BKRP140 リップルポッパー R3

BKRP140

BKRP140リップルポッパーをリファインしました。二十数年前の初代から改良を重ねて、金型を作り直すこと三回目になります。(写真上が新型、比較のため下が現行旧型)

既に好評な能力はそのままに構造全体を高精度化して耐久性の向上と飛距離の安定化を図り、またK2シリーズから数種の高機能をフィードバックしました。
さらにR3から初採用する左右非対称レールによって、着水後のスチールボールの戻りまでコントロールしています。僅かにですが自動的にボディが動くことで初動を助けます。

現在、9月中旬の発売に向けて制作中です。

リップルポッパーは歴史の長いルアーで固定ファンも多いことから、本質的な挙動を変えずに改良することが難題でした。
鉄球は同数同重量、角度をつけた磁石前に鉄板挿入で磁石割れ、磁力調整を。
ワイヤーのアイ近くには補強ピンを追加。 ABSボディの適所を肉厚にするなど、通常の新製品以上に中身を変えながらも外見はほとんど変わらないというルアーになりました。

また改善のため肉厚部分が増え2グラムほど重く42グラムになりました。重心移動するオモリ重量は同じなので、これだけなら飛び姿勢には不利になりますが、K2シリーズで培ったノウハウで飛距離の安定化にも成功しています。

しかし本当の問題は他にありました。
金型が高精度になったことで左右差が無くなり、当初アクション初めの切っ掛けを得にくくなってしまいました。 左右どちらから動こうか迷いがある感じでした。
ハンドメイドや細身のルアーとかは、いくら真面目に作っても微妙に歪んでいたり、どちらかに反っていたりして完全対称形にはならず、それがかえって泳ぎ出しには有利に働きます。例えばリップレスのBKLM140では最小の水受け面でも動くように、外部をわざわざ左右非対称にしたぐらいです。
また人が歩き出すとき、どちらの足から踏み出すのか、癖付いていることもスムーズに歩き始めるには重要です。左右完全対称だと困ることもあるのです。

今作では内蔵した二つの構造を持って、高精度、重量増でありながらも動き出しを鋭くすることができました。一つはメインウエイトが着水後戻るときの力を利用して強制的に二個目のウエイトをブレさせることで。(写真、上から見たウエイトルーム。S字状) もうひとつの方法は内緒にさせてください。

三代目リップルポッパーをよろしくお願いします。

Posted by nino