Fテスト…風よ吹け!イヤ、チョット吹き過ぎ

K2F142,TEST等

ルアーテスト場所として選んだのは五島列島。航空券を買ってから聞いた週間予報では連日ベタ凪。意気消沈して、前日の予報は見なかったぐらいでした。  それが、飛行機に乗ってから、あれよあれよという間に低気圧が巨大化、着陸が危ぶまれるほどに。一気に波高五メートルの予報になったのです。
 今回、テストに参加してくれたのは、五島出身の都々木さん(山松木)、福岡からはエキスパートの大森さんと野辺さん(福岡SEAPARADISE)。それとTHの広報junjun。
 事前にjunjunから、シケマンこと都々木さんの案内だから大丈夫とは聞いていたものの、本当に予報を無視して荒天を呼び寄せるとは、私、ビックリ。でもこれ、チョット吹き過ぎじぁーないの?(^^;)。 ヒラスズキ釣りにはチョーありがたい、シケマンのジンクスだけど、一緒に船はカンベンです。
 翌朝早起きというのに、釣行前夜はいつも釣り談議で深酒してしまうのはお約束。三時間ほど寝て、イザ。
   一日目
 一時は大荒れ過ぎて、さすがの五島でもキツイのではないか、と心配しましたが、そこはシケマンの的確な場所選びで釣り座は確保出来ました。
 幾つかポイントを回り、テスト対象のK2F142、TKF130typeR(二本フック)等を試して貰います。逆風を突いてのK2Fの飛びに皆、驚いてくれました。でも魚はマダです。
 動きがあったのは、真っ昼間の十一時頃。全員の姿が互いに見える範囲で、思い思いの磯に散ると、ほどなく全員の動きが活発に。
 特に野辺さんのCPSの曲がりが大きい。かなり強引なやり取りをしていると思ったら、何故か途中から手間取っています。後で聞いたら、K2Fを丸飲みしていたのが、途中で口から飛び出て、辛うじて引っ掛かっていたとのこと。それにバーブレスということを思い出したからということでした。 揚がったのは八十七センチ八、五キロ(○○グリップ計測)のデップリ身厚のある五島ヒラスズキ。野辺さんの四年ぶりの記録更新です。オメデトー。
 その後、大森さんのTKF130にも良型がヒット。この日は、数は少なかったものの全員ヒット。この難しい状況下、私は大満足です。
 夜は、ルアーについての意見交換。K2Fの威力と問題点が鮮明になってきました。明日はそれを確かめねば…。
   二日目
 まだ、行き過ぎた風波が収まりません。 それにしても、皆さんの釣り方は参考になります。地元特有の実績場所を迷わず回るシケマン。でも我々に釣らそうと無言で譲ってくれているのも彼ならでは。ヤサシイヒト。 
 大森さんは研究熱心で、タフ。毎日三時間も寝てないのに精力的に動く。で、ちゃんと釣ってくる。自分のスタイルがあります。
 野辺さんは、初日のヒーロー。本当に楽しそうに釣りをして、夜は我々を語りで笑わせてくれる。手足が震えたと言ってたけど、あれは彼にしか釣れなかった魚です。
 
 朝はボチボチといったところ。欠航していたフェリーが動くと聞いて、午後から嵯峨ノ島に渡って、二時間程、海岸全面大サラシの中での釣り。
 美しいところです。私はしばらく高台から帽子を押さえながら皆さんの釣りを眺めていました。全面サラシでポイントが判りづらい。目線の高さの白波のタイミングを読めれば、なんとか釣りになるようです。シケマンがランカーサイズ掛けて、惜しくもバラシ。
 この日は、私の八十センチぐらい、五キロぐらいのヒラが大きい方で、特大は出ませんでした。でも、ルアーテストには相応しい日でした。何を投げても釣れるんじゃ、意味無いですから。
 
 というわけで、フィールドテストとして有意義な釣行でした。TKF130typeR(二本フック)は、このまま出しても大丈夫だし、K2F142は、新たな可能性があることにも気付くことが出来ました。実現するのは私の責任。  
 都々木さん、大森さん、野辺さん、五島の友人の皆さん、お世話になりました。junjun、ごくろうさま。また、お会いしましょう。
 五島の手延べうどん、旨いです。

Posted by nino