧にすると、表題が全部同じになってしまい、混乱したことがありました。
 前回、何方が何を書かれたのか、ひとつひとつ覚えておかないと、また多数の同表題を開け直すという非効率的なことをしていたわけです。そのため、中には私の勘違いもあったかもしれません。
 その反省から今回は、少し奮発して整理のし易い市販のメーラーを用意していました。上の写真は、そのキャプチャー画像ですが、こんな感じで表記されています。
 これで、アドレスをクリックすれば、過去に頂いたメール内容も見せてくれるので、苦も無くお一人ずつ別々にお話出来るようになりました。
 だから、たまに私の多忙を心配してくれるモニターさんがおられますが、どうかご心配無く。(以前アタフタしたせいかもしれませんが。)
 
 それに、ルアーのことはともかくとして、皆さんの釣りが垣間見れることは、ウマイ、ヘタに限らず非常に興味深いものがあります。
 また、たまにご本人にとって貴重な一匹の報告があります。モニタリングのおかげで其処に至る過程を知っている場合は特に、私も嬉しくてたまらなくなります。何処かに書いた覚えがありますが、ルアー製作者とはそういうものなんです。
 
 ちなみにキャプチャー画面の色分けは、例の分類です。このように当初は、赤黄が拮抗していますが、この頃では明らかに偏向してきています。
 6月20日締め切りまで後少し、アンケートをよろしくお願いします。
 
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 送って頂いた写真を記念に。↓
 
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 TURITENさんから。
 場所探しから始めて、◇年目のランカー。伊豆地磯で。大きく大移動して一投目。ドラマ有り。
 
 
 
 
 
 
 
 
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 NAKA-Gさんから。
 沖磯での釣果。両タイプ2匹づつ釣果を得るまで、色々と試して。
 別日にウェーディングでのタイリク。
 
 
 
 
 
 
 
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 テスター西村好仁さんから。
 四国西部の地磯でAM9時半。90オーバーヒラ。
 
 
 
 
 
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 ありがとうございました。

質問…バラシ

 サーFさんからの質問です。
 
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 …略…主にサーフや河口でシーバスを狙っています。最近バラシが多くなって困っています。ロッドを換えたせいと思い、古いロッドに戻したりしましたが…。
 初心者のときよりバラシが増えたような気がします。バラシを防ぐコツがあればアドバイスを…略…
 
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 さーFさん、お待たせしました。お答えします。
 私も時々バラシを連発することがあります。だから気にしないで。…で済むことではありませんね。
 そこで、バラシたとき次回ヒットしたら気を付けようと思うところを書きます。
 
 まず、針先やドラグ設定のチェックをします。そして魚が掛かったら、しっかりとフッキングします。        
 その前にですが、出来たら一度は仲間と協力して、安全なサーフ等で、50M程度ラインを出し、相手と交互にルアーを直接持って、ロッドを持った方がアワセてみて、ルアーを持つ手にどう感じるか確認してみて下さい。(フックに気を付けてしっかり持つこと)
 この状態でアワセたとき、50M先のルアーに、どんな力が掛かるのか体感出来ます。それで強弱試して、想像と現実の差を確かめておくのです。PEとナイロン、仲間の癖、自分の癖が判って面白いですよ。
 つまり、ラインを張り(リールを巻きながら)ロッドバットでアワセられれば、小さな動きで力を加えることができ、一方ラインフケが出ている場合は、大きくアワセたところでフッキングに至らないことも有り得ます。また魚の重みのみでアワセが効く場合もあります。
 
 次に意識することは、沖で掛けた状態(未だバレテいない)を出来るだけ手前まで維持することです。
 イメージとしては、リールを全く使わないで、取り込むことを思い浮かべるのです。リールを使わないので、50M砂浜等を後ずさり(笑)する感じです。
 これで魚からしてみると、あらゆる変化(ライン角度、伸び、ドラグの反応速度、ロッドの反発力の伝達等)が最少となります。
 掛かっていた状態が持続するわけですから、バレ難くなります。
 
 もちろん実際は、無限の後ずさりなんて出来ませんから、リールを巻くことになります。
 その際、上記イメージに従うと、テンションが変化して段付きになることが無くなり、手前に来るに従って、ロッドを下げることから、ライン角度も一定に保たれることになります。
 
 サーFさんが、よくバラスという波打ち際は、最もライン角度やテンションパワーの変化が起きやすい所で、自分が魚と近接するほど、それは顕著です。
 たぶんですが、初心者のとき、バラシが少なかったのは、適当に後退りしていたのではないでしょうか。また、アタリがよく判らず、魚の重みが充分伝わってからアワセられたからかもしれません。
 
 良いリリースをしようとすると、水に近いポジションを取りがちになるのでハードルが上がりますが、注意すればバラシはかなり防げると思います。
 そしてバラシには常に運が付きまといます。上記はそれを確率的に助けるだけのこととしてご理解下さい。
 
 なお、ラボ右上のサイト内検索に、バラシ、と入れてみて下さい。関連記事の題目が提示されます。
 
 おわり。
 
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 122アンケートで、送って頂いた写真を記念に。
 
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 ◆Oさんから
 足場の高い磯で、足元のサラシの引き波に乗せてのバイト。
 
 
 
 
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 ◆筑後川の釣友さんから
 大雨の増水後、狙ったポイントで。122で75センチ。73センチ。TKLMで70センチ。 65センチ。フィードシャローで65センチ。
 
 
 
 
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 ◆K太郎さんから
 貴重な一匹の感動が伝わってくる文章を頂きました。
 ソイは122では初物です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ありがとうございました。

禁断の重心移動システム…自選エッセイ集【26】

 10年前のエッセイ?を載せます。(これを書いたのは2000年、2月)
 最近の市場に出回っている重心移動システム入りルアーの幾つかを見ると、また注意が必要と感じました。メーカーの設計者さんを含め、ハンドメイドを楽しまれる方も、読んでみて下さい。
 
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 あと数年過ぎれば、K―TENシステムのパテントは、その権利期間を終える。それからは、誰でも、何処のメーカーでも自由に使用できるようになる。
 そこで、そろそろ、お話しておきたいことがある。
 既に、市場では様々な重心移動タイプのルアーがある。それぞれが、パテントに触れないように、形式を変えた重心移動方法を採用している。効果的なものもあれば、無いものもある。この先の発展が楽しみなものもあるが、中には、製作者の誇りを疑うものもある。
 それらを見ている限りは、心配する問題は、まだ起きてはいないようだ。しかし、現在ではなく、この先のKーTENシステムには、やはり注意がいる。この方法を採用するには、ある自制心を必要とする。
 
 
 パテントが解放されたときに、少し物理を知った設計者やハンドメイドを作る人なら、しばらくして、あることに気付く。
 色々と試しているうちに、さらに飛ばそうと、錘を重くしたりする。ここまでは実に簡単なことだ。また、それに対応するように磁力を強めていくだろう。やがて、運にも左右されるが、とんでもないことが起こる。 
 十数年前、実験でフェライト磁石に比較して、遙かに強力なネオジュウム磁石を使っていたとき、それは起こった。 何個か作った内のひとつが、ルアーそのものの重量は変わらないのに、まるでターボがかかったようにすっ飛んでいったのだ。再現させようとして、何度も試すと、あるタイミングに限ってその現象が起こることに気付いた。しかし、それは数十回とは繰り返せなかった。 
 ルアー尾部の隔壁を突き破って、鉄球だけが遙か彼方へ消えていったのである。
 
 
 磁力を強めていくと、当然鉄球は、なかなか離れない。現在販売しているものは、バックスイングぐらいの僅かな力で、鉄球が移動するようにしてあるが、これがもしもフルスイング時にひとさし指のリリースポイントと、タイミングが一致したらどうなるか。
 磁力の制御が微妙だが、凄まじいエネルギーが一気に放出されることになる。 タイミングがあえば、加速力が重なって、ルアーは放物線を無視したような軌跡で、異次元の飛距離を見せる。これだけならけっこうな話だが、タイミングがずれればルアー本体は一撃で破壊されるほどの衝撃を受ける。
 それではルアーが壊れないように作れば良いではないかと思うだろう。私も考え、緩衝材としてソルボセインなども使って試したが、現実的な方法が見つからなかった。それにこうゆうものはどこまでという歯止めが利かない。
 プラスチックやウッド、または薄い金属ぐらいの材質強度では、経年劣化の分まではとても保ちそうになかった。
 誘惑に負けるわけにはいかない。そこで私はこの考えを封印した。パテントで守られていたことも幸いした。
 そして、その危険さを知り、初代KーTENは磁力を落として移動錘の設定を、さらに控えめにして発表した。……
 ゴルフボールは叩くという違いはあっても、半径2mに満たないスイングで、軽く二百mは飛んでゆく。ただし、もしもラインが結んであったら、そんなには飛ばないはずだ。
 ところが、投げ釣りの錘は、抵抗のあるラインを引っ張りながらも二百mを超える。半径3mのスイングエネルギーは適正な錘を、ライン無しなら三百m以上飛ばせることになる。
 具体的な方法は伏せるが、磁石を応用して、ある解放装置を作れば、それを超えることも可能だ。〔これを書いた◇年後、容疑者Xの献身という映画の冒頭で、福◇雅◇扮する物理学者が強力な電磁石を応用した鉄球の解放装置を披露している。〕
 これは、もうりっぱな銃器並みの破壊力といえる。まして、最近はタングステンすら使うようになった。
 ことわっておかなければならないが、タングステンは磁着しないので、KーTENシステムでは使えないとされてきた。もちろん、使えないから苦言をいうわけではない。素材としての可能性はあると思っている。そこで、自らも、タングステン系の重心移動システムを作ってみた。 確かにタングステンそのものは、磁着しないが、現在の技術は、それに限りなく近いものに磁性を持たせることができる。私は、それを自制心をもって、比較的軽いルアーに採用した。(TKLMとM)いわば、メッセージとして、小さなタングステンしか使わないことにした。
 タングステンというのは、兵器に使われる徹甲弾の材料でもある。弾頭を鉛に変えて、この堅く、重い材質にすると、その名のとおり、通常弾を跳ね返す装甲でも貫通できるという。その使用には、適材適所がある。  
 
 
 ルアーフィッシングでは、フルスイングしたら、ラインが切れて、ジグがすっ飛んでいった経験をもつ人は多いだろう。だから、想像力が働いて、川などで対岸に人がいるのにジグやジグミノーをフルスイングする人はいない。しかし、プラグを投げる時は先に何があろうと、普段の飛距離で判断するから、フルスイングすることが多くなる。
 これからは、本体強度を無視した過剰な重さの移動錘を使っているルアーなら、各自壊れたときも想定して、注意するべきだと思う。なにも難しくない。ジグと同じように、前方に何もないことを確認してから投げるようにするだけだ。
 私も作り手として、いっそうの注意をしていくが、ルアー製作者の方々にも、万全の配慮をお願いしたい。(これは磁石使用のルアーに限らない。特に移動錘を使ったルアーは全て、度重なる着水の衝撃と紫外線による劣化を考慮すべき。)
 釣りで怪我することは、絶対避けねばならない。
 おわり。 
 
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2000年、3月に(株)岳洋社さんの「SW」に掲載されたものです。
 上写真は、K2F122の後内部。相当、気を使いました。
 下写真には、反転した直後のK2F122が見えます。
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 送って頂いた写真から、記念に。 ↓
 
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房総のSさんから。
混んでいる磯場から、ひらめきで旧ポイントへ。142にて。
 
 
 
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神奈川のMさんから。
河口から6キロ上流。フック3番。
アップクロスにて流芯の先に投げて
 早めのリトリーブで潜らせ
 流れに入るときにテンションを緩め
 流芯の際で漂わせて。
 
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 ありがとうございました。

モニタリング

 現在進行中のK2F122βモニタリングは、このルアーを知り抜いているはずの私にも見えなかったことを気付かせてくれます。その確認に走る日々ですが、こうした忙しさは大歓迎です。
 
 一本のルアーには、数値上のスペック以外に、使用する個々人の意志や期待感、経験によって、別の何かが現れるみたいです。
 今回のモニタリングに際しては、不親切なのは承知の上で、ルアーの詳細情報は伏せて来ました。それは、先入観に惑わされることなく使用し、ご判断頂くことを考えてのことでした。
 
 また、皆さんのお好みを無視して、カラーを一種類のみにしたことも勇気が要りました。当初はイワシカラー風のものを、との要望に迷ったこともありましたが、それだと挙動が判りづらいため、無理を言って納得して頂きました。
 これだけ大人数で同一同色のルアーが使われる機会は稀なので、観点を違えたカラーリングテストにもなります。
 そして、ご本人にとって、信頼しているカラー以外で釣ることが出来れば、本発売後には更なる戦闘能力を手に入れることになるはずです。
 
 もうひとつ正直なところ、今現在、A、Bタイプのアンケート集計と釣果を見て悩んでいます。結論を出すのは締め切りギリギリになりそうです。
 鋭い方からは、相当なことをやらなければ判別出来ないことを指摘されたりしていますし、お一人で外洋スズキ二桁の釣果があって、数の集計だけだとタイプに偏りが出てしまうこともあります。
 いずれにせよ数が集まるにつれて、ある傾向は見て取れるようになりましたが、どちらがより良いと言うより、この場合はこちらのほうが、といった具合で、まだ確信までには行き着いていません。
 
 モニターさんの中には、残念なことにルアーの片方、あるいは既に両方をロストされた方がおられますが、けっして無駄にはしませんので、記憶の中からでもご報告を頂ければありがたいです。
 あと一ヶ月少々、皆さんのご意見をお待ちしています。
 
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 頂いた写真の中から記念に…
 
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◆Jさんから
 河口近くのサーフにて。AM7時頃ヒット。
 
 
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◆INOさんから
 うねりの残る磯で、ルアーを色々換えて一時間半後、87センチ、6、7キロ。
 
 
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◆ユメナマコさんから
 かなりの逆風で苦戦の中、狙い通りのポイントでヒット。
 
 
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◆Uさんから
 房総の磯でヒット。
 
 
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◆房総のSさんから
 いつもの磯場でヒット。
 
 
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◆四国のUさんから
 これは142にて。会心のヒット。
 
 
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 皆さん、写真をありがとうございました

質問…房総でショアーから青物を

 房総のUさんからの質問です。
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 房総のショアーからヒラマサを狙い続けて三年目になるのですが、平鱸タックルの延長ではなく、専用タックルで狙い続けて一年に一本しか獲れてません。
 …略…心が折れ始めています。
 房総ではコンスタントに獲るのは難しいのでしょうか?…略…
 
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 三年に渡り努力されてきたUさんに、ガンバレば釣れますヨ、なんて一言では済まされないので、以下私の考えを述べてみます。
 
 房総でショアーからヒラマサを、とのことですが、非常に難しいというのが実感です。Uさんが今、感じられていることは私や仲間も味わった事があります。
 しかし、省みてこういう方法ならば、という提案もあります。
 
 その前に、現状ですが、雑誌やネット情報を見ると、ショアー青物は近年盛んになったような雰囲気がありますが、実際は地方でも房総でもかなり大昔から行われてきたジャンルです。
 ただし、ご存じのように、それは鱸釣りや餌釣りをしているとき、たまたまイワシの追い込みやナブラが射程範囲に来た場合が主で、プラグで届かなければ日頃からケースに忍ばせていたジグ等をブン投げて、というスタイルです。
 このスタイルが房総に定着しているのは、特有の事情もあります。
 大きくは、房総が全体的に浅い、ということ、それと、釣り場が道から近く、しかも釣り人が過密しているということがあります。
 浅いということは、元々ヒラマサや大型青物の日常の経路から外れていることを意味するので、彼等が岸に接岸するには沖の潮が差した状態で、なお小魚がいることが条件になります。
 また房総でもヒラマサの実績場所は、概ね地形的に沖に張り出しているところで比較的水深もあります。
 しかし、Uさんが出来れば有名場所を避けたいという気持ちも判ります。一級ポイントは他の釣法(生き餌、コマセ)と競合することが多く、ルアーを自由には振れないでしょう。
 まして青物が回ってきたという情報が流れれば、立ち位置の確保するだけでも大変になります。
 
 そんなこんなで私も仲間も、いつのまにか青物を狙うのは、たまたま目前にその可能性を見付けられたとき、になっていきました。
 この方法だと、ヒラマサはともかく、ポピュラーな、イナダ、ワラサ、ショゴ(小型カンパチ)のチャンスはけっこうあります。
 
 それに確実な情報では、ミノーで10キロオーバーのブリが、ヒラスズキ場所で獲れています。
 ブリはたまにですが、浅い濁りのあるところにも入って来ることがあり、驚かされます。
 先のブリは相当苦戦したようだし、磯で青物にラインを切られた経験のある方は、もっと強力な専用タックルであれば、簡単に獲れたのではないかと思いがちです。
 ですが此処にも房総特有の問題があります。10キロオーバーを釣った状況を知ると、そこは根だらけの浅い磯で、もしもドラグを上げてケンカファイトをしていたら、果たして獲れていたかどうか判らないのです。スズキタックルのやんわりしたやり取りが功を奏した例だと思いました。
 
 Uさんにとっては何か夢の無い話が続いてしまったかもしれません。しかし、こんなことに負けて欲しくないことと、ぜひ専用タックルでという漢なスタイルは好きなので、可能性も書いておきます。
 
 現在では、沖で釣れているヒラマサ(青物)の情報は容易く入手出来ますから、まずそれを目安にします。
 注意したいのは岸からの場合、沖で爆釣しているからといって良い日だとは限りません。重要なのは、彼等が回遊しているという事実と、その季節、期間です。
 沖で魚が大量に網に入るような日は、返ってショアーでは不利なことが多いものです。
 岸からでは魚は小さな群れで散ってくれているほうがチャンスが増えます。
 
 そして、回遊している期間内に、思い切って渡船で、得た情報に近接している実績のある沖磯に渡ることです。初めから地磯に拘ると、ヘビータックルに疲れて、朝、夕の一時だけとか早々と諦めてしまうことが多くなりがちです。
 沖磯に渡ってしまえば、簡単に帰ることも叶わず、辛いこともありますが(パイオニアとはそういうもの)投げ続けるしかなく、その内に最も大切な「時合い」に出会うかもしれないのです。
 一日中釣れ盛る大型魚はいないので、(特に青物は)体力でペースを定めて、休み休みでも良いので、とにかく諦めないことです。二人で行くなら交互がお勧めです。
 ルアーは様々なジャンルのルアーをマメに替えて、その日の相性を探ってみて下さい。(飽き対策にもなる)
 良いニュースをお待ちしています。 
 

アンケートの受付について

 K2F122βのアンケートについてお知らせします。
 予定している8月頃の本発売の製品に、頂いたアンケートの内容を反映させるために、段階的に締め切りを設けます。
 製作の準備に、ある程度の日数が必要なことから、出来るだけ【6月20日】までにアンケートの返信をお願いします。
 
 今春は、TVの気象予報士が盛んに天候不順を伝えていました。私の地元、外洋に面した房総でも、ロッドを振れる日が少なく、海に翻弄されていました。
 自然の営みなので、推移を見守るしかなかったのですが、アンケートのおかげで全国に目を移すことができ、そんな中でもチャンスをものにしている方々もいて、頼もしい限りです。
 
 そして、漸く天候が回復しそうなGウイークに入ります。会社は休みますが、アンケートの受付は続行しています。
 皆さんの釣行に実りがありますように。お気を付けて。
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【K2F122βアンケートフォーム】
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 頂いたレポートと写真から。
 
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 筑後川の釣友さんから
 
 非常に詳しい状況報告を頂きました。 潮汐差、約4メートル!という日に、ストラクチャーの無いオープンエリアという難しい場所での一匹は、83センチ、4キロ。  
 レポートを読むと、事前に122の挙動を確認していて、ルアーのコース、泳層コントロール、ラインテンション等を、刻々と変わる流れや潮目の状況にアジャストさせての釣りだったことが伺えます。 これは必然の一匹でしょう。
 
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 Tさんから
 
 アンケートを頂いてから、直ぐ後に釣果報告が届きました。
 複雑に潮が交わる河口で、様々なルアーを試してみたそうです。そして、陽が昇って太陽の暖かさを感じた頃、同コースに122を送り込んだ一投目にヒット。
 
 実況中継のようなレポートなので、私も楽しめました。
 
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 NAKA―Gさんから
 
 河口のデイゲーム、ウェーディングで、2匹のタイリクスズキ。写真は叉長75センチ。 アンケートにも丁寧に記述して頂いて、ルアーに望まれる条件がよく判りました。
 
 よく釣る方に共通しているのは、今、ご自身がやっている事を客観的に把握できていること、だと思いました。
 予定されている磯釣行でのご報告も楽しみにしています。
 
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 ガシガシさんから
 
 晴天時、波高2メートルでの沈み根のあるゴロタ場で、ヒラ60クラスを7匹!ヒラセイゴは多数、という釣果。釣り過ぎです。(笑い)  
 注目したのは、沖合でのヒットが多かったわりにフッキングミスがほとんど無かったこと。
 通常、中、小型サイズが連発するときは、バラシ頻度も上がってしまうのですが、過度のロッドアクションを避け、落ち着いたリトリーブをすることで回避しているようです。
 相当、釣り慣れていないと出来ないことです。
 
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 皆さん、ありがとうございました。
 
 それと、これは122βのモニターさんにお願いなのですが、これから写真を送って頂く場合、ラボに表示してもかまわないハンドル名等を併記して頂けるとありがたいです。
 また、もしも写真掲載不可の場合は、その旨を明示して下さい。
 
 142アンケートのときにも感じたことですが、真摯なご意見とご感想、その文章量と内容には、期待以上のものがあります。私もそれに応えるべく気合いを入れ直しているところです。 

頂いた写真から

 K2F122βをお届けして間もないのに、もう幾つかアンケートの返答があり驚いています。
 釣果に恵まれた方にも、釣れなかったけれど詳しい使用感を記述して頂いた方にも、感謝しています。
 おかげさまで少しずつですが、皆さんにとってのK2Fの姿が、私にも見え始めているところです。
 
 今回はせっかく早期に写真を頂いているので、中から数点を選んで此処に掲載させて頂きます。
 アンケート内容は、個人が特定されるような形でそのまま掲載することは無いのでご安心下さい。必要なときにはご本人にお断りしてからにします。
 142の時のように、いずれ私の責任でまとめて全体像として発表したいと思います。
 
 そして、頂いたアンケートには、必ず私が数日以内に返信しています。(受け取り確認)もしも、送ったのに当方からの返信が無い場合は、何かしらの事故が考えられます。もう一度送って頂くか、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。よろしくお願いします。
 
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 徳島の、ねめさんから、荒れ気味の地磯から引き出したヒラスズキ、82,5センチ、6,5キロ!の写真を頂きました。
 その日に釣行することになった動機をお聞きすると、あらためて会心の一匹に巡り逢うときの何か?が見えてくるような気がします。
 アンケート内容、釣れた状況等も詳しい記述なので、情景がよく解りました。
 
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 東京のKさんからはボートフィッシングでの釣果を。
 バチ抜け狙いでの釣行でも、実際のベイトは9~10センチのイワシだったそうです。122のボリュームからするとマッチは?となるのですが、Rベイトとの併用で爆釣!その中の筆頭は122での72センチ。
 春でも、中、大型のルアーが、状況次第で活躍するということが嬉しいです。
 
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 千葉のHさんからは荒れ気味の海での磯マル数本の写真を。
 レポートは既に二回目で、行きたいところに行けなかったり、崖から鹿が落ちてきたりと、釣果に至るまでのドラマを楽しく拝見しました。
 
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 北海道のかんぺさんからの写真。これはK2F142での釣果です。海アメマスと海サクラマス。
 最初、これを見たときは何のルアーなのかピンときませんでした。普通、このアングルからルアーと一緒に撮ると、魚が小さめに映るのですが、142を銜えてなお迫力ある魚体!
 
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 皆さん、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。