不思議

K2F142

K-TENセカンドジェネレーションの第一弾、K2F142の発表時、本発売前に先行して限定モニター販売という方法を採用してみました。
今思い返すと、全て順調だったわけではなく、不慣れなこともあり、ご迷惑をお掛けしたりもしましたが、いつもモニターさんの暖かい応援に助けられました。
何より、普段はお会いできない皆さんとメールやTELでお話できたことは、非常に貴重な経験でした。

最近は大型ルアーのシーズンに入ったらしく、また当時のモニターさんからの釣果報告が増えて来ました。とても励みになります。

そして、ますます思いを新たにしたことがあります。
モニターさんやユーザーさんから、かつて何かしらのご報告を受けている場合、どうやってその一匹に辿り着いたのか、身近な仲間内同様に、ある程度わかるので、とても不思議な気持ちになるのです。

先日もモニター期間中には釣れなかったけれども、ついに142で自己記録を更新したという詳しい内容のメールが届いた時、私も思わず机をコブシで叩いていました。彼の長かったそこに至る過程が想像できるからでした。

ルアーフィッシングを続けていると、必ずいつか特別の一匹にめぐり逢います。 先に不思議だと言ったのは、その一匹から時間をさかのぼってみると判ります。 選んだルアーと対象魚が遭遇した座標はただの一点。しかも当然、何月の何日、何時、何分、何秒ピッタリにです。この瞬間までは魚も人も互いに動いているわけですから、そこにジャスト双方が、居た、ということは、かなりの部分で偶然の重なりによるものです。
狙って戦略的に選んだ場所にルアーを流したからといえばそれまでですが、そもそもその日に釣行できた理由は?
それに車で信号に何度も捕まり、着いてから友人と話したり、一服したり、ため息を漏らしたりして時間はズレていきます。絶対のタイミングなんてありません。
また、先週バラシたから意地で来た、それではそのバラシが無かったら?
また、やっと取れた休みだから、たまたまというのもあるでしょう…。

一匹が釣れた結果から見れば必然ですが、それは別名、奇跡、とも言えるのです。
皆さんからメール等を頂くようになってからは、それが平等に、多くの場合で突然に、誰にでも起こり得るということが実感できるようになりました。

いずれK2F122でも、また皆さんのモニタリングに頼ることになるでしょう。そこでの出会いや再会を楽しみにしつつ、今秋冬シーズンの皆さんのキセキを願っています。

Posted by nino