落とし穴

 釣友に今シーズンのヒラスズキの悲喜交々の結果を聞いているときでした。
 何故か釣れていないという釣友に、それ直撃してるかもよ?と私。大抵は自分も経験してきた道、身に覚えがありました。
 
 ゴロタ場や回遊待ちのできるポイントではなく、しっかりとした地形があり、魚の付き場が明確な場所でのことになりますが、ふたりで不調の原因を探ってみることにしました。
以下結果です。
 
 限られた休日とはいえ選んだ場所も問題ないし、絶好の日並に釣行してもいる。この10年コンスタントに釣ってきてもいる。使用道具も良くなり、キャスト精度も向上して、何より何度も魚の釣れたピンポイントを知っているのに。それでもいまいち。
 
 例えばあのポイントは、かつてギリギリ届くところだったのに、今では余裕で届くばかりか様々なルアーを使ってそこの泳層まで調節できるようになりました。当然、余裕のあるルアーでピンポイントを狙います。
 しかし、ここに落とし穴があるのです。特に磯のヒラスズキの場合、好みの付き場所は限られています。知れば知るほど狭くなります。それが時と場合によっては誰でも釣れる簡単な魚と言われる所以なのですが。
 
 そこで、もしもここにテニスボール大の鉄の塊を投げ入れたらどうなるでしょう?間違いなく逃げるはずです。でも10M離れた場所ならばどうでしょう?逃げないかもしれません。
 頭の真上に何か投げ入れるのならば、どのような大きさ、重さのものを、どこまでの深さまでズボッと達するのか想像してみるのです。メダカならパラパラと落ちるものには寄ってきますが、わずか5ミリ大の小石だと散ってしまいます。
 相手が逃げないで追ってくる大きさ、重さ、相手のとの距離というものがあるわけです。そして、それは海況によって変化します。
 
 飛距離に余裕のあるルアーはたいてい重めです。中には勢いよく着水すると、水中にも盛大に水泡を纏って恐ろしいほど深く突き刺さるものまであります。そんな物体を直撃させて、食えとは無茶です。そういうものは通過させて使うものです。
 下手な時釣れたのは、キャストが乱れて丁度良いところに着水したからです。キャスト精度が向上したからといっても、ポイント頭上直撃は避け、その日の海況とルアーの質量、性質から、寄って来るであろうギリギリのところが本当のポイントになるわけです。
 
 不調が改善されますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です