OTHER…未知のままに

昨日は、内湾でルアーテスト。最近、ヘビーな釣りが多かったので、アブレの心配がない所で癒しの釣り。古くからの釣友Tさんと四方山話しながらのウェーデングです。
しかし、いつもどおりとはいかず13センチ以上のルアーだけを投げていても、反応するのは小型オンリーでぜんぶスレ掛かりだったので早々と撤収しました。
やはり、避けていたことを片付けておかないと気が落ち着かない。
先々日、若い釣友から93センチのヒラスズキをキープした(ドラマがあったようなので後日、登場願います)と聞いたので、頭部だけを貰って冷蔵してありました。解体して、耳石を取り出すためです。
この頃、ほとんどリリースなので、あの作業をするのは10年ぶりぐらいかな。(想像しない方がいいです)気が重くなります…。
それと、このヒラスズキ、まだ抱卵していたそうです。(胃が空っぽで凹んでいたので外見で判別ができなかった)やはり、個体によってかなり差がある。これはキープしないと判らないことでした。
手を合わせた後、どうにか解体を終えて、取り出しました。これ、ピンポイントで位置が判っているから良いようなもの、初めての時は、白色の中で白色の物体を探すので、時間がかかり吐き気がしたものでした。
料理でいう、鯛やカンパチのカブト割りの要領でいいと判ってからは、事後、焼き物にしていただけることもあり、幾分気が楽になりました。小さいのは出刃包丁、大きいのは鋸が安全です。 
写真を載せるのは迷いましたが、聞かれても口頭では説明しがたく危険なため、あえて、写真を反転処理して、位置が判るように載せることにしました。ここから、正確なカブト割りをすると取り出せます。脊椎に膨らんだ部分があり、この中に対になって二個入っています。 
今回の耳石を見ると、形態や大きさから、仮説ですが思い当たることがありました。しかし、それは出し渋るようですが、今は私の心の中に留めておこうと思います。証明するには、なお多数の個体をキープしなくてはならず、個体数保全の願いから、それには応えるわけにはいかないからです。
今後、たまにキープされたものについては調べてみますが、この場合、未知のままにしておくのもあり、かなと考えています。
この魚の性質。不思議です。

Posted by nino