募集…あなたの思い出の一匹‐6

BKF125,ヒラスズキ

ハンドルネーム、「近所のH」さんからいただきました。
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自分にとってやがて『最高の良き思い出』となる事、間違い無いので報告致します。
2008年4月5日天気予報では波高1.5mと、房総では凪の予報でした。
朝から、これと言ってやることも無くPCで天気予報をチェックしていた所、午後からは風が南に変わるとの事でした。時間も有るし、『たまには夕マズメも良いかな』なんて思って房総地磯への釣行を決定。【自分は日の出に向かう時間しか磯に立たない】(秋~冬の河川のヨルマルは得意とするが・・・) 
ウエットスーツに着替え満潮から下げ始めの16:30頃から磯に向かい、途中顔見知りの漁師に『おっ 今日は夜釣りか、オバケに気を付けろよ!』と、冷やかされながら入磯する。
タックルケースの中の、使い慣れたBKF115、125、140のナチュラルカラーとパールベースがいつもの1軍ですが、この日は何故か限定品の派手なカラーの125イエローバックスリットホロオレンジベリー?が気になりベンチ入り。
案の定サラシはほとんど無く、小さなサラシを繰り返し打っていくが何の反応も無いまま1時間が過ぎていました。
諦めて撤収かな・・・と思いながらも陽が落ちるまで待って30分やってダメなら帰ろうと思い、しばしの休憩タイム。
18:30過ぎ、辺りが暗くなり再度チャレンジ。
その時に何となくBKF125イエローバックスリットホロオレンジベリーをぶら下げて、小さなサラシに向かい投げること3投目でした。足元のサラシにルアーが入ったかな?と思ったとたんに、ゴツンッ! キタッと思い必死にあわせを入れましたが、何か今までの魚とは違うような・・・
CPS123がバットから曲がり、ツインパワー5000のドラグはスベリます、何とか堪えて魚が浮いた時に間違い無くデカヒラと確信しました。
夢中でランディングの体制に入りますが、魚が大きくズリ上げられない・・・
大きな波がくるまでヒヤヒヤしながら魚を泳がせて待ちます(ヒヤヒヤしながら待っている時間が長い事、長い事)どうにか大きな波に乗せてズリ上げる事に成功し、最後はボガグリップでランディング出来ました。
あらためて、魚を見るとモンスターサイズにビックリです。記録更新はモチロンですが、自分はしばらく放心状態で魚を見つめていました。 
ボガ30lbで計量すると17.5lbで、全長は93.0㎝の間違い無くモンスターヒラでした。
嬉しい事は確かなのですが、何故か”やってしまった”という罪悪感にも似た感覚になりました。波高が低いのに釣行した事、普段は釣行しない夕マズメに釣行した事、撤収せず陽が落ちるまで待った事、気になったカラーのBKF125を使った事、そして、モンスターが自分のルアーを喰ってくれた事、色々な事が重なってモンスターをキャッチする事が出来ました。
帰宅しても興奮が醒めなく、その晩は3時間ほどしか眠れませんでした。数年後、この日の出来事は必ず自分にとっての『最高の良き思い出』となる事でしょう・・・
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このヒラスズキ、私も見ました。ほんとにデカイ。「近所のH」さん、報告ありがとう。写真の顔が、めずらしくコワバッテいるのも体験の大きさが判ります。

Posted by nino