エッセイSW,岳洋社

 四年前(95年)、魚が好きで堪らないといった感じの海洋生物の研究者と会う機会があった。彼に、あるヒラスズキの事を話したら、笑われたことがある。
話が佳境に入り、私はつい、同魚種でもたまに性質どころか性格が異なるものがいる、と ...

K-TEN SECOND GENERATION,K2FK2F142,開発状況

 今日は、大きな魚や根掛かり時に、強大な力の掛かる腹部のアイについてです。
Fショー発表から、トライアングルアイの熟成が進みました。少しラウンド化して、後ろに近いほうのみ太くしました。
力は少しでも根元に近いほうで受け ...

エッセイ週刊つりニュース

 今まで、国内の釣行記は幾つも専門誌などに発表してきたが、海外での経験を話したことはなかった。(96年時点で) 理由は様々だが、主に私の志向が、リゾートのガイド付きの釣りとは離れているせいだろう。
そこで、今回は、大物の話はと ...

エッセイSW,岳洋社

   ◇ギャップ一
大阪の夜、編集長との泥酔中の約束から始まった、このエッセイだが、本来の私は文章を他人に読まれることが、大の苦手なのだ。
高校の時、滅多に提出したことがない作文を、突然、ことわりもなくクラスメートの前 ...

OTHER2

ほうっておけば、いずれ忘れ去られる話なので、ここに記しておきます。
今は、ルアーの動きを現す言葉として定着した、ウォブンロールについてです。これ、初めて命名したのは、旧アングリング誌(昔は最先端を標榜する専門誌だった)の当時の ...

エッセイ週刊つりニュース

 砂浜のルアーフィッシングでは、ポイントが絞れないとき、しばしば浜の続く限り歩いてしまう。
ウエイダー姿で何キロも歩いていると、先行者の真新しい足跡を幾すじか見つけた。目で辿ると霞むような遠くに人影があった。
この足を ...

エッセイSW,岳洋社

 先月のNZ遠征では、船に十日も乗りっぱなしであったが、荒天に阻まれて三日しか満足な釣りができなかった。
本命ポイントは外したものの、そこはさすがにNZ、初めて行ったミドルセックスバンク(スリーキングスの先)というところでは、 ...