メダカ、元気の素

生き物

 これはグットアイデアかも?次作のルアーに応用できるかも?そう思ってガンバッテみましたが、どうも実釣で試すと具合が悪い。長時間掛けただけに凹みます。
 こんな時、我家には慰めてくれる人はいません。ペットもいません。他人の家の放し飼いの猫や犬が我が物顔でのさばっていますが。
 不意の来客もあり、数日何処にも出掛ける気が起きなくて、日がな一日、庭のメダカを眺めて過ごしていました。
 その間に睡蓮がふたつ咲き、トンボが羽化していきました。
 
 この頃、漸くメダカの稚魚が目立ち始め、この分だと今年もほとんど手を加えずに勝手に補充されそうです。
 七つの睡蓮鉢と、二つのプラ箱が外飼いで、一つだけ小さな水槽は室内に入れてあり、それぞれの環境が異なるので、昨年同時期に生まれたメダカとはいえ、体型や活性には差があります。
 
 この中で、毎年適当な匹数を自然に維持している鉢は限られています。
 まず、餌をやると、ナブラもどきの荒食いをして、巨メダカの多い鉢には稚魚は見あたりません。環境が良いらしく、産卵は活発ですが、それ以上に食欲も旺盛なので、孵化したらアッという間に親に食べられちゃいます。
 私が手を加えないと、次々と寿命を迎え絶滅してしまう鉢です。
 
 また、ほとんど陽が差さない北側に置いた鉢のメダカは元気が今イチ。痩せています。たまに数匹の稚魚が目前を横切っても追うことすらしません。
 放っておくと段々減るので、この鉢には毎年、活性の高い鉢から卵の付いたホテイアオイを一回移すことで数を維持しています。
 
 どうやら外の放置飼いでは、環境が悪いことはもちろん、良すぎても一定の数を維持できないようです。
 活性もほどほどで、適度に共食いをして、5、6ミリになるまで親から逃げることができた元気な子だけが残るというわけです。…
 だからなのか、こうして世代交代を繰り返した我が家の外飼いのメダカ、強いです。夏は40度!冬は氷の下で生き抜きます。ヤゴやエビ、それと猫や野鳥と戦い勝ち抜いてきました。
 それが内飼いのメダカだと水温が5度~35度の間にないと逝ってしまいます。内飼いから外飼いに移すと、しばらくは水温管理してやらないと、真っ先にヘバリ弱いです。
 彼等の活性について、PHとか水質の事を言っていたらキリがないので、元気の素をひとつ上げるとすれば、陽を好きなときに浴びることができ、また避けることができる、ということになるのだと思います。
 
 こうしてメダカの環境のことなどを考えていると、フッとスキー仲間のことを思い出します。
 彼は健康オタクで酒は飲まず、飲み物は若年の頃から吸収が速く人体の体液に近いスポーツドリンクだけでした。
 普段の生活ではそれで良かったのですが、旅先でドリンクが切れ、仕方なく他の飲み物を飲むと、その度に腹を壊すのです。
 人間の持つ、基本的な調節機能を使わない生活をしていると、肝心なときに困ります。
 
 それと、最近のインフルエンザの事。あのマスク。
 健康に難のある方への配慮としては大切だし、掛かってしまったら付けるべきだと思いますが、相手はウイルス。自分に病気がうつらないためにというのならば、どうも様々な点で疑わしい。この手のウイルスが好きな乾燥した冬に強烈なのを食らうよりは、症状が軽くて済みそうな湿度のある今頃に掛かっておいたほうが免疫ができて後々楽なような気がします。
 
 未だに国内死者0という問題に国政や報道がこれだけ大騒ぎするのならば、それより前に、この国で毎日!平均100人近く亡くなっている根の深いビョ―キのほうをもっと問題にすべきでしょう。
 何年も続けて年に3万。今年は3万5千に届くらしく、まだ記憶に新しい戦争並みの、異様な数字です。
 
 活性が高すぎても(バブル等)低すぎても(不況等)いずれ強引な他者の介入が不可避となります。
 メダカを眺めながら、思うのでした。
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 近所のHさんから…先日、磯マルの自己記録更新。太い、太すぎる!(本人談)
 記念に。おめでとうございます。
 K2Fが小さく見えます。 

Posted by nino