歴戦の痕

K2F142

友人のTさんに、昨年9月に渡してあったテストカラーのK2Fが帰って来ました。(ついでにその日に風邪も貰ってしまいましたが…)
本発売前からフルに5ヶ月間、使い倒して貰った一本です。実地における耐久性の確認には最適のサンプルになります。 Tさんのテリトリーは、内湾の磯周りや河川が主。ルアーは全身歯形だらけで釣果報告も申し分ありません。まさに使い込んだという感じ。
見ると着水時の衝撃で付くフックマークによって、塗装どころかプラを削り始めていますが、箔は何とか持ち堪えています。
フルスイング前提、重量級フック採用ということで条件的に厳しく、着水ショックには今まで以上に気を使ったルアーですが、これを見るとまだまだ工夫の余地はあるようです。

例えば強度的に一番問題がありそうな、尾側のフックマークですが、深くなってくると、いずれ折れるでしょう。(そこまで使う人はほとんどいないのですが。)
ある程度予想はしていたので、K2Fではフックの当たる箇所だけ肉厚を、他箇所より20パーセント厚くしてあります。そうした小さな工夫を気付かせてくれるのが写真のような使い込んだルアーなのです。
こうしたルアー達が、続々手許に集まってきたので分析中です。きっと次作のK2Fに生かされると思います。
(Tさん、ありがとう、思い出がいっぱい詰まっているということなので、後でルアーはお返しします。)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
明日から養生を兼ねて、二日ほど海の側の旅館の予約を取ってあります。ロッドを持たずに海に小旅行するのは五年ぶりぐらいです。

Posted by nino