K2F、MNカラー販売について

K2F142,限定色

以前お約束した、K2F142のM,Ninoカラー5色を少数ながら作りました。
ウェブ直販、数量限定になります。
12月15日、月曜10時受付開始、12月20日頃から順次発送予定です。 販売内容等は、タックルハウストップページ更新欄から入ればご覧になれます。【完売しています。】

レギュラーカラー初回生産分は、おかげさまで完売となっています。本当にありがとうございました。早く補充しなければならないのですが、順番として他のルアーの生産もあり、次回お店にお届けできるのは来年1月以降になります。

今回リリースする5色には、新たな定番カラー候補も含まれています。そして、モニターさんからも提案があった、フック無しでの販売を、受け入れて頂けるか知りたいということがあります。
また、少ないスタッフで個別に良い対応が出来るか、もう一度試してみたい気持ちもあります。

次に各色について詳しくご説明します。

1、マリンブルー
これはK-TENの初期から、定番であった期間が長いカラーなのです。ホログラム全盛の時代になって、いつのまにか定番落ちしてしまいました。
他の型のルアーでも何度かMNカラーとして復活して、今度のモニターカラーでも入れてありました。
地味ですが、魚種、状況を問わず万能なため、私は昔からテストでもよく使ってきました。モニター期間中に釣れた方や、緑系のお好きな方からリクエストが多く、採用しました。

2、サラシホワイト
モニターカラーの中の一色です。その後の評判、実績とも高いので採用しました。レギュラーのパールレインボウと被る部分がありますが、あえてサラシに紛れるように特化してあります。
以前、少し書いたことがありますが、見えにくいものが突然見えた時にこそ、躊躇いなく反射的に反応するという、生物全般の行動からイメージされました。
サラシがきつくても、ポイントが判っている場合、強いです。
リップ周辺の色付けは、余りに肉眼で見えづらかったのでウキのような配色にしました。もちろん暗いときでも視認性が良いので使いやすいです。

3、ミルキーウェイ、スクウィッド
クリアー系です。ランダムに模様の入った透明ホロの上に、薄く茶系カラーを吹き、その上に極小ラメをちりばめてあります。
スクウィッド、すなわちイカをイメージしたカラーです。コンセプト自体はK-TEN誕生の基本8色の中の一色ですから古いのです。
元々は、漁師の要望で加えられたカラーでした。理由を聞くと、「こうゆうもんは見慣れたものを使うに限るんだ」の一言です。そこで同船して実地で試すと、イカなんか食ってるの?という魚まで良く釣れたので採用した経緯があります。 当時のアバウトな配色を見直し、より忠実に漁師の要望を実現しています。

4、ライムバック、オレンジベリー
一見、レギュラーカラーに似ているカラーがありますが、それは不透明ベースです。これはクリアーベースになります。
派手な割に、透明ボディ部分が水中でハーフミラーとなり、実際マズメ時に使うと、海面の光、夕焼け空、朝焼け空等、外界と馴染む不思議なカラーです。テスターのたっての希望で採用しました。
またルアーマンにとっての視認性も、立派な武器ですから元々ファンの多いカラーでもあります。

5、マスク、ダークバイオレット
一見、変。よく見ても変ですが、これのイメージは稚魚です。
魚がごく小さいうちは内臓周りだけが目立ち、光が反射して、他の部位は半透明なことが多いです。つまり、弱いものの象徴としてのイメージです。
でも14センチもある稚魚って?心配ご無用です。水の上ではシルバーマスクが極端な配置ですが、水中ではルアーボディの透明部分が屈折率の違いでハーフミラーとなり、それほど分離しては見えません。
魚がこれを食おうとするとき、一瞬彼等の頭に?マークが浮かぶかもしれませんが、食い慣れたものの誘惑には逆らえないようです。その効果のほどは調査続行中です。

以上です。ご興味ある方はぜひ試してみて下さい。それに今回の販売が滞りなく巧くゆけば、これから皆さんのご要望をダイレクトに生かせる機会が増えるということでもあるのです。スタッフ一同それを望んで張り切っています。
よろしくお願いします。
なお、推奨フック等については月曜日以降、ここに追加します。…
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◇推奨フック及びリング
K2F142の標準装着フックは、カルティバST-56、2番です。
総合的に考えて選択しましたが、発売後はK-TENの血統らしく、ご自分の判断で付け換えている方も多いと聞いています。
ご要望の中には、店頭販売するルアーは、この時代、簡易包装にしてバーブレス仕様、あるいはフック無しにしたほうが良いと、強い声もありました。しかし、より多数の意見と、フックの安定供給、流通の現状等からして、もう暫く現行の形をとらせて頂くことになりました。

フック換装は、K2Fの場合、フック重量が標準とそう変わらなければ出来ます。例えば、56に比べて大柄細軸になるST46ー1番も使えますが、全体として重くなるので浮き姿勢は若干、尻下がりになります。
この姿勢はドリフト系の釣り方には合っていると思います。
ただし、フッキングには向上が見られるのですが、レスポンス、逆風下の飛距離が少し低下します。
要は、極端に浮き姿勢、浮き具合が変わらなければ色々なフックが使えます。

標準フックは、青物、ヒラスズキ等、ある程度強引なやり取りがあることを想定していますが、タックル全体がローパワーで、フックに力が掛からなければ、より細軸大柄が相応しいと思います。

注意すべき点は、フックの取り付け方向です。
写真のようにして下さい。空力、高速性能等これがベストです。それと出来ればアイに取り付けたとき、フックポイントの位置が左右対称になるフックを選んで下さい。以前は付けると片側2、もう片側が1になってしまうフックがほとんどでした。

リングは良質の5番がお勧めです。
設計上は6番まで入りますが、限度です。青物などで、アイに入るギリギリの大きさのリングを付けると、返って総合的な強度が落ちる場合があり、アクションも阻害されます。
もしも、超大物仕様をお望みならば、前後でフックの大きさを変える必要があります。現行モデルにそういったフックを取り付ける方法を、提案できると思いますので、その場合はメールを下さい。

Posted by nino