K2F122…AとBのこと

 K2F122は、ほぼ全国に初回分を発送中です。
 
 
 モニタリングにご協力頂いた皆さんには、例のAとB、どちらが市販されたのか気になるかと思います。
 其処に至る経緯は後に書きますが、今発送中の122は、Aベースという言い方が正確かもしれません。
 決定にあたって、Bを押して頂いた方々の声が響いてきて、それが少なくないものですから躊躇いはありました。
 
 しかし、元より覚悟の上で行った事なので、本当の結果はこれから122がどう働くかによるものと考えています。
 
 
 簡単にAとBとの違いについてまとめると、AはRユニットの負の部分が出ないところまで可動質量を落としたもの。
 BはRユニットの可動部分の重さをその変わり目から、わずか0,2グラム増やしたもの、でした。
 
 以前書いたように、僅か0,2グラムというのは、塗装の誤差分ぐらいしか数値上の違いは無いのですが、私や、使い倒しているテスターが、明確な違いを感じるギリギリの重量差ともいえます。
 
 ルアーの部位によっては、0,2グラムどころか数グラム変えても全く変化の見えないものもあり、122でもRユニット以外のどの部位に、その差を与えてもさっぱり変化は見えません。
 それが回転運動するユニットを変える(あの位置に限るが)と、如実に違いが出てきます。
 
 実際、あれだけのモニタリングを集計すると、釣果にもある傾向があることが確認されました。
 それは、万能のAに対して、条件的にハマルとBが上回るというものでした。だから絶対Bと言う方もいるわけです。
 これ以上は私や会社のノウハウとして大切にしたいので、ご理解頂きたいのですが、もうひとつ。
 ユニットの力を強めると、0,2グラムの差以上に飛距離にも影響が出てしまうことがありました。それは、投げるのにあまりコツを必要としないAに対して、Bのほうは飛行中にユニットが暴れる投げ方をしてしまうと不安定になるのです。
 
 今は皆さんのおかげで、その解消方法についてのアイデアがあるので、いずれB以上に強めた場合も、あらゆる点で不足が無くなるはずですが、今回は万感の思いでAベースに決定したわけです。(市販品は完全にAと同じというわけではありません)
 
 
 モニタリングについてのご意見も多数頂き、その中にもっと違いがはっきり判るものにしたら…とありました。
 しかし、そのような違いならば、私やテスター数人だけで足ります。せっかく多数の皆さんの協力を得られるのなら、もっと高度なことを知りたいと思いました。
 それぞれ別の考え、好み、の向かう先にひとつのルアーがあり、経験を共有することによって、新鮮な何かが見えてくるのです。
 
 
 また、カラーリングを皆さんの好みを無視して単色としたのは、カラーからの影響を除外するためでもありましたが、(塗り直した方もおられました)反面、本当のカラーリングテストにもなったわけです。ある時期、数百人が同じカラーのルアーを投げるなんて、滅多にないですから。
 
 
 スタッフと、私と、皆さんの子供であるK2F122は、無事巣立ちました。どうかこれからも見守り育ててやって下さい。
 
 
 追記…現在の122のT値(テンション)は純海水中で数値を計ると142T1と、ほぼ同じになっています。
 大、中、どちらでも引いた感じは、あまり変わりません。未だ先ですが、122にも次の展開が待っています。 

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