K2F122MS(T08) 発売予定

K2F122MS,新製品,開発状況

 お待たせしました。
 K2F122MSは順調に仕上がり、今月20日前後には出荷できる運びとなりました。
 
 仕様は現行の20グラム(2番フックを装着)より1グラム軽い19グラム。3番フックが標準で付いています。
 それでいて飛距離の低下がないように工夫してあります。
 
 そもそも、122のモニター販売のときに3番フックを同梱してアンケートを集計した際、好評をいただいたことから始めた企画です。
 
 泳層をわかりやすくイメージすると、
 
 トップの      TKRP
 
 次に        TKLM
 
 今回の      K2F122MS
 
 現行の      K2F122
 
            K2F142
 
            K2F142T2
            BKF系(125だけは浅目です。)
 
 と、なっています。
 
 度々このラボ内でご説明してきたように、この泳層はラインの水面との角度や太さ、スピード、海水濃度、流れ等により、互いにクロスする場合があります。
 全体的に現行122より少し上をトレースできると思って下さい。
 
 さらに泳層を浅くしたいときは、一ミリ程度リップを削っていただいても問題ありません。調整は角度の浅い現行のリップより、こちらのほうが簡単です。
 寝かせてあるリップ(現行)の場合は、よほど左右対称に削らないと、片方向に逃げやすいものです。
 
 
 フックの標準を3番にしたわけは、泳層を上げることもありますが、このサイズで強気の2番フックだとオーバースペックの場合があることからです。
 さすがに2番フックは掛かってしまえば安心ですが、タックル強度やフィールドの状況で、そこまで強引なやり取りを要求しないとき、またフッコクラスが多数混じるときには、細軸のほうがフックアップ率が向上します。
 
 今まではそうしたとき、現行品にそのまま3番フックを換装していたのですが、ローリング系の動きが必要以上に強まってしまいました。
 今回のMSはリップを立てたことにより、ウォブリング系の動きが強まっています。そして3番フックにフィットするよう調整してあります。
 (反対にMSに2番フックを付けると動きは抑えられます。好みでお試しください。)
 
 引いた感じ(テンション)は142の約80パーセントです。それは現行、今回のどちらも同じ設定です。
 どうぞこの秋はその性能をぜひお楽しみ下さい。
 なおリップの背面に小さくMSと浮彫して、夜間手探りでも区別できるようになっています。

Posted by nino